2001年6月30日(土) 若葉マーク |
2001年6月30日(土) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 前回の札幌道劇で唯一心残りだったのは、わざわざ770円(^_^;)もかけて札幌中央郵便局留で送ったにも関わらず、疲労と不摂生による体調不全で夢野ひなたちゃんにリボンを投げようという気分になれなかったこと。その借りを返す最後のチャンス、土曜日の楽日に札幌道劇に行ってきました。 |
まあ、そういうどこまで本気か分からない冗談(苦笑)はこの程度にして、ここからは本音で。これまでの私のペースでいけば、当然今週末も往復夜行特急を利用した泊まりがけでの札幌道劇2連チャンとなるべきなのですが、それを阻む強敵が出現!金曜日の夕方に私の職場の職員住宅の草むしりが行われる予定が入ったのです。これまでの経験から云うと、草むしりの後には雑草の花粉や舞い立った土ぼこりで目は充血するわ、雑草の棘や汁で皮膚はかぶれるわ、ヤブ蚊に刺されてあちこち痒くなるわで、毎年見るも無惨な容貌になってしまうのです。そういう奇っ怪な姿のままで夜行列車に乗るのは気が引けたし、金曜日が雨天の時は翌土曜日の朝にに草むしり作業は順延になるので、土曜日の午前中までは自宅で待機している必要があったのです(出来ることなら何か理由を付けてサボりたいのですが、誰がいて誰がいないかすぐバレる社員住宅だとそうはいかないんですよねえ(笑))。そういう事情ならば、土曜日はほぼ全日草むしり後の治療と静養に充てて、土曜日の夜行で札幌へ行って7月頭(上旬)の初日だけ観て、日曜日の夜行で釧路に帰るという札幌0泊(車中泊2日)プランも頭に浮かんだのですが、7月のJR北海道のダイヤ改正で廃止される夜行特急おおぞら14号の最終便と新たに運行される夜行特急まりもの第1便を利用するという鉄道マニアの気の多少ある某支部長なら喜びそうな旅程よりも、やはり可能なら6月結(下旬)の公演、特に夢野ひなたちゃんが初めてトリを勤めるステージ、をもう一回観たいという欲求の方が勝りました。もっともこの欲求も前日にボーナスが支給されて(すぐ消えてなくなるのが分かっているにもにも関わらず)懐が暖かくなったからこそ実行しようと思い立ったのですが。そんな直前に思い立った旅程なので、JRの切符を購入するだけで精一杯、日頃利用している格安ホテルはどこも満室で、仕方なく土曜の宿は札幌では初めてのカプセルホテルに。あまり眠れそうもないと思うけど、夜行特急の座席で寝るよりはちゃんと眠れるでしょ? 心配した草むしりは予定通り金曜日に実施されたものの、今年は雑草の生長が例年より遅く花粉の飛散も蚊の発生も少なく、また身なりを工夫して草と直接触れないように努めたのもあって、予想された症状はほとんど発症せず。こんなんだったら金曜の夜行にすればよかったなあ、と思ったものの、今更変更する気力も湧いてこず、変更せずに土曜昼の特急で札幌へ。久し振りに載った昼間の特急、車内販売のワゴンがなんか新鮮です(笑)。土曜日にしてはそれほど混んでいなかったのもあって快適な気分で札幌到着。早速、南3条のカプセルホテルにチェックイン、カプセルホテルのロッカーってやはりどこも狭いんですねえ。これじゃリボンの入った袋はとても入りきらないや、しょうがないから道劇に持っていこう、というリボンを持っていくための口実作りの儀式を済ませて(実際にやるところが私らしい…)道劇に向かいます。 今週の香盤を再掲; 1.広末順子 ソロ とここまで書いてきて、なんかリボンの話しか書いていないことに気付いてしまいました。「どこまで本気か分からない冗談(苦笑)はこの程度にして、ここからは本音で」なんて書いておきながら、冒頭に書いた通りリボンを投げに来てるのがバレバレの日記です(苦笑)。広末順子さんのオープニングの衣装に私が愛用しているカールリボンを連想しちゃったり(あ、これもリボンネタだ(^_^;))、早瀬みなさんの髪型が変わったことを今頃気付いたり、森田久恵さんがオープニングで着ている道着の背中のマークが彼女が脚にしているタトゥーと同じ文様(文字)なのに気付いたり、コント道劇座のコントは4回目は遭難者と救助隊のコントの再演なのが分かったり、木下りり子さんと早瀬さんのポラを撮ったりと、前回の日記に書き足したいこともあるのだけれども、ここまで来たら今日はリボン日記にしちゃいましょう(笑)。 ひなたちゃんの2回目のステージを観て、ベッドでリボンを投げるタイミングを再確認。休憩時に慌ててリボンを準備、なんとか間に合って、3回目はトップの広末順子さんからは普通のお客さんのふりをして真面目に観ますが、早くも少しドキドキしています。これでも6月10日に初めて投げた時よりはかなり落ち着いてはいるんですが。あれから職場の会議室や階段の踊り場である程度の高さに向かって投げる練習を積んでいるので、ちょっとは自信が出てきたのですが、いざ本物のステージ、そしてその前に座るお客さんを観ると、緊張は隠せません。ただ、幸いにも土曜夜の割にはお客さんの入りは今ひとつ、下手ステージ寄りの席に座るお客さんは疎(まば)ら、これなら合間を縫って投げられそうです。ひなたちゃんのステージが始まりました。下手のステージから客席に降りるステップ(そういえば、道劇チームでのフィナーレがなくなってこのステップが本来の役目を果たさなくなってから1月以上経つんですねえ)にリボンを置いて待機します。かねて用意していた若葉マーク(初心者マーク)のワッペン(自家製)を胸につけます。踊り子さんやお客さんに自分はリボン初心者なんですよとアピールして多少の失敗への免罪符代わりになればというのが半分、後の半分は…ネタかな(笑)。客席の後ろを見ると常連さんがずらりと並んでいます。周りの状況がほとんど見えていなかった初めて投げた時よりはそういう余裕が出てきたのはいいんですが、それを意識するとやはり恥ずかしいし、失敗できないとかえって緊張しちゃいます。よく見ると普段は日曜にしか来ないひなたちゃんファンのTさんまで来ているし、これはますます失敗は…(^^;)。そんな風に自分で勝手にプレッシャーをかけたのがモロにリボンに影響したようで、練習での出来とはほど遠い出来です。空中でてんでばらばらの軌跡を描きながら失速していったかと思えば、次にはステージすれすれに水平に飛んでいったりと、これまでの練習はなんだったんだ?と思うようなものばかりです。その失敗を次には取り返そうという焦りでリボンを握るのにもたついて、それを挽回しようと焦りながら投げるので更にひどい結果に…という悪循環。オープンショーの頃には投げるタイミングも確かめないまま投げて、後で常連さんから窘(たしな)められてしまいました。ひなたちゃんが驚いた顔をしているのは分かりましたが、それに対する反応すら出来ません。今だからこうやって冷静に分析しながら書けますけど、無我夢中ってこういう事なんですね。 3回目のフィナーレ後、残ったリボンをみると残り僅か、これでは今投げた分を巻き直さないと次の回に投げる分には足りませんね。ロビーでリボンを巻くのは避けたかったんだけどなあ。仕方ないから、4回目の相沢雅さんのステージまでかかってなんとか巻き終え、客席に戻ります。うーん、清野麗可さんの最後のステージ見たかったよー(;_;)。今度はさっきほどは緊張していません。開き直りの心境かな(笑)?そうしている内にトリのひなたちゃんの最後のステージ、リボンを握るのにもたついたときは一回に握る本数を減らす、焦ったときには無理して投げない、でも投げるときにはタイミングを計って、に注意しながら投げるようにしたら、相対的に、あくまでも3回目の酷かった出来と比べるとですが、今回は少しはましです。リラックスしながら投げられたような感じです。もっとも、軌道が低いのは直ってませんが。これならリボン実戦2日目にしては及第点かな?と思いつつ、オープンショーの最後の1投、航空自衛隊の編隊飛行が失敗して空中衝突して墜落したような軌跡、要するに大失投、最後の最後でこんな失投をやらかすとは…。ひなたちゃんゴメンナサイm(_ _)m!これがコントならならこういう森さんのボケに早川さんが「ンな訳ねえだろ!」と突っ込んでチャンチャンなのですが、リボンでは誰も突っ込んではくれません(^_^;)。心なしか、終演後のアナウンスが多少笑いをかみ殺していたような気が。 まだまだ修行が足りませんね。明日から山に隠って特訓!というわけにはいかないんですよね。こういう未熟な腕前ながら明日もありすちゃんに向かって投げねばならない、明日こそは…と根拠のない決意を胸にカプセルホテルに戻ったのでした。 |
そんな根拠のない決意を秘めた日曜日の顛末は、項を改めて。 |
2001年07月03日 03時16分36秒
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2001年6月24日(日) 三都めぐり・第三の都 |
今回の三都めぐりの遠征、締めくくりはやはり本拠地・札幌道劇です。でも、案の定疲れてしまい、やりたかったことはあまり出来ていませんが。 |
2001年6月24日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 前夜、黄金劇場から戻って、ホテルで就寝したのが午前1時頃、で起床は午前5時。4時間弱しか寝ていませんが、それでも目覚めは気持ちいいです。前に渋谷のカプセルホテルで同じ時間に起きたときはとにかく眠かったのですが、どこが違うんでしょう?きっと、狭いカプセルの中で光を遮って人工的に闇を作って寝るのと、カーテンを開けたまま寝て刻々と強まる日射しの中で自然に目が覚めるのとでは、身体に与える効果が全然違うのでしょう。身支度をして予定より早く6時前に颯爽とホテルを出ます。フロントの従業員さんがまだ寝ていたのかなかなか現れませんが、この機嫌のよさでイライラしません。京急線を横浜−京急蒲田と乗り継いで羽田空港に到着、意外と早く着くんですね。空港の搭乗口前で朝食を摂っている最中、急に頭がズキズキと痛み始めました。この痛みは…、考え得るのはアレしかないと思い、カバンを探ってみるとやはりアレでした。1日2回常用しているクスリ(やばくないクスリですからね、一応)を服用するのを昨日の慌ただしさにかまけて丸一日忘れていました。服用を長時間忘れると頭痛が起こるんですよね。もっとも、頭痛がするなんて身体にとっては尋常ではない状態が起こっていることの警報なので、慌てて昨日飲むはずだった分と今朝飲むべき分をまとめて飲みます、ホントはいけないんですけど。頭痛は取りあえずは治まりましたがまだ鈍い疼きは残っています。せっかくの快適な朝もこれでおじゃんですねえ。 7時台の便で千歳空港へ、そして札幌へ。まだ頭痛から由来する疼きは消えません。そろそろクスリが効いてくるはずなんだけどなあ。札幌駅近くの郵便局で局留にした小包を受け取ります。6月頭(上旬)と同じくリボンを自分宛ての局留にしておいたのですが、ちょっとこの体調では投げない方がいいかもね。夢野ひなたちゃんに投げて驚かそうと企んでいたけど、きっと痛みを我慢しながらしかめ面で投げてもつまらないよな。とは言え、これからの回復如何では何とかなるかも?と思いちょっと重いその袋を提げて西3丁目の通りを南下してススキノに移動、ミスドで早めの昼食を摂り、ついでに夢野ひなたちゃんへのファンレターを執筆。1ヶ月ぶりに札幌道劇に戻ってきたのだし、初めてトリのステージを勤めると云うことなので、何かしら祝意を伝えねばならない気分になったのです。でも、冷静に考えると、なんか最近ファンレターばかり書いている気がするなあ(苦笑)。しかも書くたびに相手が変わってるし(^_^;)。この浮気性は親譲りなのかしら? ファンレターも書き終え、ミスドの店員さんももうコーヒーのお代わりを勧めに来なくなったので(^^;)、道劇に向かいます。到着は開場5分前、先客は5名くらい。昨日の渋谷道劇と違ってみんなてんでばらばらに立っていますが、みんなここの常連さんだし、このくらいの人数だと誰が一番先に来て次が誰で…なんてのはなんとなく分かりますから、自然と順番通りに入場していきます。こののんびりしたムード、まだ開場前にも関わらず、札幌道劇に帰ってきたなぁ、なんて気分が高まります。「指定席」をキープしてロビーに戻り、カウンターで買った飲み物を飲みながらまったりと開演まで時間を潰します。渋谷道劇にもあった道劇所属の踊り子さんの写真入り提灯が札幌にも飾られていました。うーん、大量生産出来るんだったら売って欲しいよなあ。少なくとも期待外れの評しか聞こえてこない「裸舞レター」よりは売れると思うんだけど。ロビーの広さと従業員さんが少ないのもあるのでしょうが、昨日の渋谷道劇よりはずっとリラックスして時間を過ごせたような感じです。「タバコだけお断り」とか「場内で買ったもの以外はロビーで飲み食いするな」とかいう規制を気にしなくともいいからなんでしょうね。いつの間にか頭痛もほぼ完治したようです。これなら何とかなるかな? そんな今週の香盤です; 1.広末順子 ソロ 感想&コメントです(やはり短め); 広末順子−3月中(中旬)以来です。彼女特有の指先の多彩な動きが印象的なステージでした。ステージそのものよりも彼女のメークが変わった方に気を取られていました。これまでの広末さんのメークってケバくて、自分の顔に自信がないのかな?なんて思っていたんですが、この日はとてもナチュラルな感じでした。今週の道劇のコピーは「綺麗なおねえさん大集合」で広末さんのケバいメークの宣材写真が飾られていて「これで“綺麗なおねえさん”はマズイだろう」と苦笑いしながら入場したのですが、今のメークなら充分“綺麗なおねえさん”ですね。素顔の魅力に自信持てるようになったのかな?それともメークが急に上手くなったとか(笑)? 清野麗可−道劇はお正月公演以来、個人的には6月頭(上旬)の池袋ミカド劇場で逢って以来です。出し物もミカドとほぼ同じものです。緑と橙の蛍光色のチューブ様の物体を体に巻き付けたような衣装です。それだけで充分独創的なのですが、札幌道劇の常連さんなら「宇宙ストリップ」で藤繭ゑちゃんに襲いかかるエイリアン(別名クモ助君)を連想しそうです。ベッドは着物をアレンジしたドレスから。袖にぼんぼりのような毬状のものが飾り付けられています。やはり独創的です。彼女独特のちょっとイタズラっぽくて、それでいて包み込むような暖かみのこもった眼がいいですね。オープンショーでのお客さんとのやりとりを見ていると、彼女に熱心なファンがいる理由がよく分かりますね。 相沢 雅−道劇は初めてです。2月結(下旬)にDX歌舞伎町で観た記憶があります。黒のトレンチコートから始まるステージ、そこそこ踊れています。ただ、表情に余裕がないですね。ポラの喋りは関西の劇場仕込みの面白さを感じるんで、そういうところがステージでも出てくるといいんですが。取りあえず一番乗りでポラ撮ってみました、って誰も撮らないんだもの。 コント道劇座−札幌道劇にコント道劇座が戻ってきました。コントがあるのが一番の道劇らしさだと密かに思っているので、嬉しいです。でも今週のネタはいまいちですけどね。1回目は競馬予想ネタ、2回目は占いネタ、と最近やったものの再演。コントの再演は勘弁して欲しいなあ。3回目は柔道家のコント、かなり昔にやったものの再演のような気がする。あまりに古いネタだったので、それなりに笑ってしまった。 木下りり子−道劇はHIKARUさんとのチームで出演した2月結以来です。出し物は3月結にシアター上野で観たのとほぼ同じですね。紅白歌合戦の美川憲一のような衣装(^^;)から、ロック、オペラ、そして"We are the World"へ、というステージ。彼女の音楽の趣味、私と合いますねえ。ベッドは1、2回目は天狗、天狗に使うコケシはどこに持っているんだろうと思ったら、既にお股に挿まっていました(苦笑)。さすが元真珠娘、意表を突きます。3回目はオナニーベッドでした。コケシがあってもなくても、あんまりやってることは変わらないんですね。最後はポーズベッド、滞空時間の長いブリッジはお見事!の一言です。汗だくの熱演につられてポラ撮りました。 早瀬みな−独自の感性による衣装とそれを活かしたステージ構成を密かに評価している早瀬さんは、昨年12月中以来久し振りの道劇登場です。今回は薙刀を片手の和装のソロダンスから薄紫のドレスでのベッドという構成。薙刀はお正月のステージからの流用かな?なかなか決まっております。ベッド、袖をひらめかせながら舞う姿は優美です。これを究めていくとロイ・フラーのサーペンタイン・ダンスになるのかもしれません。ただ最後までその衣装を脱がないのはストリップというジャンルからはちょっと離れちゃうかな?決してたるんだお腹を隠したいという訳じゃなさそうなので、きっと自分がデザインした衣装を長く着ていたい、そして観てもらいたいという意識からそうしているんでしょうが、ちょっと陶酔気味かな?でもそこが早瀬さんらしいと云えばそうなのですが。ポラ撮りました。なんか早瀬さんにもいつの間にか面が割れていましたね。 森田久恵−彼女も清野麗可さん同様お正月以来の道劇出演です。今度も怖そうなお姐さん顔です。ちょっと苦手です。苦手の程度を譬えると、ウン百円の買い物で財布の中に1万円札しかない時、森田さんがレジを叩いていたら、違うレジに行くかその店での買い物は諦める、そのくらいの苦手さです(笑)。中国拳法の道着です。カンフー調の振り付けです。後半は静寂を基調としたベッドです。動きがゆったりとしていて少ないです。なんとなく男性的なステージだなあという感じがしました。 夢野ひなた−まずは慶祝!道劇チームの先陣を切ってひなたちゃんが札幌に戻ってきてくれました(^o^)/"。しかも、初めてのトリです。道劇3人娘の岬ゆうらちゃんでさえ、まだトリはとっていないのに、チーム凱旋という記念すべきイベントに劇場も粋な計らいをしてくれますね。とは言え、ひなたちゃんのちょっと好みの別れる路線のステージ、トリに相応しいのかなという懸念はありますが。噂では今回の出し物は私が見損なった5月中のチャイナものをベースにアレンジを施したステージとか。森田さんに続いて中国ものですか。全体の構成としてはどうなんだろう?チャイナドレスです。ヌンチャクを使ってのアクション主体のダンスに続いて、そのヌンチャクを使ってのオナベッドへ。ひなちゃんのセクシーな表情、いいですねえ。この表情そして眼を「指定席」から間近に観られる、これに優る幸せは今の私には存在しないです。いかにも頑張ってるよーという感じのポーズベッドも久方ぶりに観られました。相対的にみれば、確かにトリの風格というものは乏しいですが、まあ1996年のパ・リーグ開幕戦、「開幕投手の格」にこだわった王ダイエーが伏兵・園川を立てた千葉ロッテに苦杯を喫したり、「四番は4番目の打者に過ぎない」という用兵を徹底した仰木マジックでオリックスがペナントを制したりという実例があるのですから、今週は「ひなちゃんおかえりなさい週間」でいいんじゃないですかねえ。 その他、老婆心とおクスリ; 老婆心−・3回目の後半から来たお客さんの中にかなり出来上がったサラリーマン風の客が1人、大はしゃぎ。休憩時間にビールを買う際も足がよろめいてるし、自分が来た方向も分からないくらい。そういう客に酒売っちゃダメだよ。4回目もあの調子で騒がれたら厄介だなあ、でもあの酔っ払い具合だから途中で寝ちゃってくれた方が静かになるかな?などと思いながら見張っていたところ、清野麗可さんのステージの途中でかなりふらつきながらも客席から去ってホッとしていると、なんか外が騒がしい。ステージ終了後、場外へ出ると客席入口の把手にベッタリと血が!トイレにもかなりの血の痕。居合わせた常連さんに聞くと、さっきの酔っ払い君、トイレで転んで大出血、とのこと。ロビーに上がってテケツの方をみると確かにさっきの酔っ払いがタオルで頭を押さえて横になっています。あんな所にいたら彼をまたがなきゃ私も他のお客さんも帰れないじゃん。しばらくして救急車で搬送されていきましたが、道劇はバリアフリーなんて掛け声だけで階段や段差が多い酔っ払いが転びやすい構造なんだから、訴えられたら厄介だよ。酔っ払ってるのを承知で入場させ酒まで出してるんだから。金さえ出せば、誰でもお客さんなんて考えもそろそろ改めないと、自分の首を絞める結果にならなきゃいいけどね。 おクスリ−・ようやく血まみれの酔っ払い君が片付いたので帰ろうとすると、テケツの従業員さんから「カサイさん、おクスリ出てますよー(笑)」と手紙を渡されました。アー、ひなたちゃんのオープンの時に渡した差し入れ(横浜帰りなので崎陽軒のシウマイ)付きファンレターの返事ですね。従業員のSさんも冗談が好きなんだから(^_^)。でも確かに私にとっては最大の良薬ですものね。効用は疲労回復、精力増進、精神高揚、…まあ万病に効くといってもいいでしょう。ただ、常習性が強いのがヤバイかな?帰りの夜行車中で手紙を開封、渋谷から札幌に帰ってきて札幌道劇の広さ、大きさにビックリしたなんて感想が書いてあります。札幌道劇しか知らない娘達が、他の劇場に出演して、またこっちに帰ってくると札幌のステージが如何に恵まれているかに気付くんでしょうね。 |
これでようやく、三都めぐりの遠征も一段落。次回からはもう7月です。7月はちょっとペースを抑えようという意志だけはあるのですがどうなることやら。取りあえず、次回は7月1日のレポートになる予定です。広島から帰ってくるありすちゃんを歓迎せねばなりません。「地を這うリボン」が再び道劇のステージを舐めるんでしょうか(苦笑)? |
2001年06月29日 01時37分38秒
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2001年6月23日(土)続き 三都めぐり・第二の都 |
さて土曜日の日記の続きです。二番目の都・横浜では何が私を待ち構えていたのでしょう? |
2001年6月23日(土) 横浜・黄金町 「黄金劇場」 渋谷道劇を出ると道玄坂はすごい人混みです。しかもほとんどが若者です。この中の数百人に1人でも今の道劇に入ってくれれば大盛況なんでしょうが、なんて道劇経営者みたいなことを考えてしまいましたが、3回目の開演時の寂しい客席が頭の中にあったからなのでしょう。若者の隙間をくぐり抜けながら渋谷駅に急ぎます。コインロッカーから荷物を出し、東急東横線の改札に行こうとしますが、間違って東急百貨店の食品売り場に迷い込んでしまい(笑)、時間をロス。そして慌てて電車に飛び乗ったら、特急に乗ったつもりが各駅停車で、途中で特急に乗り換えるなど、お登りさんパワー全開で何とか黄金町にたどり着きます。電車が黄金町駅のホームに入る際にきらびやかな黄金劇場のネオンが眼に飛び込みます。あのきらびやかさと場内の様子のギャップの対照を想像すると妙に可笑しくなってしまいました。 今晩泊まるホテルは黄金町駅近くの結構いいホテル。飛行機とのパックでもなきゃこの価格でこんなところには泊まれません。でも、そんないいホテルでも関東滞在22時間の遠征では結局は寝るだけなんですよね、それを考えると勿体ないなあ。ホテルに荷物をおいて手ぶらで黄金劇場に向かいます。途中、劇場近くのヘルスの呼び込みさんに「お兄さん、いかがですか?」と声をかけられましたが「いや、そういうのは興味ないから」と言って断ります。でもその直後に呼び込みさんの目の前で黄金劇場に入っちゃうんだから、呼び込みさんには「あの人の言う『そういうの』ってどういうのなの?」なんて思われたんでしょうね。 劇場に入る前に少し独白;前回の日記でも書きましたが、今回の黄金劇場の目当ては所属タレントによるチームショー第2弾、2月の第1弾が面白かったので今回もそれなりに期待していたことは確かですが、でもそれだけで渋谷道劇を途中で抜けてまで横浜に向かえるほど強力なコンテンツなのかというと、ちょっと弱いような気がします。踊り子さんのステージを観るのが目当てだとしたら、黄金劇場所属の踊り子さんは大抵札幌道劇にも来てくれるし、同じステージを観るのだったら絶対道劇で見た方が見映えがしますからね。麻矢えみりさんに「来てね」と言われたのも少しはあるけど、そんなこと言ってたらキリがありませんし。なんて色々理屈をこねくり回してみると、結局こんな理由に落ち着きました; ・ホームグラウンドでのびのびと振る舞う踊り子さんを観るのが好き。 ・札幌や渋谷の道劇の豪華・豪勢な照明、音響設備に慣れた身にはかえって新鮮に感じる黄金劇場の設備の貧弱さ(いい意味にとって下さいね)。 ・黄金のお客さんの即物的ではあるけれども、明るい独特なノリのよさ。そして客席とステージとの一体感。 これら単独では弱いけれども、これらが重なったときの相互作用、相乗作用から生まれる総合的な雰囲気が好きなんでしょうね。それでも何となく言い尽くしていないような気がするけど、それ以上の私の深層心理を知りたい方は、これまでの黄金劇場の観劇日記(2000年9月、2001年1月、2月)を熟読して行間から勝手に分析してください。面白い結果が出たら教えてね(^_^)! さあ本題に戻らなきゃ。呼び込みさんをかいくぐって黄金劇場に到着したのが7時半ちょっと過ぎ、財布に手を伸ばしながらテケツを見るとテケツにいるのはパジャマ姿の麻矢えみりさんです。ステージでビックリさせようと思ったのにいきなりバレてしまいました(苦笑)。えみりさん、驚いた顔してましたが、こっちだって驚いてます。ハプニングにはてんで弱いので「ステージ楽しみにしています」と言うのが精一杯で、挨拶もそこそこに場内に入ります。 さあ、この日の香盤です; 1.ヘンリー麻耶 タッチ で感想です(1−2回しか観てないから短めね); ヘンリー麻耶−いつもながらの元気なタッチ(兼指ポン)ショーです。少し関西訛りが入ってるんですね。 シルエットショー−希望者なし、でビデオタイム。またもステージに上がり損ねました(笑)。 若尾 光−この前の黄金チームショーの時以来です。日舞です。巧いです。こういう踊りのちゃんとした方の日舞ショーが観られるというのはここの魅力かも知れません。 麻矢えみり−……どんなステージだったっけ?記憶が曖昧(^_^;)。1回しか観てなかったからなあ。それでもポラ撮る。 葉摘麻由花−こっちもかなり曖昧。ゴムバンドに安全ピンをいっぱい付けた衣装だけはやたら鮮明に覚えていますが…。 でここからは黄金劇場チームショー篇; 芸者と舞妓(若尾光&紫麻優花里)−若尾さんの芸者と優花里さんの舞妓でのチームショー、あまり競演という感じはしなくて、優花里さんの舞いを若尾さんが引き立てているような感じ。本来は若尾さんと麻梨奈ちゃんの芸者チームと優花里さんと璃歌子さんの舞妓チームでそれぞれのショーをするはずだったので、まだ両者の連係がうまくいっていないのかも知れません。優花里さんを観るのは2月以来2度目ですが、彼女の大きくてちょっとドロンとした(sorry!)目にも慣れてきました。慣れるとカワイイじゃん(^o^)。過去2度、札幌道劇の出演予定に入っていながら流れているようですが、是非ともその内に来て欲しいですね。自称黄金びいきの私がリボン投げてあげますから(あ、また余計なことを言ってしまった…)。 アミーガ(外国人ダンサーJ1&M&J2)−チームショーに外国人ダンサーによるタッチショーを入れるのは黄金流なんですね(^^)。J1嬢、チームショー第1弾にも出ていましたね。日本語が達者です。「何処カラ来タ?」なんて聞かれましたがまさか正直に「北海道です」なんて答えられずに「その辺」と嘘をついてしまいました(^_^;)。M嬢、J2嬢、衣裳も顔立ちも似ているので、どっちがどっちが最後まで見分けられませんでした。時々3人でスペイン語で話していますが、何を話しているのかちょっと気になりました。 007(麻璃瀬亜美&麻矢えみり)−亜美さんは昨年4月結に道劇で観て以来1年2ヶ月振りに観ます。えみりさんは、…先週以来6日ぶりですね(笑)。オープニングは「007のテーマ」、亜美さんが黄色いスーツ、えみりさんがシルバーのドレスです。その後、2人ともスーツになってのペアダンスとなります。二人とも技術はある方なので、ダンス自体はそこそこイケてますが、本来の能力は出しきっていないですね。そこがチームでのダンスの難しい所なんでしょうが。終わり方もちょっと中途半端、これからどうなるの?て所で終わっちゃったような気がします。 かぼちゃ隊(若尾 光&葉摘麻由花&紫麻優花里)−額縁から飛び出した踊り子(ドガの絵に出てきそう)達の乱痴気騒ぎ、といった風情のステージで、ストーリーはあってないような感じ。ここも本来は璃歌子さんや麻梨奈ちゃんが加わっているはずなんですね。3人とも頑張っていますが(若尾さんのはしゃぎぶりが絶品です)、璃歌子&麻梨奈がいたらもっと盛り上がった乱痴気パーティーになったんじゃないかと思われ、心残りですね。ところで何でかぼちゃ隊なのかしら? 合同ポラ−色々撮っちゃいました(^o^)。 ゲームコーナー−余った時間を埋める意味合いの強いコーナーです。踊り子さんとあっち向いてホイをして勝った方がトンカチで負けた方の頭を叩く、負けた方は洗面器で己の頭を守るというゲームです。3回目の時に指名されてしまったので、参加させてもらいました。念願の黄金のステージに上がることが出来ました。これでシルエットショーに参加しなくてすみますね(笑)。ゲームではヘンリー麻耶さんと対決、よく分からない内に勝ってしまいました。賞品は…1ヶ月有効の劇場招待券です!って、そんなの貰ったらまた北海道から来なくちゃイケナイじゃないですか(笑)!!せっかく7月はボーナスを秋まで残しておくために遠征しないつもりだったのにぃ〜。そう愚痴りながら、次の瞬間には7中に渋谷道劇に出演するありすちゃんと今回の黄金でまた渋谷−黄金のハシゴで遠征すればいいかな?なんて画策しちゃってます。こんなお気楽な思考回路じゃ、ボーナスはアッという間になくなっちゃいそうです(既に半分以上は売約済みだし)。 最後に、チームショー全体を総評−第1弾と比較するのはちょっと酷かなあ?出演陣の変更の影響で、3日目だというのにまだドタバタした感じが払拭できていません。そういう意味では期待以下と言わざるを得ません。でも、その分アドリブ中心のステージにすることによってタレントの個性を前面に押し出した黄金劇場らしい面白さは存分に味わえたから、前回と比較しなければそこそこ楽しめるんじゃないかと思います。充分なレッスンを積んでの第3弾に期待、ってまた観に来る気かい(^^)?! その他場内での出来事に対する雑感; ・場内に入ると立派なカメラを携えた方がステージの撮影をしています。どこかの取材かしら?なんとなくえみりさんのサイトの管理人の方に似ているような気がしますが、この前見かけたのは半年以上前のことなので確信が持てずに、様子見していました。彼とはメールでのやりとりはあり、今日黄金に行くことも伝えてあったのですが、いざ声をかけるとなると万一の失敗を考えてちょっと尻込みしちゃいますね。合同ポラの際、えみりさんを介してようやくさっきの方が管理人さんだと教えて貰いました。管理人さんの方も、普通の客にえみりさんが「さっぽろさん(黄金での私の呼び名らしい)、こんにちは!」と声をかけたので、驚いた顔をしていました。私の汗ばんだ半袖Yシャツにネクタイという仕事帰りのサラリーマンを装った“夏の遠征ルック”の出で立ちに完璧に紛らわされたようです。スミマセン、今度から「いかにも北海道から来たぜ!」ってな感じの格好(コンサドーレ札幌のジャージとか、サッポロビールクラシックをあおりながら来るとか、シャケを縄に結わえて肩から下げるとか)で来るようにします(笑)。 ・えみりさんが私のことを「さっぽろさん」と呼ぶし、以前私と話したこと(2月17日の日記参照)をヘンリー麻耶さんも思いだしてしまったので、なんかすっかり踊り子さんの間に私が北海道から来た(酔狂な)客だという認識が広まってしまったようで、すこぶる照れくさかったです。 ・3人にまで減ってしまった4回目はゲームなしで終演、照明の消えた場内からの「お疲れさまでした。お気をつけて」というえみりさんの声を聞いて、劇場を後にしました。その心のこもった声を聞けただけでも今日ここに来た甲斐はあったなあと思いました(喜)。 |
一夜明けた翌日は、第三の都・ホームタウン札幌での札幌道劇篇です。 |
2001年06月27日 20時13分14秒
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2001年6月23日(土) 三都めぐり・第一の都 |
前回の日記で予告した通り、今回は週末を利用した生涯5度目の遠征。実質2日間で三つの街を訪ねる三都めぐりの旅、まあ色々ありました。
その詳細はおいおいと述べるとして、まずはその最初の都、渋谷の話から。 |
2001年6月23日(土) 渋谷・百軒店 「渋谷道頓堀劇場」 まずは今回の遠征の旅程を改めて紹介。例によって、金曜夜の札幌行きの夜行で翌早朝に南千歳で乗り換え、新千歳空港に移動。羽田行きの第一便で東京へ乗り込み、渋谷へ。渋谷道劇のステージを観て、次は黄金町へ東横線、京急線を使って移動。黄金劇場でその日の観劇活動は終了。翌朝、羽田空港へ移動。千歳行きの便で北海道へとんぼ返り(関東滞在は約22時間)、札幌道劇で遠征を締めて、また夜行で釧路に引き上げる、という175字から成るそれなりに盛り沢山な遠征です。今回3ヶ所も劇場を訪ねるのには訳があって、それぞれに私を惹き付けるキラーコンテンツがあるのです; 渋谷道劇−ありすちゃんの渋谷道劇初出演、しかも久し振りの道劇企画ものへの参加、となればこれは行かないわけにはいかないでしょう。 黄金劇場−2月にやって好評だった所属タレントによるチームショーの第2弾、麻矢えみりさんを始め、葉摘麻由花さん、麻美璃歌子さん、花月麻梨奈さん、等々、お気に入り揃いの黄金劇場所属の踊り子さんが多数出演とあっては、是非とも観ておきたいところ。 札幌道劇−夢野ひなたちゃんが1ヶ月ぶりに札幌に帰ってくるとあっては、これは何があっても外せないでしょう。しかも初めてトリを勤めるということですしね。 と云う楽しみに満ちた遠征を控えウキウキしていたのですが、6月結の公演が始まった木曜あたりから劇場で知り合った知人から情報が入ってきます(最近、それなりに顔や名前が知られてきたせいで色々情報を頂くようになってきました)。それによると、黄金劇場のチームショーに出演予定だった麻美璃歌子さんと花月麻梨奈さんは出演していない、とのこと。ウーム、麻梨奈ちゃんに逢えるのが今回の黄金劇場の隠れキラーコンテンツだったんだけど、しかたないなあ(;_;)。続いて金曜日の第2報、初日は渋谷道劇に出演していたありすちゃん、現場に行っていない梨瑠ちゃんの穴埋めで広島第一劇場に行ってしまったとのこと。エッ?……(絶句)、最大最強のキラーコンテンツが消失してしまった…。となると私は明日から遠征する必然性があるのだろうか?と悩んでいる内に時間が過ぎ、気が付くと午後5時を回っていました。もう私が航空券を買った旅行代理店は営業終了で、キャンセルは出来ません。当日キャンセルはキャンセル料を差し引くと半分しか戻ってこないし、これはモチベーションをかなり削がれちゃいましたが、気力を振り絞って強行するしかないようです。 夜行特急の車中、混んでいたせいであまり眠れません。途中から空いた席に移って横になり最低限の睡眠をとって南千歳で下車。新千歳空港行きの電車には1時間半以上あるので、身繕いでもしようと待合室に行くと釧路支部長bigflagさんが隅の方でリボンを巻いています(劇場では普通の光景でも、駅の片隅でリボンを巻いてるのを見るのはやはり尋常ではない世界に見えます…(^_^;))。そうそう、彼も丘乃愛唯ちゃんに逢いに渋谷道劇に遠征するって言ってましたね。でも彼は目的があって羨ましいなあ、なんて心の中で苦笑しながら、電車の時間までお喋り。飛行機は違う便だったので、空港入口でbigflagさんと別れます。そうそう、そう云えば渋谷道劇には私の最初のアイドル・藤繭ゑちゃんも出演しているんだったな。繭ゑちゃんは今週は傑作「宇宙ストリップ」の再演だったっけ、繭ゑちゃんも3週出ずっぱりで疲れているだろうし、何か手紙と差し入れでも…と遅まきながらひらめき、少し光明が見えてきました。ちょっとだけウキウキしながら、空港売店を見て回り、北海道っぽいものという観点で「トラピストクッキー」を購入。こんなの買うのは小学校の修学旅行で函館に行って以来だなあ(笑)。機内で手紙の草稿を練っている内に羽田到着、真っ直ぐ渋谷に向かいます。荷物をコインロッカーに預けて、道玄坂のロッテリアで遅めの朝食を兼ねた昼食を摂り、ついでに繭ゑちゃんへの手紙を執筆、例によって時候の挨拶と激励ばかりで内容はほとんどありません。手紙も出来たし、煙草も吸い飽きた11時半に百軒店に向かいます。 渋谷道劇に来るのは開館当時の6月3日以来です。あの頃開場1時間前だというのにズラッと並んだ行列に比べるとかなり落ち着いてきましたが、それでも開場30分前で20人ばかり並んでいます。新聞紙を敷いて座り込んでる人もいますから結構早くから並んでいる人がまだ居るみたいです。どうせ場内は狭いし、盆がせり上がるから見たい体のある部分は後ろからでも見えると思うんだけど、やはりかぶりつきはそれだけの苦労をしてでも座りたい所なのでしょうか?札幌道劇のかぶりつきに毎週いる割にはそういう見方にはとんと無頓着な私にはさっぱり分かりません(笑)。取りあえず、行列の最後尾に並ぼうとしますが、列の並びが複雑でどこが最後尾なのか特定するのに難渋しました。どうも劇場隣の風俗店の客の出入りの邪魔にならないように自発的に列を3列に寸断しているので、どこが最後なのか一見しただけでは分からなくなってしまったようです。本来の開場時間の5分前に開場です。ロビーにはまだ花がたくさん飾られています。階段に飾られている所属タレントの写真の刷られた提灯、やはり里中美友ちゃんのはなくなっていますね(涙)。まずは場内に入り、下手2列目ステージ寄りの差し入れを渡すにはまずまずの位置をキープします。支配人さんが客席の場内整理をしていましたが、そこまでする必要はないんじゃないかな?ある程度までは客の自主管理に任せてもいいんじゃないかとも思いますが。 結構お客さんが来ている割にはやっぱり1階のカウンターで開演までくつろぐ人は少数です。みんな自分の席でじっと待ってたり、狭い地下の入口で煙に巻かれているのかなあ?と思いながら、煙草をふかしていると後から来たbigflagさんがロビー入口の貼り紙を指差して「これどう思います?」と聞いてきます。そんなのさっきは全然気付かなかったなあ、フムフム、ロビーでリボンを巻くこと、持ち込みの飲食でロビーを利用すること、喫煙のみでロビーを利用すること、はご遠慮下さい、だって。だからみんな1階に上がってこないのかな?リボンはともかく、外出自由、入れ替えなしのシステムを採用している以上、外出で持ち込んだものを飲み食いしたり、お気に入りの娘以外の時間潰しに煙草を吸ったりする行為をそれほど邪険に扱うのはなんか変だよね。長居する常連、マニアは早く帰って欲しい、という劇場の意識をこうあからさまに出しちゃうのは子供っぽいというか、なんというか(そういう対応ばかりしてるから、札幌にいた頃から支配人の評判が悪いんじゃない?なんて書くと、私も「劇場の私的な感想を『日記』と称して勝手に公表するのはご遠慮下さい」なんて邪険に扱われちゃうかな(笑)?)。 それはともかく、入場時にキープした下手2列目ステージ寄りの席で2香盤を観賞しました。ちなみにbigflagさんは上手2列目ステージ寄りの席で、ちょうど私の反対側です。釧路支部で上下同じ所に座っているのは、札幌の常連さんが見たらおかしいんだろうな(^^)。まあ、差し入れを渡しやすいという観点で選ぶとそういう所しか座るところは渋谷ではないからなんですが。 そういうこの日の香盤です; 1.小原みずき ソロ 感想&コメントです(2回しか観てないから短めです); 小原みずき−初めて観る出し物です。出だしは赤いタイトなドレスだったかな(いきなり記憶が曖昧)?曲はやはり日本のポップスを中心にした構成、彼女の趣味なのでしょうね。でも、もっと違う曲でのステージも観てみたいなあ。ダンスはおとなしめですが、基本がしっかりしているのと、天井の低い渋谷のステージのせいもあるのでしょう、存在感を感じさせるステージです。心なしか札幌で観たよりもグラマーになったようにも見えます。「小原さんってこんなにいい女だったんだぁ」なんて見とれていました。 胡桃沢まり奈−昨年秋に札幌道劇で観て以来です。ちょっと印象が大人っぽくなったかな?ダンスを含めたステージもその頃からは上手くなったように感じました。ただ、このメンバーでは少し弱いかな? 京美−5月ケツの札幌道劇の出し物と同じでした。やっぱり、後の雨宮さんのインパクトに喰われてしまって印象薄しです。私には彼女のようなタイプはちょっと苦手みたい。 雨宮 琴−初見です。大きな眼、その瞳の奥深さに惹き込まれるような魅力をたたえた娘です。ステージはチャイナドレスから着物へという感じでちょっとつながりに引っかかりを感じるものではあったけれども、柔軟な体をフルに使ったポーズの美しさ、特にブリッジの屈曲度の凄さに息を呑みました。 「鶴の恩返し」−本来はここにありすちゃんが出演しているはずでしたが、私が観たのは当然彼女のいないヴァージョンです(T_T)。典型的な清水ひとみ作品です。仲の良い2羽の鶴(薫ちゃん、万純ちゃん)の1羽(薫ちゃん)が罠にかかってしまい、助けた猟師(あおばちゃん)と恋に落ちますが、実は猟師は女性で…というストーリーに3人のオナベッドをはさむ(万純ちゃんはオナじゃなかったかな?)、という札幌道劇では使い古された設定だし、ストーリーも選曲も十分こなれてないなあといった感じを持ちました。「鶴の恩返し」というタイトルがあればこそ、ストーリーを理解出来るんであって、予備知識ゼロではちょっと何なのか分からないかもしれません。 出演者それぞれの感想に移ります。万純ちゃんのベッド、ちょっと正視出来ない出来です。色々と体を動かしてはいますが、何を表現したいのか、身体のどこをアピールしたいのか、私には分かりませんでした。ひょっとしたら本人もそこまで考えてはいないのかもしれません。思うに、本来はここがありすちゃんメインのパートで、ありすちゃんが盆でオナベッドをし、万純ちゃんは後ろの方でそれなりの動きをする、というつもりがありすちゃんが抜け、いきなり盆でベッドをする羽目になって、清水ひとみ社長に教えられたまま(意味・目的も充分に理解出来ないまま)悶えてみせているだけ、なのかもしれません。薫ちゃん、札幌にいた頃からは見違える成長です。ステージ全体を通して表情がとてもよく出来てます。空を舞う際の幸福、罠にかかった恐怖、猟師に対する心の動揺、そして衝撃、がちゃんと表現できているし、オナベッドもリアリティーが出てきました。こりゃ、7月の「ピーターパン」での薫ちゃんのティンカーベル(多分この役は彼女しかいないでしょ?)が楽しみになってきました。あおばちゃん、大した演技はしていないのですが、あの体格でほおかぶりをしてでんと立つとなかなかさまになります。ただ、着物に頬被り、という出で立ちは猟師と云うよりは「切られの与三郎」みたいですが。ただ、大柄な彼女の肢体と表情は硬いけれども中性的な凛々しさのある容貌を活かした設定は評価出来ます。あおばちゃんのオナベッド、デビュー当時よりは上手くなってます、がまだ演技っぽさが鼻につきますね。(蛇足;読者の一部には私がありすちゃんにリボンを投げる為に渋谷道劇に行くのでは?なんて考えている方もいるようですが、札幌道劇でさえ満足に投げられないのに、いきなりより難しい渋谷で投げるなんて暴挙は私には出来ません。それに予想したとおり、和風のストーリー仕立てでリボンを投げられるシーンなんかありませんでしたし、持って行かなくて正解でした。でもオープンなら投げられたかな?) 岬ゆうら−「アラビアン」の再々演です。正確には再演の時のヴァージョンの再演ということになりますね。衣装は新しくしましたね。青でまとめていました。やはりゆうらちゃんの魅力はソロステージだと光ります。道劇チームの中では汗っかきな方のゆうらちゃんなので、ステージが終わる頃には汗だくです。オープンではタオル(これも青(^^))を持ってきて、ステージにこぼれた汗を拭いて回りながらオープンしていました。 丘乃愛唯&泉希−bigflagさんは「無残巡礼姉妹」だったらどうしよう?なんて心配していましたが(笑)、新作でした。愛唯ちゃんの趣味全開のヒップホップで始まるステージ、ストリートダンサー風の格好の愛唯ちゃんとバスケのジャージを着た泉希ちゃんとの間のちょっと屈折した愛情を感じさせる絡みの後に(ちょっと「007」の繭ゑちゃんと愛唯ちゃんの絡みに似た感じがしました)、泉希ちゃんのベッド、そして愛唯ちゃんのベッドという構成です。愛唯ちゃんは彼女の持ち味を存分に感じさせる出来でよかったのですが、泉希ちゃんが予想以上によかったです。愛唯ちゃんとの絡みではとっても艶っぽい表情を魅せています。普段カワイイ泉希ちゃんにこういう表情をされると弱いなあ(笑)。泉希ちゃんも着実に成長しているんですね。 藤 繭ゑ−「宇宙ストリップ」の3度目の再演です。繭ゑちゃんの創作ストリップの記念すべき第1作、この強烈なインパクトのあるステージでミスシンデレラグランプリを獲ったんでしたねえ。ステージの大筋はオリジナルと変更なしでした。まあ、初めて観たときの衝撃が今では感じられないのはしょうがないし、当時のステージの詳細は忘れている部分が多いから、どちらかというと懐かしい物を観るような気分で観ていました。ただ、繭ゑちゃん、自分の趣味に走って創作ステージを演じていたあの頃と比べると、ちょっと精彩を欠いているかなあと云う漠然とした感じはしましたが、最近の彼女の周辺の環境に対する私の推測が多分に加わったものなんで、「どこが?」と聞かれると困りますが。 フィナーレ−上手下手の端に立ち見のお客さんがいる状態でのフィナーレ、今年デビューした新人組が客席に下りるのを躊躇する中、繭ゑちゃんとか愛唯ちゃんとかがその中に飛び込んでいくのは、キャリアを感じさせますね。なんとか繭ゑちゃんに手紙(差し入れ付き)を渡せました。もうそれで満足です(^o^)。 2回目のフィナーレ後、いつの間にか来ていたI賀さんら見知った方々と「広島ならまだ間に合うよ」と冷やかされながら歓談し、3回目の開演のベルが鳴る頃に辞して劇場を後にしました。ちょっと慌てていたんで、アンケートに「ありすちゃんがいなくてとってもとってもとっても…(以下10個くらい続ける)淋しかったです」と書いてくるのを忘れました(笑)。一応、場内に掲示されている出演予定表によると、ありすちゃんの7月は札幌−渋谷−札幌と道劇づくしになっているのですが、どこまで信じていいのかなあ?信じていいんだったら、7月中こそありすちゃんの渋谷道劇“本格”デビューを祝いにリベンジ遠征できるのですが。 |
続きは、第2の都・横浜は黄金劇場篇で…。 |
2001年06月27日 02時46分48秒
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2001年6月16(土)−17日(日) 梅雨知らず |
2001年6月16(土)−17日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 停滞前線が日本上空に居座り梅雨真っ只中の内地をよそに、北海道は今週末も快晴!そんな週末、天気とは無関係にやっぱり札幌道劇で過ごしてしまいました。だったら天気の話から始めた意味がないですね。でも、最近日記の書き出しがネタ切れ気味なんで、天気の話でもしようかと…(笑)。 |
今回も金曜夜の夜行で札幌入り、ホテルでの宿泊をはさんで土日を札幌道劇で過ごして、日曜の夜行で釧路に戻るという旅程です。最近、この旅程がスタンダードになりつつある感じがします。少し前は、日曜日の内に釧路に帰って自宅の枕でちゃんと寝て月曜日に疲れを残さないようにと配慮していたのですが、道劇のステージを少しでも長く観たいという願望と、(往復夜行特急にして)かかる費用を少しでも安く抑えたいという実情と、夜行明けの月曜も前日までのハイテンションを維持できれば、なんとか終業時間近くまでは持ち堪えられることが分かったので、日曜の夜行を選択するのは決して苦渋の決断ではなくなりつつあります。でも、月曜も午後3時を回るとかなり活性が落ちて来ちゃいますね。こんな月曜はクリエイティブな仕事は出来そうもないです。 日記の本題に入る前に、少し独白。本来なら、この週末は私の何回目かの遠征(もう○回目なんて勘定するの面倒臭くなっちゃった)で名古屋のライブシアター銀映(名古屋銀映)に行く予定でした。4月結の札幌道劇を初日で降板して以来、休養していた月丘雪乃さんが6月中の銀映で復帰されると聞いていたので、是非とも彼女の復活した姿を観たくて、貯め込んでいた航空会社のマイレージを利用して名古屋行きの便を予約していたのですが、直前になって劇場と月丘さん側のやりとりの齟齬(そご)で劇場の方で彼女の出演をキャンセルしてしまいました。まさか、月丘さんがいない名古屋に遠征するわけにはいかないので、航空券の予約はキャンセル(3000マイル分取消手数料で損しちゃいました(T_T))。月丘さんは関西の劇場に出演しているようなのですが、一応私の遠征は東日本限定という歯止めを設けているので行けず、今回の札幌道劇2連チャンはこのキャンセルの穴埋めの意味合いが濃いところがあります。 |
さて本題、6月16日(土)篇; そこそこ眠れた夜行で札幌に到着、サウナでもそこそこ寝られて体調万全で午前10時過ぎの活動し出した札幌の街に踏み出します。快晴のお天道様の下、テクテク歩いて心地よい汗をかきながら大通公園へ。噴水近くのベンチで新聞を読みながら時間を潰します。スポーツ紙の社会面に渋谷道劇の記事が載っています。フムフム、劇団 早めにチェックインできたホテルの部屋に荷物を置いて、開場直後の道劇に向かいます。「指定席」を確保してロビーでくつろいでいる間に、従業員さんが私がさっき読んでいた記事をロビーの掲示板に貼りだしています。うーん、決して道劇にとって名誉な記事じゃないと思うんだけど、それを知ってて貼りだしてるんだろうか?それとも、曲のカットで短縮されたザ・キャットの穴埋めで清水ひとみ社長が再び渋谷道劇のステージに上がるというニュースを単に知らせたいだけなんだろうか?それにしても土曜日の割にはお客さんの出足が悪いですねえ。この天気と札幌まつり(北海道神宮例大祭)のせいかしら?ただ、最近平日にも休日にも道劇に来るせいか、お客さんの入りの感覚が麻痺してきてるし、GWの頃の大盛況とか、渋谷道劇の息苦しいほどの客席の記憶も入り混じって、どの程度が札幌道劇のスタンダードなお客さんの入りなのかが分からなくなってきてはいますから、私の客席評はあんまり当てにはなりませんね。 そんな今週の香盤を再掲; 1. ソロ そんな中、1回目を「指定席」で、2回目、3回目を下手2列目で、4回目を下手最後列、と云うお決まりのパターンでラストまでいました。常連さん、遠征さんもそこそこ来ていましたが、なんかラストまでいたのは私だけだったみたい(^^;)。 感想&コメントです; 麻矢えみり−昨年12月以来、半年ぶりの道劇出演です。出し物は「ライオンキング」です。「ライオンキング」自体は観るのは2月頭の野毛劇場、3月結のニュー大宝に続いて3度目なのですが、前回の日記でも触れた通り、これまでのものとは曲の構成を代えていました。初日のドタバタからは落ち着いて流れもスムーズになっていますね。感想を端的にまとめれば「えみりさん、格好良かった(^o^)/"」になっちゃうのですが、憧れのえみりさんのステージを12回も観てこんな小学生レベルの感想はさすがに許されないでしょうから(笑)、ややくどく。ディズニーの長編アニメ「ライオンキング」の世界をそのサントラを背景にえみりさんが演じます。昨年1月に道劇で演じた「アラジン」と同じ系譜です。「Circle of Life」からステージは始まり、シンバの誕生、成長、スカーの謀議とオリジナルと同じ筋立てでステージは進行していきます。前半はダンスを基調としたセリフのない一人芝居といったステージです。ジャングル大帝のパクリという点を除けば、ライオンキングは好きな作品だし、ビデオも含めて数回見ているので、映画のシーンを思い浮かべながら、時に凛々しく時ににこやかなえみりさんを観ていました。えみりさんの大柄な肢体は道劇の広いステージによく映えます。ベッドショーはエロティシズムよりはダイナミズムを主眼においた構成、華麗に決まったポーズの美しさ、格好良さ。リボンを投げる人の気持ちが分かるような気がしました(チッ、釧路に置いて来ちまったぜ)。今回のバージョンは広い道劇のステージ、そして照明の豊富なバリエーション、を活かしたステージで見応えがありました。それでも、12回も観るともう少し効果的なやり方が出来るのではないかなどと思える所もあります。また、ライオン、そしてサバンナというシチュエーションのせいで、衣装が茶色を基調とした地味なものにまとまっており、もう少し彩りが欲しいと思えるときもありましたが、これは次回来られた時の楽しみに取っておきましょう。 摩季紅音−道劇初出演です。ちょっと垂れ目で愛敬のある私好みのタイプの美人です。綺麗なバストをしています。紅いドレス、紅い帽子、そして紅いショールといった“紅の貴婦人”とでも称すべき衣装です。前半の曲が同じようなテンポなのが今ひとつですね。ベッドはオナベッドです。ベッドの最中の表情に、リタイアしてしまったらしい(涙)道劇の里中美友ちゃんを思い出させる所があります。これはいい!と思った次のステージはそれほどでもなかったりと、観る度に違った印象を受けます。ステージの終わり方も多様性に富んでいます。まだ、ベッドの流れをしっかりとコントロール出来ていないようです。好みなのでポラは撮りました。 森野いづみ−この娘も道劇初かな。何ともイタズラっぽい眼をした娘です。最近では清野麗可さんに相通ずる所のある気を惹かれる素敵な眼です。赤紫色でまとめた近世調のドレスに日傘、振り付けは現代風で、活発な感じを受けます。特徴のある振りが印象に残りました。ベッドは白の日傘を携えて、ちょっと懐かしめのナンバーで構成。客席の反応を確かめるかのような眼に視線が吸い寄せられます。何度でも観たい眼です(あ、また瞳フェチの症状が…(^_^;))。ベッドで使った傘を持って再登場したポラロイドショー、せっかくの彼女のアイディアなのにみんなエロポラしか撮らないので、傘を持ったショットを撮らせてもらいました。 水野ひまわり−彼女も初ですね。「指定席」からだとメークの下から微かに窺える雀斑から、お転婆なお嬢様といった第一印象。夏らしいヒマワリをあしらった白いドレスからホットパンツへ。邦楽、洋楽の60-80年代のナンバーで構成された懐メロ路線。「真夏の出来事(平山みき)」、2曲目失念、「白い色は恋人の色(ベッツィ&クリス)」、ムーンリバー、All You Need Is Loveだったかな。出来ることなら曲の年代をもう少し絞ってもらえると狙いがもっとはっきりしたんじゃないかな?あと、All You Need Is Loveのような平板な曲はちょっとベッドには向かないんじゃないかな?ベッドはオナベッドです。前半はちょっと型にはまっているかなといった感じはしますが、頑張っている所にグッと惹かれる所があります。それ以上にオナベッドが終わった後の放心した表情が色っぽくて印象的でした。 山咲あかり−昨年9月以来の道劇出演です。元々太めだったんですが、さらに太りましたねえ。巨乳とおデブちゃんの境界をちょっと後者側に踏み出してしまったような感じがします。それに太り方も健康的じゃないですね。足にむくみが見られるし、妊娠線もあちこちに出来ています。体が資本の仕事なんだから、もっと身体管理には留意して欲しいところです。ただ、カワイイ美少女顔とそういう迫力のあるボディとのギャップが面白いと云えば面白いです。ダンスは体格にしては上出来、ただ小柄なせいか今ひとつ巧く見えないのが難ですね。ベッドはオナベッド、なんか4月に観た今は亡き遥月ももちゃんのオナベッドを思い出しました。こういう体格の踊り子さんのオナベッドはまだしっくり来ないなあ。初日はポラで苦戦していたのですが、今日はよく売れたので(やっぱり巨乳は得ですね)、撮り損ねてしまいました。 宮沢えり−およそ1年ぶりの道劇出演です。彼女の衣装は黒が基調、10年にもならんとするキャリアのある方とは思えない若々しい容姿なのです。少女の名残を残したままの面差しでキリリとした表情をされると、それほどの技術は要しないステージではありますが、評価も甘くなって感心してしまいます。それが彼女の魅力なのかしら?ある本で写真家の方が彼女を「永遠の童女」と称していたのを思い出しました。言い得て妙ですね。ただ、宮沢さんのステージは初日から10回も観たのですから客観的な視点でステージを見直すと、ステージが始まってから登場するまでや、曲と曲の間の暗転している時間が長いので、待ちくたびれてしまうところがあります。ポラはマニュアルに徹した彼女独特のスタイル。ただのMポラを撮りたい一見のお客さんに対してもくどくどとポーズの細かい指定を尋ねるので、人数の割には時間がかかるし、そういうところが変にウケて希望者も増えるので、時間の遅れを気にして撮れずじまいでした。宮沢さんほどのキャリアなら進行の遅れにも気を遣えるはずなのにと思い、ポラロイドショーの盛り上げを狙っているのかな?とも思っていたのですが、どうも単にマイペースなだけのようです。 ヨーコ−1年2ヶ月ぶりの道劇登場です。ピンクと黒のドレス。彼女の容姿に似合った精悍で野性的なステージです。花電車もこの日は好調!構成はクラッカー、オロナミンCの栓抜き、鉛筆折り、スプーン曲げ(またはタバコ飛ばし)、吹き矢、ファイヤー!の順。吹き矢の命中率が高かったです。ファイヤーショーもこれまでよりもショーアップされています。反応のよさそうなお客さんの目の前まで進み出てのファイヤー!私も1回体験しましたが、熱気が約1.5m離れた私の顔に吹き付けてきて、その熱気がどこから由来するのかはともかくやっぱり熱いです。鉛筆折りも前の回からいるお客さんを見つけては折る鉛筆の数を増やしていくので、4回目は見つからないように最後列で小さくなっていたのですが、やっぱり見つかってしまい、ヨーコさんに4本の鉛筆を折らせてしまいました、恐縮です。4回目なんか、ずっといる客は私だけだったんだから、無視したってかまわないのに…、やはりすごいお姐さんです。 その他雑事; ・開演前、コーラでも飲もうとカウンターに行ったのですが誰もいません。「ご用のある方は鳴らしてね」というベルは置いてあるのですが、こういう状態でベルを鳴らせるほどコーラに渇望していた訳じゃないのですんなり諦めました。せっかくの飲み物を買う貴重な常連さん(私)の機嫌を損ねちゃいましたね(笑)。カウンター担当の人員くらい常備配置しておかなくっちゃ。道劇も人手不足なんでしょうかねえ。 ・水野ひまわりさんの3回目のステージのオープン、手紙を携えてきたひまわりさんがその手紙を下手のステージから客席に降りるステップにあったリボンの所に置き、たまたま近くにいた私に何か話しかけてきました。音楽でよく聞こえなかったのだけれども、多分この手紙をリボンの主に渡して欲しいと言っているのでしょう。リボンの主は知っているけど、何でたまたま居ただけの私に頼む(笑)?そのうち主が戻ってくるだろうと思いそのままにして置いたのですが(無責任な対応ですねえ)、どこかの酔っ払いに持って行かれたりされたら私の怠慢ぶりを糾弾されてしまうので、横目で手紙の有無を確認しながらステージを観ていたら、神経を消耗してしまいました。だったら、最初からロビーでリボンを巻いているDさんに持っていくんだったぁ(笑)。 ・ヨーコさんの花電車のクライマックスは御存知ファイヤーショー、アソコから火が吹き出すときのかけ声“ファイヤー!”の中に客席には居ないはずの女声が混じっているので、あたりを見回したら、舞台袖に隠れていた森野いづみさんと麻矢えみりさんが声の主でした。オープンショーでもファイヤー!コールをしていましたね。楽日はまだまだ先のことなのに、もう乱入ですか(笑)?楽屋の雰囲気はよさそうですね。 |
一夜明けて6月17日(日)篇; 7時半頃に起きたような気がする。ここのホテルのモーニングコール、設定した時間より10分も早く鳴るんですよね。もうちょっと寝ていたかったのにー(ちょっと不機嫌)。気を取り直して身支度、10時前にホテルを出ます。ススキノ駅のコインロッカーに荷物を預けに行く途中で道劇の前を通ります。この時間帯に道劇の前を歩くのはおそらく初めてです。見たことのないおじさんが入口の掃除をしていました。ロビーでもテケツでも投光でもない裏方の人なのかな?荷物を預けて、マクドで朝食、ついでに麻矢えみりさんへの手紙を書いてみます。延べ3日、12回もライオンキングを観るんだから、ちょっとマジメなステージの感想を書いてみたくなったのです。執筆時間1時間弱、一応この時間にしては賛辞と批判がバランスよく表現された内容に仕上げられたので、これならえみりさんに読まれても怖くないですね。大通公園近くの丸井今井(意味なくリンクを入れてみました)の食品売り場で「ねこのたまご」(こっちはそれなりに意味あるリンク)を手紙に添える差し入れに購入。地元・釧路発祥で最近浸透しているお菓子なので、そのうちに誰かに差し入れしたいと思っていたのだけれども、冷蔵していないと美味しくないということで釧路から持っていくのは難しかったのだけれども、先日札幌の丸井今井で売っているのを見つけて、やっと念願成就といった所(本当は道劇チームの娘に一番最初にあげたかったんだけど、これは内緒ネ)。 保温シートでくるんだ菓子を提げて開場ちょっと前に劇場に到着。先週渋谷道劇に行って来た常連さんと逢い、その第一声が「今日はリボン投げないの?」、彼は先週の楽日には居なかったのに、もう情報が知れ渡ってるし…(苦笑)。「まだゲストの方には投げさせてもらえませんよー」という言い訳の後に、渋谷の情報交換。良かった所、悪かった所、いろいろな話を聞かされました。私が気付かない所も見ていたようなので、今度行ったらそういう所にも注意してみようっと。ついでに繭ゑちゃんファンの彼が購入してきた「裸舞レター」の繭ゑちゃんの声を聞かせてもらいました。感想は……一見いや一聴の価値ありです(でも私は4500円道端で拾ったって買いませんが)。 後は雑事オンリーの利用価値の乏しい記述で読者を目眩まし; ・今日も「指定席」→「準指定席」→「帰り際の指定席」と後退しながら移動して、4回目は正面立ち見で摩季紅音さんのステージまで観て札幌駅に向かいました。お客さんの入りはこんなもんでしょう(ちょっと投げやり)。 ・この日撮ったポラ、摩季紅音さん、森野いづみさん、山咲あかりちゃん。どうしても時間が押しているのが宮沢さん以上に(笑)気になってしまい、宮沢えりさんのポラ撮れませんでした(;_;)。 ・3回目の終盤に来たお客さん、結構お酒が入っているようでヨーコさんの花電車では大はしゃぎ。まあ花電車は賑やかな方がいいんで結構なんだけど、他のステージでもこの調子で騒ぎやがったら少しヤキでも…、と身構えてそのお客さんの近くに待機していた休憩時間、こっちはかなり酔いが覚めてる連れとその酔っ払いのやりとり「お前、あんまし変なことしちゃダメだぞ」「分かってる、俺だってマナーは知ってるからよー」と言うのに思わずウケてしまった(^_^)。ま、実際にも酔っ払いにしちゃ上出来な態度だったんで、あれだけの啖呵切るだけのことはありますね。こういう酔っ払いさんとか、昨日見かけたヨーコさんに絶好のタイミングでチップをはずむ酔っ払いさんばかりだと、私もイライラしながら夜のステージを観ずに済むんだけどなあ。 ・麻矢えみりさんに差し入れを添えた手紙を渡しました。3回目のステージのオープンで返事を頂きました。内容は、来週からの黄金劇場でのチームショーの苦心などに続けて「来週お待ちしています」で結ばれていました。手紙には「黄金のチームショー期待しています」とは書いたけど「来週黄金に行くよ」なんて一言も書いていないんですが…。まあどうせ実際に行くんだからどっちでも構いやしませんけどね。 |
自白したとおり、次回は生涯5度目の遠征、黄金劇場にチームショー第2弾を観に行って来ます。もっともその前に渋谷道劇にありすちゃんの渋谷デビューを観に行かなきゃならないし、翌日にはようやく札幌に還ってきた夢野ひなたちゃんに逢いに札幌道劇にも行かなきゃならないし…。こうやってスケジュールを組んでみるとまた無謀な遠征にしてしまったかもしれません。週末にこんな無茶して気力を蕩尽しているんだから、平日は仕事に身が入らないわけですね。 |
2001年06月20日 18時25分46秒
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2001年6月11日(月) 焦り |
2001年6月11日(月) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 昨日に続いて札幌の街で朝を迎えました。外はあいにくの雨、そんな1日の日記です。 |
目が覚めたらまだ5時半です。夕べヘトヘトになって就寝したのは確か2時半だったからたった3時間しか寝ていないのに何で目が覚めちゃうんだろう?ホテルの部屋が最上階の11階で朝日が部屋にキラキラと入り込むからかな?もう一度寝直そうと布団に潜り込んでみたものの、もう目がランランとさえてしまって、全然寝付けそうにありません。仕方なく6時にベッドを出て、放ったらかしにしたままだった昨日投げたリボンを巻き直します。他の常連さんなら1ステージで投げる程度の量しかないのに、結局巻き終わったのが8時前、2時間弱もかかっちゃいました。苦心して作ったリボン巻き機3号、乾電池で駆動するせいかパワーが弱いです。でも充電バッテリーで動く2号機は逆にパワーが強すぎてキレイに巻けないし、まだ改良の余地はありますね。それでも時間をかけて巻いているとなんか気持ちが研ぎ澄まされて落ち着いてきます。端から見てるとしょうもないことなんでしょうが、何であれ集中するのは自分を見つめ直すいい機会になります。昨日の自分、ここ最近の自分について反省と評価をしながらリボンを巻いていました。 10時にホテルを出ます。先週に続いて、月曜日を札幌で過ごす休日です。ただ、先週は眠くてしょうがなかったのに、今日は3時間しか寝てないはずなのにピンピンしています。先週も一応4時間は寝てたはずなんだけどなあ…、睡眠時間よりその質、そして移動にかかる疲労が、体調にとっては重要なのでしょうね。今日はリボンを投げるつもりはないので(あんな地を這うリボン、ゲストの方には投げられませんよね。しばらくはありすちゃん専属かな?)、書類カバン以外は札幌駅のコインロッカーに預けて身軽な格好で街に繰り出します。一応、社会は平日だし、私くらいの年代の男性がこんな時間帯にカジュアルな格好でススキノを闊歩するのも心苦しいので、白Yシャツにネクタイと云うスタイルにしてみたのだけれども、外は小雨が降ったりやんだりの天気、この格好では少し肌寒いです。ジャケットくらい用意しておくんだったと後悔。駅地下街のロッテリアで朝食、カバンからメッセージカードを出そうと探しますが、あっ忘れてきた(^_^;)。麻矢えみりさんに今日渡そうと思って用意しておいたはずのグリーティングカードを自宅に置いてきてしまいました。(下着を忘れたよりもショック!)そろそろ種明かしをしましょう。今日の最大の目的は、今日から札幌道劇に出演される麻矢えみりさんに出演祝いの花束とファンレターを渡すことです。えみりさんのステージ、私の好みに合うんですよ。大柄な体格でのしっかりしたダンスの格好良さに加えて「アラジン」や「ライオンキング」に見られるコミカルさを取り入れたステージ構成の感性が私の波長と共鳴する部分が多いのです。また、ポラの際のお客さんとのやりとりを聞いても、誰に対しても丁寧に接するようで性格も優しそうだし、昨年師走の札幌道劇出演以来、関東の劇場にちょくちょく彼女のステージを観に行った(その内の75%は本当は他の娘目当てだったのは内緒だよ(^^))おかげで彼女にも顔を覚えてもらったようだし、待ちに待った半年ぶりの札幌道劇出演を機会に、そろそろ札幌の彼女のファンとして名乗り出てもいいでしょうという気分になったのです。そういえば、えみりさんはこの日記の踊り子読者第1号だったですね、栄えある第1号読者に対するおべっか?それも少しはあるかな(笑)? グリーティングカードを手に入れるために大通公園近くのディズニーストアへ足を運び(もうYosakoiソーラン祭を目にすることはないので、大手を振って大通公園へ行けます(^_^))、メッセージカードを購入、確かえみりさんはミッキーマウスものが好きだったような曖昧な記憶が…。今日もミスドで昼食、そしてえみりさんへのファンレターを書きます、まあ内容は“祝!ご出演”に毛が生えた程度でほとんどありませんが。今回も明道香風園で花束をあしらってもらいます。花束が出来るまで待つ7−8分は何回経験しても気恥ずかしいですね。道劇に到着したのは開場から5分くらい経った頃、先週の月曜日も来てますから、お客さんの少なさには今更驚きません。それでも先週よりは多いかな?それでも余裕で「指定席」が取れました。 そんな初日の香盤です; 1. ソロ 1回目を「指定席」で、2回目を下手3列目端の「準指定席」で、3回目を下手最後列端の「帰り際の指定席」で観て、4回目のえみりさんのステージまで観て札幌駅に向かいました。後で詳述しますが、初日特有の面白さを楽しめたので、有意義なステージでした。 初日だけの感想でステージを云々することの愚は承知しているので、ちゃんとした感想は来週分に積み残し、書き足りないことは後で追記することにして、今回は某掲示板で紹介した一言感想だけにしておきます; 麻矢えみり−「ライオンキング」です。曲が本来とは違っていて苦心してました。4回目で何とか完成。 摩季紅音−「まき・あかね」さんって読むんですね。ベッドの際の眼が今は亡き里中美友ちゃんを偲ばせます。 森野いづみ−新作らしいです。客席に投げかけるいたずらっぽい眼が清野麗可さんを連想させました。 水野ひまわり−60-70年代(?)懐メロ路線、いまいちベッドと曲が合ってないなあ。 山咲あかり−これで昨年9月頭に出演したゲスト「チーム三十路」が全員道劇に再登場しましたね、七海姉妹を除いて…(涙)。あれから更に太ったねえ…(^_^;)。今週のポラ苦戦しそう…。 宮沢えり−自慢のプリティーボイスも今日はガラガラ。ステージにいる時間が短いような…。 ヨーコ−1年2ヶ月ぶりでもちゃんと常連陣の顔は覚えているんですね。目の前のファイヤー!はやはり暑いです(笑)。 その他追記事項; ・麻矢えみりさんのステージをもう少し詳しく。中盤以降の曲の構成をこれまでの野毛劇場や船橋ニュー大宝で観たものとは代える予定だったようですが、1回目のステージでは代わっておらず、それを知ったときの「…曲が違うぅ…」と呟いて焦る姿に微笑んでしまいました。しらばっくれて古い振りで済ましていれば誰も気付かないのに、口に出しちゃうんだから(^_^;)。3回目からは本来の構成に戻ったようですが、今度はえみりさんの方がそれを知らされておらず、また焦ってました。オープンで「4回目はちゃんとするから」という仕草をしていましたが、なるほど4回目は曲と振りがしっくりくるものになっていました。ただ、えみりさん本人はまだ不本意そうな顔をしていましたから、本来の出来はもっといいものになるのでしょう。期待してますね。 ・そういうバタバタしている中、すまないとは思いましたが、持って来ちゃったものは仕方ないので、オープンショーの際に花束を渡しました。開演18分、これで今日の目的は達してしまいました。フィナーレで頂いた返事でも、やはり今日のステージのことについてのお詫びが書いてありました。まあ焦るえみりさんなんてそう滅多に観られるものではないでしょうから、初日に来た甲斐はありますね。 ・えみりさんに限らず、初日からの3ステージをずっと観ていると、踊り子さんの演技や照明がステージを重ねる毎に変化していくのが分かって、非常に興味深く観ることが出来ました。摩季紅音さんのベッドなんか、最初は尻切れトンボで終わっていたのが、3回目にはちゃんとしたラストになるように調整していましたし、照明の方も1回目は無難な照明の当て方しかしていなかったのが、段々といかに効果のある照明を施すかを改良しているように見えました。えみりさんのステージあたり、いかに光の演出でステージを美しく盛り上げられるか、道劇の投光さんの腕の見せ所ですから、頑張って欲しいですね。 ・1回目はお客さんがそこそこ入った割には、ポラが出ません。今回はポラ4人中、摩季さんと森野さんは道劇初出演だから、TSだったら延々とポラが続くんでしょうけどねえ。しょうがないから、1回目のステージ4人全て私が先陣を切って撮る羽目になってしまいました。おかげでこの日のポラ予算を使い果たし、2回目は数名見殺しにしてしまいました。それにしてもポラ4名、多すぎます。渋谷道劇を見習って欲しいですね(笑)。 ・ヨーコさんの花電車、さすがです。それ以上に1年以上道劇には来ていなかったにも関わらず、私の顔をしっかり覚えていたのには驚きました。1年前の私って、目立たなくて(?)おとなしい普通の一般客だったんだけどなあ(笑)。ダンスの間に続けて観ているお客さんを探して「そんなのはさっき観たと言うあなたの為に」とアソコで折る鉛筆の本数を増やすのですが、3回目は最後列で観ていた私を見つけて3本まとめて折ってくれました。今度の週末、ラストまでいたいのですが、ヨーコさんに鉛筆を4本折らせていいのかどうか悩みますね(^^)。 ・3回目からかぶりつきに座ったお客さん、以前私に「ゆうらちゃんにポラをお願いして断られた」なんて破廉恥な自慢話をして私を呆れさせた御仁です。今日も元気です。でも羽目を外しすぎです。一言、いや十言くらい余計なことばかり言うので、ちょっと踊り子さんも嫌がっています。ヨーコさんなんか、自分のペースを乱されるので露骨に嫌悪感を示していますが、本人は気付いていないようです。どうもそうした踊り子さんの態度を自分が構われてるとしか解釈できてないようです。ただ、時々自分がはしゃぎ過ぎてるのかもしれないと自覚するところもあるようで、時々私の方をちらちらと振り返ります。どうやら、私のことはそれなりの常連だと認識しているようです。それは好都合、フィナーレ後の休憩時間、彼を呼び止めて「お兄さん、もう帰ってくれない?」と人によってはケンカになりかねないきつい口調で注意(普段は決してこんな口調での物言いなんかしないんだけど、彼の振り返ったときの気の弱そうな表情に「こいつなら勝てる…」と自信を持ってしまったので。私の影の嫌な性格がもろに出ちゃいました)、がっくりうなだれる彼を他の常連さんと一緒にかさにかかって説教しちゃいました。苛めるつもりはないんだけど(少しだけならあるかな?)、よく来るお客さんだし、差し入れを持ってきたりと踊り子さんに気に入られようという魂胆はあるようなので、そういう目的ならそれなりのマナーを守って欲しいんですよね、という親心、ということにしておいて下さい(いじめじゃないよ)。 |
次回は6月16(土)−17日(日)に再び札幌道劇を訪れます。今度は初日とはかなり違った完成された形でのステージが観られることでしょう。個々のステージの評価はそれを見てからですね。 |
2001年06月15日 01時28分44秒
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2001年6月9(土)−10日(日) 留守番係 |
2001年6月9(土)−10日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 昨年の今頃、私はこの時期札幌で開催される「Yosakoiソーラン祭」が大っ嫌いだから、という理由で札幌に足を運びませんでした。しかし、今年は後述する諸々の理由で札幌に居続けしなければなりませんでした。まあ、徹底してYosakoiの会場には近寄らないようにした結果、この2日間でYosakoiソーラン祭を目撃してしまったのは計5分くらいだから、まずYosakoiの観光客には勘定されていないはず、それだけを心の支えにYosakoiに浮かれる札幌で違う所で舞う踊り子さんに心を奪われていました。 |
まずは6月9日(土)篇; まあ歴史のない北海道のことだから、Yosakoiソーラン祭なんて竹の子族の大勢ヴァージョンみたいなパクリ群舞がもてはやされるのは仕方ないし(所詮私は道産子じゃないしね)、ここはYosakoiの悪口を書く日記ではないので、悪口はこの辺にして(私のYisakoi嫌いに賛同できる方は昨年6月の日記をご参照あれ)、本題に戻りましょう。 今回も金曜の夜行特急で札幌入り、土曜の楽日前日、そして日曜の楽日を道劇で過ごし、翌月曜日の6月中の公演初日を観て、夜行特急で釧路に戻るというやや贅沢なスケジュールです。別に6月中の公演は翌週末にも観に来れるので、無理して有休まで取って(今回も上司の忙しい時を見計らってどさくさ紛れに許可取っちゃいました)札幌に残る必要はないんですが以下のような理由から、日曜日は最後まで劇場にいたかったのです; 1.今週の最大のお目当て、我がアイドル・ありすちゃんのステージを楽日4回目のステージまでしっかり見届けたかったのです(今度はいつ彼女に逢えるか分からないからね)。切符の購入時には、まだ香盤が発表されていなかったので(トリなんてことはないにしても、真ん中くらいの順番だと夜行に間に合うか微妙なところ)、念の為に楽日は最後まで居られるように月曜日の夜行で帰ることにしました。 2.もう計画も完遂し、オフレコ扱いも解除されてるでしょうからばらしちゃいますが、日頃親しくしている道劇の常連さん達は9日、10日と揃って渋谷道劇に遠征(道劇チームのみんなを驚かせたいということでこの計画は極秘扱いだったのです)、私は初日からの3連チャンで渋谷道劇は満喫したので、今週末は札幌道劇のありすちゃんの方を優先して彼らには同行しなかったのですが、当然札幌道劇の方は常連さんのいない寒〜い客席となることが予想されたので、渋谷に行く常連さんには私が留守番役でしっかり札幌の方は盛り上げますから、と大見得切っちゃいました。留守番役のお仕事を全うするにはやはり楽日もラストまでいるべきだろうと判断し、月曜日まで札幌に居残ることにしました。 3.いくら1.2.の事情があったにしても、札幌に1泊長く滞在するのですから、その分費用がかさみます。なるべく安い宿が見つからねば、経済的事情で日曜日に帰ってもありすちゃんも常連さん達も大目に見て下さるかなあ、などと思いながら色々探してみた所、土曜日は1泊3900円、日曜日は4000円と道劇すぐ近くのロケーションにしては格安のビジネスホテルを発見、一応ちゃんとバス・トイレ付きだし、門限は厳しくないし、これなら札幌2泊で税込みでも8000円強、ここに決めたッ!という訳で経済的にも札幌居続けが出来る環境が揃いました。 4.もちろん月曜日の6月中の公演もそれなりに楽しみだったのですが、それはまた項を改めて…。 金曜日の夜行はYosakoi見物のお客さんが多いせいか、結構混んでいました。私の後ろにいたオバさんの団体がよほどウキウキしていたのか、夜遅くまで話し込んでいるのが気になりましたが、缶酎ハイを2本がぶ飲みしたせいですっかり熟睡、目が覚めたら札幌到着直前でした。しまった、多分同じ特急の喫煙車両にいるであろう釧路支部長bigflagさんが渋谷道劇遠征に浮かれながら南千歳駅に降り立つのを目撃する計画(笑)だったのに寝過ごしましたね。サウナで十分に仮眠を取った後に、札幌駅に向かうところで駅前の広場で開催されていたYosakoiソーラン祭を目撃してしまいました。しまった、大通公園さえ避ければYosakoiを見ずに済むとタカをくくっていたんですが、参加チームの増加で最近は会場を札幌市内のあちこちに設けているのを忘れていました。しょうがないので1チームだけ見ましたが、やはり集団行動の嫌いな私には一糸乱れず踊ることが第一とされるYosakoiの群舞は性に合いません。やはり私は一糸まとわぬダンスの方が…(笑)。天気が良かったので、歩いてススキノまで行きたいところをYosakoiを見たくない一心から地下鉄に切り換えてススキノまで移動、やはり大通公園でほとんどのお客さんが降りてしまいます。もう、今日の札幌はYosakoi一色みたいですね。ススキノのミスドで早めの昼食を(時間潰しも兼ねて)時間をかけて摂り、12時過ぎに道劇近くのホテルに向かいます。本来のチェックインは午後3時からだったにも関わらず、チェックインできました。この料金でこのサービス、これでカードが使えれば毎週でも泊まりたいいいホテルです。 ホテルの部屋に荷物を置いて、開場直後の道劇に向かいました。先客は数名、難なく「指定席」を取れましたが、土曜日とは思えないお客さんの入りです。 香盤を再掲; 1.麻美璃歌子 ソロ 1回目を「指定席」で、2回目、3回目を下手3列目で過ごし、4回目のありすちゃんのステージまで観て、もう今日はこれでいいかなあと思ってロビーに引き上げたのですが、アンケートを書いている内に「ミミちゃんをもう1回だけ観てから帰ろうっと」と魔が差し、再び客席に戻ったところ、それまでタンバリンを叩いていた本日唯一の応援系のお客さん(水玉きりんさんの遠征ファンらしい)が帰ってしまうし、お客さんの数も見る間に減り始めてきたので、この客席を見捨てて帰るわけにはいかず、ラストまでいてしまいました。ちなみにラストまで残ったお客さんは私を含めて14名、土曜日に相応しい数じゃないね、こりゃ(苦笑)。 感想&コメントです; 麻美璃歌子−昨年12月以来の道劇出演です。出し物は1月結の黄金のセーラー服大会でやったものとほぼ同じようです。セーラー服からブルマー姿へというスポ根調の前半から、ピンクのネグリジェでのベッドへ。ベッドの「月光」にはやっぱり弱いなあ(^_^;)。これまでの道劇でのステージでは表情の硬さが目に付いたのですが、今回は自然な表情が出来ています。彼女の成長を感じさせますね。彼女の持ち味である元気でそして健気な所がよく表現されたステージだと思いました。 ありす−前回はやや不満の残ったありすちゃんのステージなのですが、2日目ともなると慣れてしまうのか、今回は変な引っかかりなく楽しんでしまいました。前回は疲れていたのもあるし、3ヶ月ぶりで少し期待し過ぎていたのかもしれません。それ以上に、“惚れた弱み”で少しくらいの欠点よりもそれを補って余りある(と私は思っている)彼女の魅力を存分に楽しもうという気分になってしまうのかもしれません。(追注;“惚れた弱み”じゃなくとも、同じステージを2日、3日と見続けていくと、私はいかにして良いところを見つけるかという観点でステージを観てしまう癖があるので、この日記も基本的にはよほど酷くない限り誉めているのはそういう訳です)彼女のちょっと癖はあるけれども屈託のない笑顔に微笑み、オナニーベッドの表情に魅入っていました。進歩は遅いし、時としてその遅さにいらついてしまうこともあるけれども、彼女なりに懸命にやってるんだなあと思うとともに、その微かな進歩を見出すことがありすファンの醍醐味なのかもしれないなあと確信させられました。明日の楽日、何かあげちゃおうかな? 水玉きりん−初見です。おそらく道劇初出演です。体格のいい娘です。ぱっと見では新人女子プロレスラーと言っても違和感ないですね(やっぱ失礼かな?)。名前に因(ちな)んだのか、水色/青で統一した衣装、曲も水に関連したもののようです。表情がとても硬いです。もうアップアップですぅ、といった顔でずっとステージを勤めています。新人さんなのかな?と思わせられますが、デビュー4年の中堅さんなんですね。このキャリアでここまで新鮮さを失っていないのはある意味貴重な存在ではありますね。そういう視点で見ると表情はアップアップですが、振りは基本に忠実なしっかりしたダンスです。ただ、全体として静かにまとまりすぎていて、ベッドでもう少し起伏をつけて欲しかったです。それにしてもよく汗をかく娘です。ベッドショーが始まるときには既に顎から滴るほどに汗だくです。これ程大量の汗をかく踊り子さんは初めて観ます。実はきりんさんって水の妖精なのじゃないかしら?ステージの汗には弱い私ですが、ものには限度が…(笑)。ベッドショーが終わって、ポラで再登場した後も撮影中に汗が頬を伝ってポタポタと滴り落ちます。ポラの際の会話もなんかおどおどしています。時々、独り言でなんか呟いています。なんかポラをやるのは本意じゃないみたいです。変な意味で気になる娘です。頑張ってるのは認めざるを得ないので、ポラを撮りました。 優香−青森の実家のミツコ叔母さんの若い頃に似ている、なんてカサイ一族でしかウケなさそうな感想はもう書きません(笑)。ちょっとベテラン風のお姐さんです。黒いスーツ、黒い帽子、黒いシャツ、そして黒いブラと黒ずくめでの衣装です。でもパンツだけ白なのは何故?見覚えのある顔だからなのか、そういう方がステージで脱ぐのを観るのは結構ドキドキします(^_^;)。ちょっと中盤にだれる所がありますが、そこそこ格好いいステージでした。 ミミ−ミュージカルやディズニーアニメのサントラから材を取った独自のステージが気に入っているミミちゃん、今回はそれとは路線が異なる彼女にしては普通のストリップです。チャイナドレスをアレンジしたドレス、蛍光色が目に眩しいです。バレエのステップを随所に織り交ぜた軽やかな身のこなしが格好いいんです。少女の面影を残したあどけなさとキリリとした表情の絶妙にブレンドされたダンス、そして更に大人びた表情が交叉するベッドのポーズの美しさに魅了されてしまいました。気が付くと、彼女の背中に天使の翼があるのじゃないかと探してしまうの私でした。今日もポラを撮ってしまいました。 仁科夕希−道劇で観るのは初めてです。やや鉤鼻なのが気になるのを除けば、綺麗なお姐さまです。親戚でも、近所でも、学校でもこんな素敵な女性が身近にいて欲しかったと思わせるような方です。白いドレスの裾を靡かせながら優雅に舞っています。音楽が私好みなので、ノリノリで手拍子してしまいました。ベッドは天狗ショーです。まだストリップの経験の浅い私は、見るに耐える天狗ショーはHIKARUさんや木下りりこさんくらいしか観たことがないのですが、彼女らの激しいものとは違う静かな表情で見せる天狗ベッドの良さを堪能させるような素晴らしい出来でした。お客さんの中には仁科さんが登場しただけで「なんだオバさんか」と言わんばかりの顔をして席を立ってしまう人もいるのですが、チッチッチッ、分かってないなあ。 青山和希−去年の秋以来、やや久し振りに道劇に来ましたね。星条旗をベースにした衣装で登場、アメリカのロックスターとでも名付けたくなるようなステージです。曲は最近のヒットチャートから取ったもののよう。思うに、彼女の好みを反映した選曲じゃないかしら。そのせいもあるのか、これまでの無表情なステージとはガラッと変わって、表情が豊かになっています。今まではちょっと取っつきにくい所もあったのですが、ポラの対応も含めてかなりソフトになってきましたね。ちょっと彼女を見直しました。2回目のステージで目が合ってしまったので、お助けポラを撮影。お客さんの少なさもあって、全体を通してポラが出なかったのですが、彼女は売れないときは1人撮ったら後はさらっと引っ込んじゃったり、余り売れ行きには関心ないみたい。トリなんだから、ソロでもいいんじゃないかなあ? その他書き留めておこうと思ったこと; ・4回目、ロビーでアンケートを書いていると、関西から来たらしいお客さんがカウンターの女性従業員(新人、しかも結構カワイイ(^_^))に「どっか、ヌケるお店紹介してや」と尋ねていました。所詮ここは風俗店、とはいっても女性にそういうこと平気で聞けるものかなあ?関西人のメンタリティーは理解出来んわ。ススキノは客引きにさえついていかなければそんなにひどい所はないんだから、そんなん旅の話のネタ作りのつもりで当たって砕けろで飛び込んでみるのが楽しいんじゃない?人の紹介で行ったかて、そんなお仕着せでヌイたってねえ…というのは、私の見解ですが。結局彼女では対応しきれずに、ベテラン従業員さんが出てきて「ウチのグループでいいなら割引券差し上げましょうか?」とうまくまとめていました。そんないい話があるなら私にもくれぇ…(^_^;)。 ・まさか、土曜日にこれ程お客さんが来ないとは予想していなかったので、ホテルにリボンを置いてきたことを心から後悔しました。前回はありすちゃんの許可が貰えず、今回はホテルに置いてきて、と折角“初めてのリボン”にはもってこいの客の入りの日に立ち会いながら投げられないとは、つくづく運のない奴ですねえ(苦笑)。明日もこのくらいのお客さんしか来なかったら、今度こそ実戦デビューしちゃおうっと。 |
続いて6月10日(日)篇; 10時にホテルを出ました。今回の旅行は少し準備が慌ただしかったせいか、下着を鞄に入れ忘れていたことに昨夜気付き、今日は昨日と同じ下着です。昨日応援に精を出しすぎてホテルに帰った時には汗だくだったので、少し汗くさくなった下着を2日続けて着て道劇に行くのは嫌だなあ(職場だったら平気なんですけどね(笑))。さすがに3日同じ下着で、と云う訳にはいかないので、近くのコンビニで下着を買います。取りあえず、これで明日は大丈夫(^o^)、今日は下着にデオドラント・スプレーをたっぷり吹き付けてきたからまあ何とか保ってくれるでしょう。 今日もミスドで昼食を摂りながら今日ありすちゃんに渡す手紙を執筆、彼女のためには感じたことをそのまま書くべきだとは思いつつ、つい批判っぽい部分を除去した甘ちゃんな内容になってしまいました。どうしても「こんな事書いたら嫌われちゃうかな?」という意識が優先してしまいます、これも“惚れた弱み”なのでしょうね。それと、手紙と一緒に今回は「リボン投げ届」を同封。前回「リボン投げ許可願」を出したものの返事が貰えなかったので、今回からは小泉内閣の規制緩和に倣ってリボン投げも許認可制から届出制に勝手に変更しちゃいました。だって、せっかくありすちゃんに投げるために持ってきたんだもの、なんとか投げる大義名分をこしらえないと…(^^)。地下街で手紙に添える差し入れの菓子を買い、今晩泊まるホテルに荷物を預けてリボンと菓子を携えて道劇に向かいます。開場直後の道劇、やはり今日も先客は片手で数えられるほどです。やはり今日もYosakoiに喰われっぱなしなのかしら? 開演までに来たお客さんは20名程度、1回目のフィナーレで6割くらい、2回目で3割くらいかな?但し、昨日よりはよく見かける馴染みのお客さんの比率が高かったです。3回目以降は観光客もいなくなり、地元の比率が高くなってきたようでしたが、客足は散々(もっとも日曜日の3回目以降は客足は減る一方なのが常ですけどね)。3回目途中からは、渋谷道劇遠征から帰ってきた常連さん達が札幌道劇に立ち寄ってくれて(昨日の惨状を報告したんで心配で駆けつけてくれたようです)、ようやく孤軍奮闘状態から解放されました。これで取りあえずは留守番役はお役御免ですね。4回目はタンバリンやリボンのある華やかな応援で楽日らしい盛り上がったステージを演出して貰えました。あー、よかった。 後は起こったことをなるべく時系列で; ・この日、1回目は「指定席」で、2回目以降は下手4列目の端に陣取っていました。2回目以降にするべきことを考えるとここがベストポジションになるのですよね。 ・ありすちゃんの1回目のステージのオープンでお菓子を添えた手紙(普通は「手紙を添えた菓子」なんですが、私の場合手紙がメインなんで)を渡しました。フィナーレで返事をもらったので、ビックリしました。前回のこともあるし、返事は全く期待していなかったのです。手紙の書き出しは「お久しぶりですね、(以下略)」だって…、昨日も来てたし、6日前にも逢ったし手紙渡したじゃん(^_^;)。しらばっくれてるのかな?それとも月曜に逢ったことを塩爺みたいにすっかり忘れてしまっているのか、はたまた月曜にプレゼントしたのが私だと気付いていないのかな?まあ余り詮索しても詮無いけど、じゃあきっと月曜に渡した手紙読んでないね、眠いのをこらえて書いたのにー(涙)。 ・追記;ありすちゃん、6/21から渋谷道劇出演とのことです。これで彼女も一足遅れで渋谷デビューを果たせますね。また遠征しなくっちゃなりませんね。財布は悲鳴をあげてるけど、とっても嬉しい悲鳴です(^o^)。 ・今日もミミちゃん、水玉きりんさん、青山和希さんのポラを撮りました。ミミちゃんのポラはYosakoiソーラン祭の鳴子を持ってもらってのYosakoiポラ、鳴子はわざわざ買って持参したものです。Yosakoiが大っ嫌いとか言いながらしっかりネタにしているあたり、私も言ってることとやってることが食い違ってますねえ(苦笑)。まあ、ミミちゃんにもウケたし、鳴子くらいなら荷物にもなるまいと思ってプレゼントしたら喜んでくれたし、オープンでは鳴子を鳴らしながら踊ってくれたし、予想以上の反応をしてくれたので、私の企画にしては大成功でした。 ・3回目の青山さんのオープンショーの際に、彼女から何か手渡されました。後で見ると彼女のテレホンカードでした。ウーン、彼女からこんな結構なものをもらう大義がないなあ。きっと、2回目のオープンの際に彼女にチップを上げたお客さんへのお礼として持ってきたものの、そのお客さんがいなかったのでたまたま近くにいた私に渡しちゃったんでしょうねえ。そんな投げやりなところ、いかにも青山さんらしいや(微笑)。タダで貰うのは信義にもとるので、4回目に彼女のポラを撮りました(1枚きりだけど)。 ・彼女にリボン投げ届を提出したので、2回目以降は気兼ねなくリボンを投げられます。1回目の休憩時に持参したリボンをセットして彼女の出番を待ちます。ベッドショーに入り、そろそろ下手ゴンドラ下のリボン投げ位置に移動しようかと身構え始めた頃、運悪く入場してきたお客さん数人のグループが下手最前列ステージ寄りのイスに座ってしまいました。そこに座られるとステージに向かってリボンを投げにくいよー(T_T)。ベッドショーのラストでステージに引っ込んだありすちゃんに向かって記念すべき第1投!ほとんど目の高さで真っ直ぐにリボンが飛んでいきます。引こうとしたもののほとんど引ききれない内に着地してしまいました。投げ落としにしては高さがないし、なんとも中途半端な第1投です。オープンショーでも盆に向かって投げるのはお客さんの頭が気になって出来ず、ラストで再びステージに向かって投げましたが、やはり第1投と同じく投げ落としもどき、職場の会議室では8割くらいの確率でうまくいっていたんだけどなあ。やっぱり、練習と本番では勝手が違います。それに、1週間ほど練習をサボっていてせいで体が成功したときのフォームやリリースポイントを忘れてしまっています。このままじゃ全然ダメ!と2回目の休憩時間に慌てて練習します。もうお客さんの目なんか気にしていられません。ロビーでくつろぐ暇もありません。練習後、またリボンをセットしてありすちゃんの出番を待ちます(注;他の娘のステージもちゃんと観てましたからね)。2回目の登板、今度は下手の席はガラガラだったので、盆に向かっても投げられました。計5投、内訳は、まあ成功2投、失敗2投、大失敗1投…、まだ練習では出来た軌跡の通りにリボンが飛んでくれません。どうもフォームがベストのものとはほど遠いようです。もっと体に身に付くまで練習しとくんだったぁ、と後悔しましたが後の祭りです。3回目のステージでの醜態は、ロビーでリボンの準備をしていた常連さんにはモニターを通して目撃されていたようで、3回目の休憩時には「心がこもっていましたよ」なんて慰められましたが、今は心よりも技術が欲しいです(笑)。ただ、その励まし・慰めのおかげもあってか、4回目は7投中失敗は2投のみで何とかさまになったような気がします。もっとも、他の常連さんに上手からもリボンを投げてタイミングを教えてもらったり、花びらを撒いてもらったりして、私の拙さをカバーしてくれたからそう見えただけかもしれませんが。何とかありすちゃんのステージを終えましたが、もうヘトヘトです。水玉きりんさんのことをとやかく言えないくらいに体中から汗が噴き出しています。取りあえず、今日は投げさせてもらいましたが、どうもありすちゃんのステージを盛り上げる役には全く立てなかったようです(逆に盛り下げちゃったかも?)。やはりデビューには時期尚早だったようですので、今度のありすちゃんの札幌道劇出演までに職場の会議室や踊り場、開演前の道劇でみっちり練習して、もう少しさまになるリボンを投げられるようにならなければイケマセンね。 ホテルに帰って、遅い夕食をコンビニ弁当で摂り、シャワーを浴びて、今日の感想を書き留め、後は…となって途端に睡魔が襲ってきました。目の前の今日投げたリボンの山を巻き直す気力も湧かず、倒れ込むように寝入ってしまいました。 |
こうして、色々あった6月頭が終わりました。明日の6月中の初日の話は、また別の機会に…。 |
2001年06月14日 03時07分15秒
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2001年6月4日(月) 許可願 |
2001年6月4日(月) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 3日間の東京遠征を終え、何とか札幌に帰ってきました。疲れた体は我がアイドルありすちゃんの出演しているホームグラウンド・札幌道劇で癒してもらいたかったのですが…、ちょっと荷が重かったかな? |
昨夜初めて泊まったカプセルホテルは、まあ寝るだけの所と割り切ればそんなに酷くはないかな?ただ、パソコンで情報収集をしたり、書き物をしたりという、寝る以外の諸々のことが出来ないのは手紙&ネット派の私には辛いなあ。精神衛生上よくないから、いくら安いからって毎週のように泊まる所ではないですね。そのカプセルで朝5時起床、7時台の札幌・千歳便しか取れなかったのでこの時間に起きるしかないのですが、さすがに眠い!しかし乗り過ごすとまずいので電車では眠れないし、飛行機の機中でも今日ありすちゃんに渡す手紙の草稿を書かねばならないので眠れません。ここ数日の強行軍の遠征を少しだけ後悔しました。 札幌駅に到着、まだ10時半です。駅からちょっと離れた郵便局に寄って、そこの局留めにしてある小包を受け取ります。中身はありすちゃんに渡すセサミストリートのぬいぐるみ(4月にゲーセンでゲットしたもの)、わざわざ渋谷まで持っていくのは馬鹿馬鹿しいので、釧路出発前に自分宛の郵便局留めにして発送しておいたのですよ。結構いいアイディアでしょ?そのぬいぐるみの入った袋を持って、札幌市内を時間を潰しながら過ごし、モスバーガーで昼食を摂るついでにありすちゃんへの手紙を書いた後、開場直後に道劇に入ります。こんないい天気の月曜日なのに、何で私は薄暗い劇場に行ってしまうのかなあ(笑)?それもこれもありすちゃんに逢いたいからなのさ、などと嘯きながら「指定席」を確保、ロビーで飲み物を飲みながら開場までくつろぎます。途端にどっと疲れが出てきました。眠いし怠(だる)いです。もし今日の出演者が私にとって魅力のあるものでなければ、1香盤観て5時の特急で釧路に帰りたいです。でも、経費節減のために今回も札幌までのアシは夜行列車往復きっぷで取ってあるので、午後11時までは札幌にいなくてはいけません。この体力、気力で3香盤まで持つかしら?香盤が私に元気を与えてくれるものであってくれればいいのですが…。 そんな今週の香盤です; 1.麻美璃歌子 ソロ 一応、お客さんの入りを報告しておきます。開演時7名(苦笑)、3回目開演時10名(再苦笑)、4回目の開演時には30名くらい入ってましたけど、客が寒いよー!!月曜日にそんなに客が入るなんてハナから思ってませんでしたが、それでももう少し賑やかになっても罰は当たらないような気もします。最初の2香盤は若いストリップファンらしいお客さんが2人ほどいましたし、3回目は時々見かける松沼兄ヤン似のタンバリンの常連さんがいましたのが、それでも寂しかったです。まあ、最近は私も手拍子するのが楽しいからするんであって、ステージを盛り上げようとか踊り子さんを応援しようとかいう変な義務感からは解放されつつあるので、いくら周りの客がオープンショーで拍手すらしない沈黙の客でも気にしないのですが、それでもこの広い札幌道劇の空間に虚しく私の手拍子が消えてゆくのはなんとも言えない心細さがありますね。それ以上に、せっかく踊り子さんからもらった元気が再び沈黙の客席に吸い取られてしまうようで。 そんな具合で始終元気のない状態でしか観られなかったので、ありすちゃん以外の方のちゃんとした感想は次回の宿題!今回は短評でお茶濁し; 麻美璃歌子−1月の黄金劇場で観た出し物、いつもの健気で元気なステージです。札幌では控え目だった明るさも出てきたかな? ありす−2月結の水戸以来、およそ3ヶ月ぶりに彼女に逢えました。彼女の消息自体、4月頭の名古屋銀映以降、掴めなかったので心配していたのですが、久し振りのありすちゃん、太りましたねえ。水戸で逢ったときはハードスケジュールのせいかかなりスリムになっていたのですが、今日観るとお腹の辺とか結構目立ちますね。これまでの彼女の体型の変化から考えると普通にステージを勤めていたらこんなに太れるとは思えないので、きっと消息不明だった時期はお休みしていたのでしょうね。それに髪もバッサリ切っちゃいましたね。女性が髪を切る時って何かあるっていうけど…(ちょっと心配)。出し物は水戸でやったものから出だしだけキョンキョンの「なんてったってアイドル」に代えたもの、衣装は綺麗です。お金結構かけてます。ただ「なんてったってアイドル」なんてストリップにはもってこいのいい曲を使いながら、その程度のダンスしか出来ないのかなあ、勿体ないなあ、なんて気持ちになっちゃいます。元々ありすちゃんのダンスの技術水準は分かっているつもりではあるのですが、3ヶ月も経っているのだから少しは上手くなって欲しいという気持ちが無意識により高いレベルを求めているのかもしれません。また、以前の彼女のステージから滲み出ていた懸命さが今回はそれほど発散されないというのも、そういう欲求不満な気分になってしまった原因かもしれません。ただ、それ以降のオナニーベッドだけはよりハードになっているように見えました。個人的にはそういうところよりもダンスをしっかりやって欲しいんですが…。 オープン時にぬいぐるみと手紙を渡しました。それほどビックリした顔じゃなかったのは、ステージの間に私が来ているのはバレていたんでしょうね。渡した手紙には、久し振りに逢えて嬉しいとかの月並みなファンレターとともに、「次のステージにリボンを投げていいですか?」というリボン許可願も同封していました。最近、密かにリボン投げの練習を始め(リボンを衝動買いしたら、やはり投げてみたくなっちゃうものなんですねえ(^_^;))、まだまだ不格好ながら投げ引きも何とか出来るようになり、そろそろ実戦デビューかな、でも投げるなら記念すべき第1投はありすちゃんへと決めていたので、まず彼女の許可を得たかったんですが、…いつもは律儀にくれる彼女からの返事が来ません(笑)。返事が来ないのは彼女の都合だし、そんなことで見返りを求めるのはイケナイことだとは分かっていますが、でもそれじゃリボンを投げてもいいのかどうか判断できないよ(困惑)。せっかく、お客さんはいないし、初心者が初めてリボンを投げるにはもってこいの環境なのに、投げるチャンスを逸してしまいました。次回許可をもらえても、土日の大勢お客さんのいる中ではお客さんの頭にぶつけそうで怖くて投げられそうもないし、この企画、次回のありすちゃんの出演までお蔵入りでしょうかねえ? 水玉きりん−新人っぽいけど、キャリア4年の踊り子さんなんですね。そうは見えないなあ。水にちなんだ出し物?お助けポラ撮影。 優香−実家のミツコ叔母さんの若い頃によく似ています(笑)。 ミミ−これまでのミュージカルから離れたチャイナもの、それでもカワイイですねえ。ポラ撮っちゃった。 仁科夕希−綺麗なお姐さんです。彼女の天狗をやっとちゃんと観れました。静かなる天狗、いいですねえ。 青山和希−アメリカンロックスターがテーマかな?彼女の趣味がよく分かる選曲です。好みが別れそう。彼女もお助けポラ撮影、でも彼女の方はあまり売れ行きは気にしてないみたい。 静かな静かな客席に愛想を尽かせて、4回目のありすちゃんのステージが終わるとともにそそくさと劇場を出ました。寒い客には慣れたとは言っても、まだ平日のステージに棲む応援の気力を吸い取るヴァンパイアには勝てませんねえ。次回こそ…。 |
次回は6月9日(土)、10日(日)の6月頭の終盤のステージを観に札幌へ行く予定。ありすちゃん以外の方のステージも今度こそちゃんと観なくちゃね。ありすちゃんのステージ、今度はちゃんとしてるかなあ? ちなみにその後の6月中の初日も札幌道劇に行くことにしました。平日のヴァンパイアへのリベンジ?リボンの練習?真相は当日までのヒ・ミ・ツ(^o^)。 |
2001年06月08日 00時44分08秒
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2001年6月3日(日) 阿修羅さまのホームグラウンド |
2001年6月3日(日) 池袋・東池袋 「池袋ミカド劇場」 渋谷道劇オープン公演が主目的の今回の東京遠征、従たる目的は阿修羅さんの引退公演を観にここ、池袋ミカドへ来ることでした。その時の記録です。 |
私の尊敬する阿修羅さまはアメリカのショーへチャレンジするために6月中の渋谷OSをもって日本のストリップからは引退、6月頭の池袋ミカドから彼女の引退興行と銘打たれています。尊敬する踊り子さんの引退公演には可能な限り立ち会いたかったし、阿修羅さんの所属する池袋ミカド劇場にはまだ行ったことがなかったし、一度どんな所か見ておきたかったのもあって、東京遠征の半日を空けて、彼女のホームグラウンドでの勇姿を記憶に焼き付けておこうと思いました。 中目黒のホテルをチェックアウト、今晩の宿は渋谷のカプセルホテルなので渋谷駅のコインロッカーに放り込んで池袋に向かいます。池袋、この前行ったのは1993年の師走に出張の空き時間に映画を観に行って以来だから、久し振りです。それほど東京の中では馴染みのない所なんですが、再びその地に足を降ろした理由がストリップというのは、この7年半の間の自分の変化を実感してしまいますねえ(苦笑)。事前に調べたとおりに東口から駅を出て、ビックカメラの方向に足を向けます。その途中のマクドで腹ごしらえ、またしばらく歩くといとも簡単にミカドの看板が目に入ります。でもまだ11時前、開演は12時だから取りあえず、近くのコンビニで飲み物を買って、ちょっと立ち読みして、それでもあんまり時間は潰せずに仕方なく再び劇場に向かったのが、11時10分頃。いかにも一見の客ですよー、なんて振りで入口の従業員さんに「何時から始まるんですか?」なんて訊いてから、場内に入ります。でも、入場料はまだ徴収しないんですね。 ドアを開けるといきなり客席です。ロビーはないんですね。昨日までの狭い渋谷道劇に目が慣れてしまったせいか結構広く感じます。客席は30人分程度、私が入場した時点で半分くらい埋まっていました。立ち見のためのフリースペースが結構広くとってあります。私が入場してすぐに料金の徴収が始まりました。特別料金とのことで5000円也、まあ阿修羅さまの引退興行なら高くはないですね(ちょっと虚勢張ってます)。私は上手3列目の席に座りました。ステージに正対して4列のイスが並んでいるだけですから、どこからでもステージや盆の様子がよく見えます。客席の年齢構成は平日の黄金劇場や野毛劇場ほどではないですがやや高めです。後ろの方では応援さんらしき方々がリボンの準備などしています。ただ、上手の方に設置されている自動販売機の前でそういうことをされると応援の準備の邪魔をしたくないという気分もあってやや行きにくいですね。呆れたのは、照明のつもりなのか開演までずっと紫外線灯を点灯しているのです。こんな環境で長時間紫外線を客に浴びせるなんて、客の健康を何だと思っているんでしょう?普通の蛍光灯を点ければ済む話なのに、無知って怖いですねえ。 そういう劇場の無知は気に入りませんが、雰囲気はなかなか落ち着いた感じです。壁が板張りなのでそれほどストレスを感じません。それに壁に貼られたポスターが「外人、生板、レス」「毎土曜オールナイト」など旧風営法時代に貼られたポスターがそのままなのがノスタルジーを感じさせます。ステージの方に目を向けます。幅は結構広いです。但し奥行きはそれほどでもないかな?花道から盆は申し訳程度です。取りあえずベッドショーがそこで出来ますという程度ですね。照明や音響のことは渋谷道劇の豪勢さと比較してもしょうがないでしょうから、ここでは触れないでおきます。ただ、一頃のTSほど酷くはないですね。開演までステージに置かれたテレビでAVが上映されています。開演間近になったら従業員さんが片付けるのかな?なんて思っていましたが、テレビをそのまま上手端の方に置いたままで開演しちゃうのには驚くやら呆れるやら…。まあタッチショーの時にまた使うからという事情はあるにせよ、ここの関係者はショーを何だと思っているの?と疑いますね。でも、こんな所であの阿修羅さんが舞うんですよね。不思議な光景だろうなあ。あ、そうそう、ここではピンクサービスがあるんですが、そのサービスを受ける場所がなんとステージの上なんです。上手の一角をカーテンで仕切って希望するお客さんはみんなの視線の中、次の娘のステージの最中にステージに上がって行くんですよ(驚嘆)。いくら溜まりに溜まっていたって、衆人環視の中ステージに上がってヌカれに行く勇気は私にはありません。それが出来たら、私はAV男優になってますよ(笑)。「貧すれば貪する」なんでしょうかねえ…。ここまで驚かされると、ここでは何でもステージの上で済まそうという妙なポリシーでも持ってるんじゃなかろうか?なんて変に感心してしまいます。 噂では、阿修羅さんの引退興行では4ステージ全て違う出し物をやるということだったので、最低でも2回は観ないといけないと思い、予定通り2香盤観ました。阿修羅さんの3回目、4回目のステージも観たかったのですが、後で書くと思いますが、色々考えることも多く、これ以上阿修羅さん以外のステージを観るのは辛くなってしまいました。早めに渋谷道劇に口直ししたい気分になってしまったので2香盤で劇場を出ました。 そんなこの日の香盤です; 1.清野麗可 ソロ では感想&短評(ちょっと記憶が曖昧なんで手短に); 清野麗可−札幌道劇で観たときと同じ明るくてポテンシャルの高いダンスでした。衣装が非常に凝っていました。ちょっと繭ゑちゃんの「宇宙ストリップ」の“くも助君”を連想させます。きっとこの出し物、6月結の札幌道劇でもやってくれるでしょうから、その時に改めて堪能しましょう。 高瀬美礼−久し振りに観たのですが、やっぱりアイドル並みに可愛いですね。可愛さに負けてポラを撮っちゃいました。 外国人ダンサーD−立派な体格の娘です。外国人にしておくのは勿体ないですね。日本人に改造して近所のお弁当屋さんでバイトさせればいい看板娘になれそうな感じです。 宝生 恋−昨年10月の札幌道劇以来、久し振りに逢うので結構楽しみにしていたんですが…彼女のステージを観た感想を2文字で表すと「落胆」になりますでしょうか。以前感じられた彼女の元気のよさとそれに比例したダンスの楽しさが感じられないのです。どうも彼女の能力の半分も出していないのでは、と思えます。手を抜いている…とまでは言いませんが、そう思われても仕方ない仕草が目立ちます。お客さんはちゃんと観てます。彼女のポラ、ファンにしか売れてません。彼女も「ポラ買ってくれない人は嫌いです(半笑)」とか「何でいっつも同じ人しか買わないのー?」なんてぼやいてますが、そういう状況をちゃんと忠告してくれるファンは彼女の周りにはいないのかしらん?なんて余計な世話を焼きたくなってしまいます、彼女の本来の実力を知ってるだけにね。一応、ファン以外の客も買っておこうと思って、挨拶ポラを撮りました。私のことに見覚えがあるらしいのは嬉しいのですがその時のセリフが「お兄さん、いつも笑ってるね」って言うのは(当たってるけど)あまり上品じゃないなあ。恋ちゃんも2年のキャリアを持ってるんだからせめて「いつもニコニコ楽しそうに観てくれてますね」くらいの好感を持たれる言葉遣いを身につけなくっちゃ。そろそろ彼女も「お侠な元気娘」から少し脱皮して欲しいところです。今度彼女を観て「失望」とか「幻滅」とかいう2文字しか浮かばなかったら、今度はニコニコじゃなくて苦笑、失笑、冷笑、で対抗しちゃうぞ。 加勢 恵−初めて観る娘です。ストーリー性のあるようなシリアスなステージでしたが、彼女の能力ではそれをちゃんと表現できていないようです。ダンスの後は初めて観るショー、試験管をお股に挿入してライトでその試験管を照らすと中の様子が覗けるという入れポンの亜流のようなショーです。その趣向だけは面白かったです。 篠宮 涼−1999年12月の札幌道劇以来、久し振りに観る娘なのですが、その時と同様、今回もほとんど印象がありません。何でかなあ?私の記憶に残りにくいタイプなのかもしれません。その証拠に「いいステージだったから」という理由で撮ったポラが手許にありますし…。 阿修羅−1回目のステージは昨年秋に札幌道劇でやった「Erotica Lips」、2回目は4月にやった「Mystery Queen of Egypt」でした。どちらも大好きな出し物なので(というか彼女のステージで"ハズレ"は観たことないですから)よかったです。ただ、道劇で観たときほどの感動は味わえなかったです。やっぱり上手のテレビが邪魔なのかなあ(笑)。それにベッドショーの後、ポラになってしまうという構成が感動を盛り上げる支障になってるのは確かですね(自分で撮っておいてあげつらうのも何ですが…)。あと、照明の量のせいか札幌道劇ほど阿修羅さんの裸身に迸る汗が多くないのもあるのかも。 ミカドを出て、真っ直ぐに渋谷に舞い戻り、カプセルホテルに向かいました。この後のことは渋谷道劇の6月3日(日)の項をお読み下さい。カプセルで時間を喰ってしまったので、渋谷道劇の3回目の開演には間に合いませんでしたが、直行すればミカドで2香盤、渋谷道劇で2香盤、計4香盤を観られたんですね。お得なハシゴコースかもしれません(笑)。 |
実はこの後、シアター上野に藤谷ジュンさんのラストステージを観に行きたいという希望もあったのですが、やっぱり渋谷道劇で最後は締めたかったし、1日3軒のハシゴは私程度のキャリアでは無謀だろうし(日記に書くのも大変(^_^;))、渋谷−池袋−上野−渋谷なんて移動をしたら山手線を1周してしまうし、そんな鉄道マニアみたいなハシゴは話のネタには面白いかもしれませんが、体力が持ちませんし…で諦めました。藤谷ジュンさん、ゴメンナサイ。 |
2001年06月07日 20時51分22秒
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2001年6月1(金)−3日(日) 渋谷道劇復活! |
2001年6月1(金)−3日(日) 渋谷・百軒店 「渋谷道頓堀劇場」 いよいよ、渋谷に道頓堀劇場復活です。もちろん行ってきました。前置きはそれくらいにして、早速本題に入りましょう。 |
“早速本題に入りましょう”と言った舌の根も乾かない内から、ちょっと長めのプロローグをお許し下さいm(_ _)m。 1995年12月に閉館した渋谷道頓堀劇場には、1度だけ閉館間際の1995年11月に千葉ロッテマリーンズのファン感謝デーに行ったついでに寄った(幕張から渋谷へ寄り道というのも笑えるけど)ことがあり、本来のお目当てだった影山莉菜さんはほとんど観えず、ただただごった返すお客さんばかり観てきたという貴重な(?)思い出があります。その後、1999年に札幌に復活した札幌道頓堀劇場が藤繭ゑちゃん始め専属タレント陣の充実と清水ひとみ社長の企画ものの高評価を得て、(トータルとしては)予想以上の成功を収め、というドラマティックなストーリーを経て、閉館した渋谷道劇のあったビルを(現在の札幌道劇のオーナー氏が)買い取って同じ場所に渋谷道頓堀劇場が復活!と来れば、札幌道劇の成功を見つめてきて、そのほんの幾分かには自己の貢献(経済的及びファンの声援としての精神的)もあると自負している私は行かないわけにはいかないでしょう。行って直に新生渋谷道劇を観て、そこでの札幌道劇チームのステージを記憶に焼き付けておきたい衝動に駆られ、以前の休日出勤の代休をそっくりこの日に充ててこの日が来るのを待ちわびていました。まあ、手短に言えばただのイベント好きという性根が出ただけなんですが。 今回は、夜行特急で前夜に釧路を出て、翌朝一番の千歳発羽田便で東京に行き、渋谷道劇オープン初日、2日目、3日目を観賞(3日目のお昼にはちょっと他の劇場に浮気もしますが)。4日目には札幌に戻って、札幌道劇で遠征を締めて、夜行特急で釧路に戻るというスケジュールです。4日間で延べ5軒の劇場ですか…、遠征から帰った今思えばちょっとハード過ぎましたかねえ(苦笑)。 |
まずはオープン初日6月1日(金)篇!; 週末にかからない夜行特急は予想通りガラガラ。静かな車中でゆったりと寝て明け方5時に南千歳に到着、待合室で身だしなみを整えて、千歳空港行きの電車の来るのを待ちます。髭を剃ろうとトイレの鏡に向かう時、左頬の腫れがまだ充分に引いていなくて顔が左右対称じゃないのがやはり気になります。先週の札幌旅行から帰ってきた途端に左奥歯が猛烈に痛み出し、夜も眠れないほどだったので観念して翌日歯医者に行ったら、以前治療した虫歯がその後も齲蝕(うしょく)が進行していて、今度は抜かないとダメとのこと、その日は化膿した部分を治療して痛みだけは嘘のように消えたのだけれど、歯茎と頬の腫れはまだ傍から見ても分かるくらいで、ちょっとこの半宍戸錠顔で道劇チームのみんなと顔を合わせるのは恥ずかしいな(^^;)。でも、虫歯の痛みが遠征中に勃発しなくてホントによかった、あの痛みじゃとてもストリップ観賞どころじゃなかったからなあ、その点だけでは神様に感謝。 空港の搭乗口でよく道劇で見るお爺ちゃんを見かけました。週末にかぶりつき近くでニコニコしながら見ている方で、その観劇態度には好感を持っている方です。ひょっとしたら、劇場が組んだ渋谷道劇観劇ツアーを申し込んでいるのかな?なんて思って声をかけようとしましたが、もし違っていたら失礼だし、まだそのお爺ちゃんとは劇場でもまともに会話したことはなかったので、空港で声をかけるのは自重しました。予定通りに千歳離陸、羽田着陸。手荷物受取所で鞄が来るのを待っていると、数人の若い女性の一団がわいわい話しながらやってきます。ふと目をやると綾瀬ナナさんに山咲みみちゃん、彼女らと親しげに話していると云うことは、(一瞥しか出来なかったので、誰が誰かは分かりませんでしたが)他の方も昨日まで札幌道劇に出演されていたゲストの踊り子さんなのでしょう。そうか、搭乗口や機内では全く気付かなかったけど昨日までのゲストさん達と同じ便で来てしまったのね。そう思って、思い出してみれば、彼女らとは別にトランジットで別の便へ乗り継いでいた女性は美月星美さんだったのかも?星美さんがステージで使っていたような鞭を携えていたし(鞭持っても飛行機に搭乗できるんですねえ←苦笑)。この時間帯には他の航空会社の便もあるはずなのに、偶然の悪戯ってあるものですねえ。でもそんな千載一遇のチャンスを与えられたにも関わらず、咄嗟に「彼女らの乗り込みの間のプライベートな一時を邪魔しちゃいけない」と彼女らに全く気付かない振りをしながら隅に隠れ、手荷物を受け取った後は遠くから軽く会釈だけしてそそくさとその場から逃げてしまいました。だって、踊り子さんとの関係はあくまでも客席とステージとの間だけにしておきたいし、あんまりジロジロ見るわけにもいかないし、万が一向こうに気付かれたって、ろくすっぽ話なんか出来ないんだから、こんな子供っぽい対応しか私には出来ないんですよー(笑)。でもせっかくの対応も頭隠して尻隠さずで向こうからは丸見えだったらしく(笑)、渋谷道劇のステージで綾瀬ナナさんに「空港で会ったでしょ?」と指摘されてしまいました。 東京に着いたら目指すはただ一つ、渋谷のみ!という確たる信念のある今回の遠征なので、途中寄り道せずに渋谷へ。でも確たる信念はあっても、渋谷到着でまだ10時半、12時の開場までまだ1時間半もあります。ちゃんとした朝食もまだだし、昼食も早めに摂っておきたいし、渋谷駅周辺でなんか時間潰しでも、という気分になったものの、一応おニューの渋谷道劇はどんなんかなぁという気が優先して、ひとまず渋谷百軒店に行ってみることにしました。百軒店への道は3月に再確認しているので目をつぶっても行けます(嘘)。百軒店の通りに入るとあのススキノで見覚えのある目立つ赤地に黄色い文字の「道頓堀劇場」の看板が真っ先に目に飛び込みます。看板の大きさ、形、書体は札幌道劇のものと同じように見えます。ただ「札幌」が「渋谷」になっているのと、看板の高さが札幌より低いかなという小異はありますが。劇場の左右を風俗店に挟まれていますが、およそ3階建てのビルは独立していて、小さいながらもこのビル全体が道劇だという造りに見えます。その目立つ看板の下の方に目をやると、もう結構な数の行列が…(苦笑)。お客さんの会話を立ち聞きすると、早い人は朝9時から並んでいるそう。いくら今年最大のストリップ界の話題になるであろう新生渋谷道劇のオープン初日だったって、かぶりつきに座りたいだけで平日朝から並べるなんて、関東のファンの執念には到底敵いません(^_^;)。一応、渋谷でも「指定席(下手最前列)」に座れればという気持ちも持っていたのだけれども、この状況ではそんな夢など儚くも消え失せてしまったので、近くのロッテリアで早めの昼食を手短に摂った後、11時に行列に加わります(この時既に行列は30人台)。ちょうど私の並んだ場所が楽屋の出入り口近くで、道劇チーム他の面々が近くのコンビニに向かうのが手に取るように分かるのですが、その度にあまり見ないように気を遣うし、道路が狭く従業員さん(内藤陳によく似ている)が交通整理をする度にあっちこっちに移動させられるしで、気が休まりません。ハンドルを切り損なった自動車が行列に突っ込みそうになるというハプニングまでありました。空港で見かけたお爺ちゃんは私のすぐ後に列に並びました。やっぱり劇場が組んだツアーで来たのだそうです。曇っていてそこそこ風が吹いているにも関わらず、今日本で一番涼しい平地(釧路)から来た者にとっては今の東京は暑いです。扇子を持ってきてよかったぁと思いながらパタパタあおいで開場を待ちます。 ズラッと並んだ行列に配慮したのか開場が30分早まり、11時半に開場しました。東京のストリップ劇場は開演1時間以上前に開場するところばかりだから、あるお客さんは「行列が出来てるのを外部に見せていかにも繁盛してるんだよって所を見せたいのか?」なんてぼやいていましたが、そういや札幌道劇も1年前までは1時間前開場だったのをどうせ誰も来ないからって、30分前開場にしたんですよね。札幌流がどこまで通用するか?この辺の客と劇場側のサービス内容を巡る攻防も傍目には楽しめそうです(笑)。開場時点での行列はこの頃は50人台かな?早朝割引料金4000円で入場です。一応料金体系を説明すると、午後1時までが割引料金、学割、シルバー割引もあったようですが、細かくは失念。それ以降がオープン記念特別料金で4500円、通常料金より500円お得です(いつから通常料金に戻るのかは明示してありませんでした)。但し、劇場内でもらえるチラシは札幌道劇のように割引券としては利用できないようです。今回、あまりにも札幌の常連です!という格好は慎もうと思い(一応休みを取ってはいるけど平日だしね)、一応仕事をサボった東京のストリップファンを装った格好(Yシャツにネクタイ)をしていたのですが、モギリが札幌道劇から応援に来た従業員さんだったのでそんな小細工は入場直後に徒労に終わり、挨拶されてしまいました。モギリの後に開館記念記念品として特製ストラップを清水ひとみ社長から貰いました。なんか社長にも北海道民だとバレてるみたい(苦笑)。ここでも札幌と同じスタイルでのスタンプカードをもらえます。噂通り、スタンプカードは札幌・渋谷で共通で使えるようですが、律儀な私はしっかりと渋谷用のをもらってしまいましたので、しばらくは札幌用と渋谷用を使い分けようと思います。 取りあえず、初めて来た劇場なので、中の構造、様子をかいつまんで紹介します。有り体に言うと、札幌道劇をそのままダウンサイジングして渋谷のビルに収めたという感じです。だから、札幌道劇に慣れた私にとってはとても居心地のいい感じです。入口を真っ直ぐ進むとロビー&カウンターになります。ソフトドリンクは一律300円、アルコール類は一律500円となっています。アイスコーヒーもホットコーヒーも同じ値段なのは札幌常連としてはイマイチ合点がいかないなあ(^^)。カウンター担当はこの日は女性従業員2名、まだ初々しくて、時々常連さんの顰蹙を買う札幌の某女史ほどすれてはいません(失笑)。カウンターの隣の喫煙&懇談スペースはちと狭いけど劇場のキャパを考えればこんなもんでしょう。札幌と同様、香盤表や次回公演のチラシがおいてあり、自由に持っていけます。またやはりアンケート用紙も置いてあります。道劇慣れした私は休憩時間にここでくつろぐのですが、他のお客さんはいちいち階段を登るのが面倒なのか、強面の矢野浩祐さんがいるからなのか(笑)まだあまり寄りつかないようです。やはり、モニターがあって場内の様子を逐一把握できるのは札幌と同じです。照明が明るいせいか、札幌よりも場内の様子がよく見えます。かぶりつきのお客さんあたりは表情までつぶさに見えちゃいますから、座ったときはあまりデレデレ顔は出来ませんね。カウンター近くには、札幌で売れ残ったのを持ってきたらしい瓦版1周年記念総集編とともに「裸舞レター」なるものが販売されています。どうやらTSミュージックで販売されているメッセージ付き写真集の道劇バージョンのもののようです。繭ゑちゃん、愛唯ちゃん、ゆうらちゃんの3種類で各4500円、ウーン、ただでさえ出費が重なる今月、これ以上の予定外の出費は勘弁してよー!という訳で、今回は買いませんでした。きっと、その内に渋谷に行くという札幌の常連さんが買ってきてくれるでしょう、それを見せて&聞かせてもらおうっと(笑)。この階には男女のトイレがあります。男子用トイレは大小各1つ。 カウンターに向かう途中で左に入り、花々が飾られた階段を下りると地下のステージです。この階のトイレは男女兼用で大小各1つ、やや少なくないかなあ?案の定、休憩時間には混雑してました(ただ、休憩時間がたっぷりあるので、時間内には用事を済ますことは出来ます)。せめてもう一人分あればいいんだけど。扉を開けてステージへ、当然ですが札幌道劇よりも格段に狭いです。5年半前の閉館前に行ったときの微かな記憶を掘り起こすと、以前はもう少し左右の立ち見スペースが広かったような気がします。席は左右が2ー3列、中央が4列、イスの配置は札幌仕様です。イス(というかベンチ)は札幌と同じ種類のようですが、新しいせいかやや硬めです。詰めて座れば50-60人くらいは座れます。上手下手の通路は狭いです。応援さんがリボンを持っての移動は苦労しそうです。リボン自体の投げ心地については未経験者の私からは論評は致しますまい。またベンチの間の通路も狭く、後ろの席から前の方へ移動する(その逆も)のは大変そうです。少なくともこの構造はポラをやるには不適そうですね。やっても、かぶりつきのお客さん以外は撮れないでしょう。むしろ、ポラをやらないことを前提になるべく席を増やそうという思想の下に設計されたのかもしれません。ステージに目を向けます。本舞台の幅は札幌のものから上手の螺旋階段、下手のゴンドラを取り除いた部分のおよそ8割、奥行きは札幌と同じ程度に見えます。昔よりは奥行きがかなり広くなったようです。花道の長さは札幌の半分、盆は同じくらいかな?ステージの高さはちょうど前のめりで肘を付けるくらい。夜の香盤の酔っ払いのいい肘掛けにされそうな気がします。盆は回転&せり上がり機能が付いています。最初にせり上がるのを見たときはちょっと感動ものでした。せり上がるとちょうど観客の視線の高さにお股が来ます(^_^;)。個人的には客席と盆の距離が近すぎるような気がしますが、関東のお客さんにとってはスタンダードなのかな?それにしても天井が低いですねえ。ちょっと圧迫されるような感じさえします。決して大柄じゃない綾瀬ナナさんが手を伸ばして天井に手が届いてしまうというのは踊り子側からすれば、ここは踊りにくい劇場の部類に入るのかもしれませんね。慣れるまでが一苦労、かな? 照明・音響の話へ。これは豪華、豪勢です。このスペースでこれだけの照明をよく付けたものだという感じです。ただ、客席のボリュームと熱気、照明の発する熱量、そして空調の性能がまだしっくりいっていなくて、ステージ及びかぶりつきの席は暑いです。逆に後ろの方の席は涼しいです。空調の風がうまいことかぶりつきやステージの方にまで回ってきていません。ステージによっては紫外線灯(ブラックライト?)を使います。紫外線には注意しましょう。音量過多気味なくらいに場内くまなく音が届いています。地下の劇場で音漏れの心配がないからでしょうか?ただ上手下手の方にはやややかましいかもしれません。ちなみに投光担当の従業員さんは2名、どちらも札幌道劇でトレーニングされた方です。 そんな記念すべき初日、香盤はこんなんでした; 1.「おとぎ話」 特別企画 札幌道劇で知り合いになった綾瀬ナナさんの応援の方の厚意で下手2列目ステージ近く(「指定席」に近い!)に席を取れました(深謝!)。その席で2回目まで観て、3回目は訳あって、正面で立ち見。このくらいのステージ、盆との距離だと立ち見でも結構よく見えるものですね。私が把握した札幌道劇の常連さんは、先述のお爺ちゃんとだいだいさん、あと東京在住の札幌常連(笑)のI賀さんくらいかな?あと、札幌の常連さんとも親しいカメラマンの方も来ていました。お客さんの入りは、開演時には70人程度、1回目のフィナーレ時には100名をゆうに越えていたでしょうね。後ろの立ち見スペースの方はかなり窮屈そうでした。2回目、3回目もスタート時は空席も見られるものの徐々に埋まってフィナーレ時には立ち見状態という盛況でした。まあ今日は開館のご祝儀相場と思っておくべきで、毎日こんなお客さんの入りがあるなんて劇場関係者も思ってはいないでしょうけど、まずは上々なスタートです。 それでは初日ステージの感想&コメントです。取りあえず初日だけの所見で書いてみました; おとぎ話−4月上中旬に札幌道劇でやった企画ものの再演ですが、キャストは一部変更。桃太郎ならぬ「桃尻娘」をこれが正式デビューとなる夕空あおばちゃん、不思議の国のアリスを城橋薫ちゃん、ひまわり娘を寺琴万純ちゃんと夕空あおばちゃんが担当、綾月雪乃ちゃんは役に変更なし、知奈樹ちゃんは桃太郎のお爺さん、亀(笑)、「…のアリス」の時計うさぎ、竜宮城の舞姫、と出ずっぱり状態。オープンショーでもハイテンションだし、バテなきゃいいけどなあ(心配)。おっと、里中美友ちゃんがいませんねえ。来週は「キャット」に出るらしいけど、彼女がいないのはちと寂しいなあ(惚れてる訳じゃないよ(^_^;))。 ストーリーも大筋は変わりません。竜宮城で知奈樹ちゃん、万純ちゃん、あおばちゃんが浦島太郎の前で舞うパートが長くなったかな?その分、知奈樹ちゃんの雰囲気漂う舞いが堪能できます。夕空あおばちゃん、やはり大柄ですねえ、生まれたばかりでお爺ちゃんよりデカイというのはなんか変…(笑)。あおばちゃんの「桃尻娘」のオナニーベッド、まだまだですが、デビューしたての割りにはプロポーションはいいし(もう一絞りできればストリッパーの体になれますね)、表情はお客さんを和ませるような感じだし、ひとつ化ければ体格と同様にスケールの大きい踊り子さんになれるかもしれません。ちょっと期待。 城橋薫ちゃんの「…のアリス」、どうしてもオリジナルの里中美友ちゃんと比べてしまうので、薫ちゃんの演技が子供っぽく見えてしまいますが、他のエピソードから変に浮いていた美友アリスよりは薫アリスの方がそういう意味ではしっくりとくる演出です。でも薫ちゃんのオナニーベッドは何度観ても慣れないなあ。このパートは、クスリでトリップした少女アリスが見る大人の女の隠微な夢の世界、というべき部分なので、大人の女を感じさせるベッドであって欲しかったのですが、どうしても永遠の少女顔の薫ちゃんでは物足りないのです。ここだけは美友ヴァージョンの方がいいと思います。万純ちゃんとあおばちゃんのひまわり娘コンビ、万純ちゃんのひまわりは色っぽすぎてコワイです(笑)、なごみ系のあおばちゃんとお色気系の万純ちゃんが並んだひまわりは妙におかしいです。このひまわり、きっと品種は違うんでしょうね。 雪乃ちゃんの浦島太郎、こちらはほとんど変わりません。もう少し進境を感じさせるものであって欲しかったなあ。2日目以降に期待しましょう。 オープンは5月中の「バーレスク」と同じくドラえもん版「三百六十五歩のマーチ」での女湯オープン。このくらいの人数及び時間だとこのオープンもイケるんですよ。 愛川ユキ−3月結の野毛劇場で観て以来です。青いドレスで登場です。少女の面影を宿した円らな眼がなんともステキです。そんなステキな瞳を客席に投げかけながらのベッドに見とれていました。 青井りんご−この前の札幌道劇でやったのと同じ出し物でした。3月結のTSでも観ているし、ちょっと食傷気味というところはありますが、前半の元気のいいダンスと、"With or Without You"でのベッドの格好良さはいいですねえ。 綾瀬ナナ−サンバからマンボ、そしてタブーへというラテンのナンバーでまとめたステージです。新作だったのでしょうか?1回目はちょっとボロボロ。昨日までの広々とした札幌道劇のステージに慣れた身ではこのステージでは踊りにくかったのかもしれません。2回目はそこそこ観られるものになっていました。ナナさんも明日に期待、ですね。オープンショーの音、ちょっと凝りすぎ(笑)。 相沢かれん−沖縄の民俗衣装でのステージです。沖縄と云えば、私は黄金劇場所属の2人(麻矢えみりさん、葉摘麻由花さん)のステージを連想してしまうのですが、彼女らのものとはまた一味違った落ち着いた感じのステージでした。ただ、沖縄ものでベッド曲というと「花」か「島唄」になってしまうのは、ちょっとマンネリ気味なところがあるので、そろそろ新しい曲でのベッドをやってくれる娘が現れないかしら。前回(2月中)札幌道劇で観た際のポラの対応がいまいち引っかかっていたのですが、ソロだとそういう引っかかりがないから素直に楽しめますね。 ザ・キャット−これも昨年11月にやった企画ものの再演。キャストの変更点は、今は亡き(?)遙月ももちゃんの代わりに梨瑠ちゃんが加わったことが1点、もう1点は夢野ひなたちゃんと岬ゆうらちゃんが役を交代していて、釘猫をゆうらちゃん、意地悪な飼い猫をひなたちゃんが演じていたこと。ゆうらちゃん、体調まだ十分じゃないのかな?初日は全体的にちょっと動きが冴えなかったです。グリザベラ役の藤繭ゑちゃん、野良猫探検隊(^_^)の丘乃愛唯ちゃん、泉希ちゃんは変更なしです。 ストーリーは全くと言っていいほど変わっていません。北海道からわざわざ来た者にとっては少しは変えて欲しかったなあ。強いて挙げれば、コント道劇座が演じるパートで11月バージョンでは2人の間のやりとりで説明されるジェニクルキャットのことが、今回は「一番魂の美しい猫」とさらっと触れられるだけになっていたこと。時間の関係かそれとも劇団四季のお膝元でキャッツとの共通点を突っ込まれまいと配慮したのかしら? 各論;ステージが狭いせいでしょう、道劇でのものよりは動きが制約を受けてしまうのは仕方ないでしょう。初日のぎこちなさもあるでしょうが、まずそこが気になりました。札幌道劇のように螺旋階段がないここで、グリザベラの昇天シーンをどう表現するのかと思っていたら、ステージ奥から強いライトを当てて徐々に消えてゆくシルエットで表現していました(2月の「楽屋からラブソング…II」の繭ゑちゃんの「ある女優の物語」のラストと同じですね)。こういうステージの使い方は札幌道劇になるべく近い演出をしようという努力が感じられます。 ゆうらちゃんの釘猫、先述したとおり全体的にちょっと冴えないのもあるけど、自由な生活を満喫する野良猫の明るさがもっと全面に出てきて欲しいところです。 愛唯ちゃん、泉希ちゃん、梨瑠ちゃんによる野良猫探検隊は少し構成を変えてますね。下手に座ったせいか盆の愛唯ちゃんよりもつい下手の梨瑠ちゃんの魅力的な瞳に目が行ってしまうのでした(苦笑)。 コント道劇座と野良猫4匹によるコント風のパート、長老猫の森さんに今夜のねぐらを聞かれた4匹、「愛唯猫:喜楽(道劇近くの中華料理屋)の軒下」「泉希猫:道玄坂クリスタル(説明不要…ですね(^o^))のローション置き場」「梨瑠猫:道劇の楽屋」「ゆうら猫:オーチャード・ホール(私には縁のない所)のベンチの下」と地元にちなんだ場所にしていました。泉希猫、まだちゃんとセリフを言えてません。梨瑠猫、森さんにちゃんと呼んでもらえません。ゆうら猫、声がとっても可愛いです。 捨てられた飼い猫、ひなたちゃんのベッド、頑張ってこなしています。ひなたちゃんの演技力なら捨てられて絶望の淵に立たされる飼い猫の哀しさを演じるのは訳ないですよね。 繭ゑちゃんのベッド、まだぎこちないですね。我々札幌の客を感動させた出来になるまでにはもう少し時間がかかりそうです。 フィナーレ−道劇恒例のチーム全員でのダンスから客席の降りての握手というフィナーレショーは渋谷でも健在です。ただ、1回目は満員ラッシュ状態の客席に降りるのは無謀と判断したのか、ステージ寄りのお客さんと握手してただけでした。2回目からは勇気ある(というか客あしらいのうまそうな繭ゑちゃんとか愛唯ちゃんとか)数人が降りていました。こういう道劇システムを知らないお客さんは急に踊り子さんが降りてきて驚いたでしょうね(^o^)。何とか握手できる距離に座っていたので、チーム全員と握手できました。軽重ありましたが、皆一様に驚いていましたね。どちらかというと驚き方は万純ちゃんとか知奈樹ちゃんとか新人チームの方が激しかったような気がします。私が渋谷に来るほどストリップにのめり込んでいるとは新人チームのみんなはまだ認めていなかったんでしょうね(^o^)。 その他雑感; ・朝9時から並ぶほどの熱意のある方揃いですから、当然1回目にかぶりつきに座るお客さんは変な人ばかりです(苦笑)。いつかDX歌舞伎町で観たことのある手拍子の代わりに拍子木を叩く老夫婦とか、下手くそなカスタネットを酔いしれながら叩くオジさんとか、下手くそなタンバリンに加えてリボンやヒモ(ただの紐ですよ、それも1本だけ(^_^;))をステージを盛り下げようとしているとしか思えない絶悪のタイミングで投げるオヤジとか、いつもブツブツ呟いているアブナイ系の桂ざこば似の男とか、いずれもきっと関東では有名どころなんでしょうが、札幌のおとなしいかぶりつきの客に慣れた身には異様な光景でした。 ・2回目の休憩時、ロビーに俳優の寺田農さんが来ていました。矢野さんと知り合いのようです。そういえば、階段に寺田さんからの花も飾られていましたね。生で見ても渋いですねえ。 ・3回目のステージは立ち見だったのですが、それは3回目の最中に東京在住の弟から連絡が来ることになっており、携帯にすぐ出られるようにしておきたかったので。私をこれ程までに虜にした札幌道劇チームのステージを観てもらい、最近実家で肩身の狭くなりつつある私のよき理解者になってもらおうという意図で「入場料は出すから、ビールも奢っちゃうから、劇場出たら食い物も奢るから」と兄の特権を駆使して拝み倒し(^_^;)、なんとか仕事帰りに渋谷に来てもらうことに成功。青井りんごちゃんのステージが始まるところで待ちきれずに弟に電話をかけたら、すぐ着くということだったので、外出して(初めての外出です。外出しないがポリシーだったんだけど、個人的な理由じゃないから大目に見て下さいね)渋谷109で待ち合わせ。「せっかく東京来たんだから家族で集まればいいじゃないか」と愚痴る弟を連れて劇場入りしたのが、綾瀬ナナさんのベッドの始まった頃。そこから3回目のフィナーレまで観てもらいました。「自分も周りのオヤジと同じマ○コ目当てで来た客だと思われたのかと思うと恥ずかしかったー!」とぼやいていた割には、ステージの間後ろの方でしっかりとステージを観ていましたね。さすが自称アーティスト、あとの呑み会でこんな感想を曰っていました(注;それぞれの踊り子さんについて、私は何の予備知識も与えていません); 「藤繭ゑって人は他と違ってなんかオーラを感じさせるステージをしますね」 「綾瀬ナナさんは、一生懸命やってる感じがして、汗もいっぱいかいてたし、よかったです」 「相沢かれんさんは綺麗なんだけど、ちょっとスカしてる感じがして今ひとつだった」 うーん、観るべき所は観てるけど、兄弟だけあって好き嫌いも似てるなあ(笑)。一応、渋谷道劇への道はしっかり教えておいたけど、もう一度自分の金で観に行ってくれるかなあ? 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続いてオープン2日目6月2日(土)篇!; 夕べチェックインしたホテルは中目黒の「公共の宿」、ここもチェックインして初めて門限が12時とか(まあそれほどシビアではなかったでしたが)、以前は使えたクレジットカードが今は使えないとか、中目黒の駅から歩いて10分以上かかるとか、色々問題が多いことが判明して、今更ながらここを選んだことを後悔。今日は渋谷でラストまでいるつもりだから、それからここまでたどり着こうとしたら、門限に間に合わせるには夕食はコンビニ弁当かな? ホテルを9時半に出て中目黒駅前の立ち食い蕎麦で朝食、渋谷へ向かい、道玄坂のドトールでかなり早めの昼食を摂り、腹ごしらえは万全、11時に渋谷道劇の行列に加わります。今日は土曜日ということで昨日以上の行列を予想していたのだけれども、昨日と同じくらいの規模でちょっと拍子抜け。やはり私のポジションは楽屋入口近くで、しっかりメークして楽屋入りする寺琴万純ちゃんとかノーメークで不機嫌そうな顔で楽屋入りする知奈樹ちゃんとかを見て見ぬ振りをしながら目撃してしまいます。今日も開場は30分早く11時半、開場までに出来た行列はこれも昨日並みの50人程度でした。 開場までの時間潰しとして、お客さん同士の会話やお客さんと従業員のやりとりを立ち聞き、今のストリップの現状が分かって面白かったです。例えば; 「ここポラないんだって」「エー!じゃあ今日はしょうがないけど次は考えちゃうなあ」「観てるだけじゃつまんないよな(エッ?ストリップって観てるだけが基本なんじゃ…←私の反応)」「そうそう、ポラ撮ってお話したりするのが楽しいんだよねー」 −まあ確かにポラロイドショーにはそれなりの楽しさがありますけど、ポラがないから来ないっていうのはストリップショーの本質を理解してないような気がします。でもこんな愚痴は可愛い方で、従業員さんとの間ではこんな会話も; 「まだ開場しないの?」11時半まで待って下さいね「○○なんか9時には開けてるんだよ」そんなに早く開けたらこっちも人手がかかりますしねー、それにそちらも待ってるだけでしょう?「だからー、開けるだけ開けといて、勝手に外出させとけばいいじゃない?集金とかは開演前にすればいいじゃん」 −やれやれ、開演前のレッスンや場内の設備点検とか全く考えずに、席取りのためだけに開場しろなんて言い分が出てくる“劇場”なんてストリップだけなんだけどなあ(^_^;)。それに「外出」の本来の目的を完全に曲解しちゃってるよ、この人。ストリップの病巣は深いなあ。 この日は、以前札幌道劇で知り合った方(黄金劇場でも会ったけど、誰のファンなんだろう?)の勧めで、下手3列目で前半2香盤を、3回目は席の空いた下手最前列つまり「指定席」で、4回目は中央立ち見で、というルートで4香盤を完食しました。いやあ「指定席」は暑かったっす。真夏の札幌道劇の「指定席」のステージ並みですね。逆に後ろの立ち見では空調が利き過ぎてやや肌寒いくらい。前の席の客からは暑いと言われ、後ろの客からは寒いとクレームを付けられそうな、このギャップは何とかして欲しいですね。お客さんの入りは昨日の1回目ほどではないですが、1回目は激混み、2回目は中混み、3回目は並混み、とここまではそれなりに盛況だったのですが、4回目は最大で7割の入り。土曜日でこの程度の入りじゃ、明日日曜の4回目の状況が(怖いもの見たさで)楽しみになってきました。こりゃ明日も絶対来なくっちゃね。 あとの出来事は非時系列で訥々と; ・今日も札幌道劇の常連さんが来ていました。青井りんごちゃんのファンでもある髭のおじさん、このおじさん、愛唯ちゃんと泉希ちゃんがTSに出たときも来てましたね。今日はりんごちゃんと道劇チームどっちがメインのお目当てだったのかな(笑)? ・札幌道劇の成功の要因のひとつには、今までストリップ劇場にはまず足を運ばなかった若者や女性にも来てもらえるようなステージを目指したことが挙げられるのですが、初日には見かけなかった若いカップルや女性のグループが、今日の4回目には少ないながらも入場していました。いわゆるポラマニアにはそっぽを向かれそうな道劇ですから、今後、どれだけこうした客層を開拓できるかが渋谷道劇の成功の鍵になるような気がします。ただ、立地条件が道玄坂の通りから少し入った小路なのが気になりますが。 ・3回目にもいかにも109あたりをたむろしてそうな女性が一人でいて不審に思っていたのですが、あとでロビーで梨瑠ちゃんと親しげに話しながら出ていきましたから、彼女の友達だったようです。 ・初日よりは変な客が少なくて気楽に観られました。ただ、こちらのお客さんは図々しいのが多いですね。休憩時間、席をキープしておくために鞄を置いてしばらくして戻ってみると、置いた鞄が数十センチばかりもずらされていて、私がキープしたはずの所にはちゃっかりどっかのオッサンが何喰わぬ顔で座っていたりなんて事が1度ならずありました。そういう時は、こっちも何喰わぬ顔でそのオッサンに密着してステージの間グイグイと元のポジションに1インチでも近付けるべく圧力をかけてやります。まあ成功しなくとも、オッサンに少しでも不快な思いをさせればいいわけですから気が楽です、っていい年して私も何やってるんだか…(^_^;)。 ・各踊り子さんの応援隊もそれぞれの娘の4回目のステージが終わると徐々に帰ってしまい、キャットの中盤にはいわゆる応援系の人は誰もいなくなってしまいます。残ったのは普通のストリップファンと普通の一般客、ノリが悪いと私だけではどうにもならないなあと心配していたのですが、残った一般のお客さんのノリがよくケッコー盛り上げられました。ただ、そんな客層の前でフィナーレの際にチームのそれぞれの名前をコールしたのは超恥ずかしかったです(反省)。 ・札幌道劇と大きく異なっていたのは、土曜日の3回目、4回目ともに酔っ払いのお客さんがほとんどいないんですよ、こっちは。場内の治安維持のために気を払わなくて済むのは助かるんですが、ひょっと拍子抜けですね。 ・瓦版総集編が飛ぶように売れていました。カレンダーみたいな体裁してるから間違って買っちゃった人もいるんじゃないかな(笑)?そうじゃないにしても、1年前の瓦版の内容なんか当時の道劇の状況をいくらかでも知らないと読んでも面白くないと思うんだけど、買ってる人ってみんな札幌道劇に来たことある人なのかなあ?それにしてもいい札幌の在庫処分になりましたね。 ・ステージの方に話を移しましょ。4回目のフィナーレはキャット出演者のみでのフィナーレショー。11月のキャットでのものと同じ懐かしい形式でです。それを知らなかったので、なかなか繭ゑちゃんが登場せず、何かトラブル発生かと思ってしまいましたよ。 ・3回目のキャットでのこと、繭ゑちゃんのベッドの最中、脚を動かした弾みで蹴飛ばされたお客さんがいました。フィナーレの際に謝ってましたから故意じゃないでしょうけど、どうせ蹴飛ばすなら、その被害者の隣の、小太り、眼鏡、無精髭に鞄、卑しい見上げるような目つきのいかにもオタクっぽいマ○コマンのアンチャンにして欲しかったな(笑)。 ・「おとぎ話」での知奈樹ちゃんがいいですねえ。今回も主役ではなく、端役ばかり色々とやらされているのですが、何やらせてもちゃんとこなしているのが立派です。亀でさえ、知奈樹くんがやるとちゃんとした役に見えます(前任の大林シイナちゃんがあまりに評判が悪かったというのもありますが)。このステージの真の主役は彼女なんじゃないかと思えてきます。そう思いながら観るとますます彼女の熱演ぶりに心を動かされてきちゃいます(ちょっと感涙)。私の中では、このステージは「おとぎ話」改め「知奈樹七変化」ですね。つい偽名(武蔵野市、ストリップ経験2回、30歳)で知奈樹くんを褒めちぎったアンケートを書いてしまいました。でもストリップ歴2回で知奈樹ちゃんを誉めるというのは無理があったかな(苦笑)? ・キャット探検隊、ゆうらちゃんの釘猫、繭ゑちゃんのグリザベラは徐々に良くなっては来ましたが、まだベッド固定せず。 ・やっぱり今日も、野良猫探検隊での梨瑠ちゃんの“魔性の瞳”にやられてしまいました(笑)。 ・ゲストの話もしなくちゃね。綾瀬ナナさん、今日はよかったです。ライトのせいか汗での濡れ濡れ度は札幌の50%増といったところ。 |
そしてオープン3日目6月3日(日)篇!; この日は池袋ミカド劇場を2香盤観てから(その時の日記は後ほど項を改めて)渋谷に戻り、コインロッカーに預けてあった荷物を持って道玄坂のカプセルホテルに向かいます。経費節減のために遂に今まで避けてきたカプセルホテルに初めて泊まることになってしまいました。荷物を預けるロッカーが狭くて持参した鞄が入りきらず、最低限の着替えを残して別料金を払ってホテル内のコインロッカーにその鞄を預けたり、カプセルの仕組みがよく分からなかったりでちょっと時間を喰い、ホテルを出て渋谷道劇に着いたのが、午後6時20分頃、3回目のステージが既に始まっています。そういえば入場時に内藤陳似の従業員さんに「○○さん探してたよ」と声をかけられましたが、私を探してる人なんているの?地下のトイレ前で綾瀬ナナさんの応援さん、相沢かれんさんの応援さんと少し立ち話してから場内へ。ちょうど「おとぎ話」の浦島太郎のパートが始まった頃です。そこから3回目を正面の立ち見で、4回目を下手2列目でラストまで観賞しました。 あとは雑感; ・心配だったお客さんの入りは3回目は50人くらい。4回目は開始時30人くらいから応援隊が帰るのにつれて徐々に減って、4回目のフィナーレ時には20人くらいに。それでもよく残った方だと思います。その客層をよく見るといつかどこかで見た顔が多く、一度渋谷道劇を観ておきたかったストリップファンのみんなが残ってくれたような雰囲気がします。こういうお客さんはホントにありがたいですね。関係者に代わって感謝ですm(_ _)m。 ・この3日間色々な方に声をかけられました。この日も月丘雪乃さんのサイトの管理人さんと以前札幌道劇で声をかけてくれた日記読者の方に声をかけられました。月丘さんの管理人さんとは初対面のはずなのにバレてしまうなんて、いかにも「あいつがJFカサイか」なんてオーラを私が発散してるんでしょうかねえ(笑)。そう言えば、昨日声をかけてくださった方も、いつか札幌道劇で会った告白読者第1号だった方のような気もします。札幌ではいたって無口な常連で通していたはずなのに、次第にあちこちで面が割れてきちゃったようですねえ。そうなるとあまり他の劇場で羽目も外せなくなっちゃうね(笑)? ・私は札幌道劇によく来る客だということがバレているとなると、私の行動が札幌道劇常連を代表するということになっちゃうのかしら?となると、種々の行動で随分、札幌常連の株を下げてしまったような気がします。今日も綾瀬ナナさんの応援さんの「道劇の常連さんって、みんなフィナーレでコールするんですよね(笑)」というのにのせられてコールしちゃいましたし。まあ、私が下げた株は他の常連さんが渋谷に行ったときにでも挽回してもらうことにしましょう。 ・4回目のこと、私の後ろに座った若者2人組がややうるさかったのでガンを飛ばしたら、しばらくして後ろから私の首に手が回されてきました。「ヤバイ、これで私もキレた若者の餌食にされて新聞記事になってしまうのか1?」等と思ったところ、一人のお兄さんが耳元で「今は喋っていいッスか?」と尋ねてきました。なんだ、単に酔って機嫌がよくなった若い奴がよくやる仕草だったのか、慌てさせやがって。その問いには「今はみんな拍手してるから少しくらいなら喋っても構わないよ」と優しく指導。再び「俺ら初めてなんすけど、お兄さんはここよく来るんですか?」と聞かれたので「そう、毎日来てるね(嘘じゃないでしょ?出来て3日目で3回来てるんだから(^_^))」と答えたら、感心してあとは私の言うとおりにおとなしくなってくれたので、助かりました。結構気に入ったみたいです。若者の固定客2人ゲット、かな? ・キャットはようやく11月の出来に近付いてきました。ゆうらちゃんもひなたちゃんも新しい役になんとか馴染んできたし、繭ゑちゃんのグリザベラも完成度を増しつつあります。演劇の世界では、完成した段階で初めてステージにのせるべき、というのが客から金を取って見せる以上は理想で、初日にはぎこちないステージしか見せられない道劇チームは、ある意味客に甘えているところがあるように感じる時もあるのですが、その分ステージの経時的成長ぶりを見せてくれるわけですから、そういう楽しみ方を満喫させてもらいましょう。 ・キャットの唯一の残念な点は泉希ちゃんの魅力がほとんど観られない点ですね。探検隊でも私の視線は梨瑠ちゃんに釘付けだし、他のパートでも目立ちませんし。子猫の演技もひなたちゃん、ゆうらちゃんと比べてしまうせいか物足りませんし…。6月結といわれる泉希ちゃんのゆうらちゃんとのチームステージまで、渋谷発の泉希ちゃんファン誕生はお預けかな? |
次の日記は阿修羅さんの引退公演に合わせた池袋ミカド劇場編です。 |
2001年06月07日 03時06分53秒
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2001年5月26(土)−27日(日) 専属のいない道劇 |
2001年5月26(土)−27日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 5月結(下旬)の公演を観に札幌道劇に行ってきました。前回の日記でも触れましたが、渋谷道劇オープニング公演とその準備の為に道劇専属チームはしばらく札幌道劇には出演しません。専属チームのいない道劇、思い返せば道劇専属タレントの出演しない公演なんて昨年2月頭(上旬)以来、本当に久し振りです。一体どんなステージになるのかちょっと怖い気分。でも結構楽しんじゃいました。現金ですね(苦笑)。 |
5月26日(土)の出来事; 今回は(も)夜行特急での札幌往復、冬季の閑散期間限定での釧路−札幌間の寝台料金の大幅値下げもこの5月で一旦終了、6月からは通常の6300円に戻ります。今回も月曜日に素知らぬ顔で出勤するために帰りは寝台にしましたが、おそらくこれでしばらくは狭くて固いけれども足を伸ばしてゆったりと眠れる寝台とはおさらばですね。来月からは土日続けて観劇するにはイス席でも熟睡できるだけの図々しさが必要になるのか…、(見かけによらず)繊細な私に出来るかしら(笑)?行きは札幌に着いたらサウナで仮眠できるからという気楽さがあるから、多少混んでいたり、前の席の兄ちゃんの体臭がキツかったりして(ホントにキツかった(+_+))よく眠れなくとも、大丈夫なんだけどね。 サウナでの仮眠で特急車内での睡眠不足を解消した後、駅地下街のロッテリアで遅めの朝食、今日は経費節減のために昼食は抜くつもりだから心して食べなくっちゃ。地下街で時間を潰した後、正午近くに駅近くにある今晩の宿に向かいます。農協の関連団体の運営するいわゆる「公共の宿」、低料金に加えてホームページからの予約が可能なこと、クレジットカードでの支払いもOKというのに惹かれてここに決めてみたのだけれども、宿に到着してチェックインは午後3時からというので荷物だけでも預かってもらおうとしたら「それは出来ません、施設内のコインロッカーを利用して下さい」とのこと、じゃあ事前に受付だけでも…「それも午後3時からとなっております」じゃあ、帰りは12時をちょっと過ぎるかもしれませんが…「困りますねえ、12時には施錠してしまうし、職員も夜直の者しかいなくなるので」オイオイ、そんなことホームページに書いてなかったじゃないか!それじゃあ道劇にラストまでいられないじゃない(泣)。やっぱり「公共の宿」ってこういう所で融通が利きませんねえ。まあ、専属チームのいない道劇のステージだから、それほどラストまでいる必要もないかな?と思い直して、歩いて道劇に向かいます。 道劇に着いたのは開場5分前、先客は6人、前回に続いて私が7人目の客ですね。ラッキー7だ!トリもあやせナナ(7)ちゃんだ!と意味もなく心の中ではしゃぎながら入場、下手最前列の「指定席」をゲットです。 そんな今週の香盤です; 1.美月星美 ソロ 1回目は「指定席」、2回目は下手2列目と下がって、3回目は3列目でまったりとした気分で観ようかなあという気分でいたのですが、3回目から上手に座った酔客が騒がしく他の常連さんも手を焼いていたので、あの酔客のお目付役でもやるヤツがいないとせっかくのステージが台無しだなあと思い、亜湖さんのベッドの始まる間に上手に移動して、お目付役をしました。その酔客が帰ったと思ったら今度は下手に身を乗り出さんばかりに盆に顔を突き出している客が…、また山咲みみちゃんの曲の切れ目を利用して下手に戻り、問題の客を注意しつつその客のお目付役をする羽目になりました。その合間にも、他の騒がしい客の方向にガンを飛ばしたりしていたわけで、自分で勝手に買って出たとは云っても、もっとゆったりとした気分で観させてくれよと言いたくもなります。もっと従業員さんが積極的に場内の治安維持に関与して欲しいんですがねえ。4回目からはグループで来るお客さん(ほとんど酔っ払い)でいっぱいになり、それに伴って場内の治安も私のガン飛ばしじゃどうしようもないレベルにまで悪化してしまったし、一応監視役に来た(はずの)従業員さんもいたので我慢して後ろの方で今週のお気に入り(詳しくは後述)の亜湖さんのステージまで観ていたのですが、従業員さんは突っ立ってるだけだし、一向に静かにならない客席にウンザリしてロビーに逃げました。かといってすぐに宿に帰る気にもなれず、ロビーでリボンを巻いている常連さん、遠征さんの話に耳を傾けながら麻生紀香さんのステージの終わる頃までダラダラと居残っていました。 感想&コメントです; 美月星美−3月頭以来の道劇登場です。キュートな小悪魔の衣装です。前半のダンスは短時間の曲を5つばかりつなげたもの。ヴァラエティのある曲の編集がうまくて軽快なテンポの中、道劇のステージを所狭しと舞う星美さんの笑顔がステキです。ベッドは対照的にエロティックな彼女の眼差しと厚めの唇の間からチロチロと見え隠れする舌の魅惑的な動きに魅入っていました。 亜湖−昨年12月以来2度目の出演です。前回の彼女の下手だけれども憎めないなんとも愛着の湧くステージが記憶に残っています。その時と比べると、確かに個々の技術は進歩しています。ポーズも綺麗に決められるようになったし、ブリッジからの起き上がりも(少しヒヤヒヤしますが)こなせるようになりました。それでも全体から醸し出されるのは前回と同じ“亜湖テイスト”。今週の他の出演者と比べるとやっぱり下手なダンスやその振り付け、緊張のせいかそれとも真面目な時の表情なのか、半泣きとも見えるような表情に取って付けたようなぎこちない笑顔。決して美人ではないし、グラマーでもないボディラインでステージングも上手くない、と来れば取り得がなさそうなものなのですが、それでも憎めないのは彼女の一生懸命さが伝わってくるから。真面目にやってるんだから、こっちもそれだけの応援をしてあげたいと思わせる何かを感じさせるステージです。思えば、私がありすちゃんに惚れたのも彼女の懸命なステージにそういう何かを感じてしまったからなんですよね。こういう娘には滅法弱いんだなあ(苦笑)。是非、また道劇に来て欲しい娘です(アンケートにも書きました)。そして、相変わらずの「愛すべき下手っぴ」ぶりなステージだったら今度こそファンになっちゃおうかな? 山咲みみ−3月結(下旬)に上野で観た「カルメン・ミミ(注;勝手に命名)」です。上野よりは多少途中のシークエンスを膨らませているような感じがしました。上野では初出しだったらしいし、上野の道劇に比べれば貧弱な照明・音響の下で観たステージと単純に比較できませんが、数段出来が素晴らしくなっているように思いました。カルメンの悲恋の物語がより如実に表現されています。みみちゃんの表現力・構成力の進歩を実感でき、嬉しかったです。高評価を込めてポラを撮りました(もっとも、大ファンのみみちゃんだから評価を込めなくとも当然撮ったんですけどね)。 麻生紀香−道劇では初めてかな?個人的にも2月のTSミュージックでダブルのステージをやっているのを拝見したことはありますが、ソロステージは初めてです。財前直美に似た感じの色白のお姐さんです。色白の肌が際立つ黒の衣装でのダンスです。薄衣をまとったベッドです。無難にこなしているような感じです。ちょっと私の苦手な眼をしています。時々、その眼で上手下手の方を見やります。あたかも「誰かリボン投げてくれないかしら」と訴えるかのような眼です。それを慮ったのか、次のステージから道劇の常連さんがリボンを投げると願いが通じて嬉しかったのか、表情に笑みが浮かびます。オープンショーではなお一層大はしゃぎ、投げられた紙テープを巻き取ろうとしたり、「こっちにリボン投げてよ」とおねだりしたりしています。彼女の楽しそうなオープンが一番面白かったです。ただ、リボンでそんなに機嫌が良くなってしまうのを観るとリボンを投げられない「道劇手拍子隊」を自認する私にはちと淋しいところがありますね。 沢井理沙−個人的には3月頭(上旬)の上野で観て以来、道劇には初出演です。道劇の入口の掲示には「現役淫乱AVポラ」というコピーがありますが、そんなコピーは道劇らしくないなあ。清水さんがマスコミのインタビューの度に強調している「ウチ(札幌道劇)が来る前の札幌のストリップは獣姦ショーとか本番天板とかのショーとは云えないようなものや写真を撮ることだけが目的のポラロイドショーとかが全盛で…」というセリフが虚しく聞こえちゃうよねえ。元であれ現役であれAVとかの看板じゃなくて、要はステージで勝負してくれなきゃあ。専属チームのいない間は、客を呼ぶためにはなりふり構わないというところなのでしょうか?本題に戻りましょ、美人です。笑顔がなかなか可愛いです。ボディをもう少し絞ってくれるとなお良かったけど、贅沢言っちゃイケマセンね。紫のドレスです。そんなに巧くないですが、なんとかごまかしています。ただ、ベッドではごまかしが利かなかったようで、ポーズはことごとく中途半端です。ちょっと欲求不満。 京美−初めて観る娘です。スレンダーな体型です。オープニングは着物をアレンジしたドレスにチャイニーズ・バラードです。アレッ?このシーン、いつかの道劇で観たことあるなあ、結構昔の頃だと思うんだけど、誰のステージだったっけ?その方からアイディアを拝借したのかしら?そんな疑問に頭を領されていたのもあるし、ベッドがちょっと淡泊な気もするし、全体的にオーソドックスな構成に感じられたのもあって、ちょっと印象が薄かったです。(綾瀬ナナさんのステージの前という順番も仇になっちゃったかも) 綾瀬ナナ−2月頭以来の3度目の出演です。“関西No.1ストリッパー”というふれこみで今回の出演陣の目玉なのですが、誇大広告の多い道劇にしては(笑)珍しくその名に違わない素晴らしいステージでした。メタリックな衣装(ウーン、ボキャ貧)でのダンス、的確な振りと黒目がちなナナさんの瞳に眼が吸い寄せられます。これまで2度の道劇のステージで感じていたステージの上手さ、表現の巧みさを再確認するとともに、彼女の瞳の美しさ、その奥に潜む情熱のようなものを認めてしまいました。イケナイ、このままではステージに感動してしまう…ストリップのステージ観て感動の涙を流したなんて親兄弟には言えないよ、なんて警報を私の理性は我が鋭敏なる感性に発したはずなのですが手遅れでした。ピンクのケーブを身に付けたナナさんのベッドショーは、ケーブを裸身に纏わらせ、絡ませ、くねらせ、悶えるオナニーベッドからポーズベッドへという構成。音楽が私の感性をこれでもかとけしかけます。抗う術を喪った私はただ感じるままに彼女のステージの素晴らしさを受け入れるだけです。警報の甲斐なく感動で目が潤みました。天が彼女に与えた才能と、それを素直に受け入れられる(これも天が与えたに違いない)自分の感性とに感謝しました(ただ天は私にその素晴らしさを具体的に表現する能力は私に与えてくれませんでした、それが歯痒いです)。久し振りに尊敬に値する踊り子さんを新しく発見できました。唯一、彼女のステージで物足りなかったところを挙げれば、ポラの際の曲はこれまで通りちょっと奇を衒ったジャイアンツものにして欲しかったなあ。あ、ポラ撮ったけど、詳細は後述ね。 フィナーレ−道劇チームのフィナーレショーのないフィナーレはやっぱり物足りないなあ。 詳細の後述; ・あのような素晴らしいステージを魅せてくれた綾瀬ナナさんへの感謝の気持ちを込めてポラを撮ろうと思ったのですが、今週はそれほどポラが売れたという実感はないんだけど、時間が押してる状況が慢性的になってまして、1回目に撮ろうとしたら、ナナさんに「2回目にしない?」と言われてしまいました。別に七面倒くさいポーズを頼むつもりはなかったんだけど、私の前に撮ったおじさんがポラ着を脱がすのを見て「しまった、衣装着たポラ撮りたかったのにぃ〜」なんて表情してたのをしっかりナナさんに見られていたようです。気持ちが顔にすぐ出るのも時によりけりですね(^^;)。まあ2回目に撮れたからいいと言えばいいんですけど。でも、トリの踊り子さんがポラだとそういうことも気にしなくちゃいけないから大変ですね。 |
5月27日(日)の出来事; 夕べ泊まった宿はいざチェックインしてみると、風呂は共同でしかも夜12時まで。おまけにテレビが映らないと最悪の環境。これでこの料金(1泊4000円)が高いか安いかは微妙なところですな。悔しいから部屋のボールペン1本失敬してきちゃった(セコい!)。早々に宿を出て、駅コインロッカーに荷物を預けてかなり早めの昼食を兼ねた朝食をロッテリアで。昨日の昼食抜きは意外と堪えなかったから、今日も昼抜きでいけるかな?ロッテリアでしばらく粘った後、某所で時間潰しを済まして、道劇へ。今日は先客は4人、5番目じゃあまり嬉しくないなあ(笑)。で、今日も1回目は「指定席」、2回目、3回目は下手3列目の「"準"指定席」、4回目は後ろでお気に入りの亜湖さんのステージまで観て、劇場を後にしました。 色々なことを思いつくままに; ・山咲みみちゃん、沢井理沙さん、綾瀬ナナさまのポラを撮りました。ナナさんには今日も「衣装着たポラだったら2回目でもいいよ」と促されましたが、どうせ着衣の有無は問題じゃないのだから、撮らせてもらいました。私も変なところで頑固なんだから(自嘲)。 ・今週は全てゲストで、持ち時間は一人18−20分、普段の道劇よりもちょっと長めです。その長い分をオープンショーで調整している踊り子さんが多く、手拍子隊としては結構疲れますし、手の平も真っ赤に腫れてしまいます。手の平のケアが欠かせませんね。 ・お客さんの入りは普段の日曜日並みで、3回目以降は半分程度。こうした時は他の方のステージを見学に踊り子さんが客席の後ろによく来ます。この日も確認した限りで山咲みみちゃん、美月星美さん、麻生紀香さん、綾瀬ナナさんが来てましたね。 ・4回目のステージ、後ろの方でノリノリで応援していると、かぶりつきのお爺ちゃん(酔っ払い)が盆に手を乗せて観ているのが目に留まった。お気に入りの亜湖さんのステージだったこともあり、どうしても我慢できずに前まで行って注意した。その際に酔っているので大声を出すのを遮るように手でお爺ちゃんの口を押さえて耳元で「今度やったら叩き出すよ」と優しくでもドスを利かせて言い放つなんて普段の私からは想像も出来ませんね。私の中の獣性が目覚めかけているのかも。もっとも、この獣性、今のところ年寄り、酔っ払いにしか反応しないようです。このあたり小市民的な獣ですねえ(笑)。 |
次回、いよいよ渋谷道頓堀劇場のこけら落とし公演を観に行ってきます。どんな劇場に生まれ変わっているのかなあ?ワクワクするようなちょっと心配なような複雑な気分。道劇専属チームは「キャット」と「おとぎ話」を上演するとのこと。どちらも既に札幌道劇で演じられたものだけに、どの程度手直ししたのかまた個々のステージはどう変えてくるのか?あたりに注目して観ようと思います。ゲストも相沢かれんさん、尊敬する綾瀬ナナさま、愛川ユキさん、青井りんごちゃん、と超豪華!乞御期待ですね。 |
2001年05月29日 02時38分12秒
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2001年5月19(土)−20日(日) 瞳フェチ |
2001年5月19(土)−20日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 今回、2週間ぶりに道劇に来て2日間ステージを観続けて、改めて気付きました。私って、踊り子さんの眼を観るのが楽しみでほぼ毎週せっせと劇場に足を運んでいるんだなあって。「指定席」から距離を置いて観る前半のダンスはそうでもないですが、ベッドの間、とにかく私の視線は盆の上の踊り子さんの眼に注がれています。反対側を向いた時は、臀部とか陰部とか胸部とか他の部分を見るしかないですが、なんとなく物足りません。オープンでせっかく目の前で踊り子さんがお股を広げているのに、それでも視線は真っ先に彼女の眼の方に行ってしまいます。そういう自分に気付く度に、せっかく踊り子さんが脱いで下さっているのにストリップの客にあるまじき鑑賞姿勢だなあと自己批判して、普通の客らしく他の部分にも目をやってみるのですが、眼を中心とした表情を観る時ほどノレません。まあ変な客と言ってもいいでしょうね。これじゃ、あまり他のお客さんを変な客だなあなんて批判出来ません。でも、私をそんな変なストリップファンにしちゃったのは、デビューしたての藤繭ゑちゃんの妖しい視線攻撃のせいなんですからね。責任とって下さいね(笑)。 |
G.W直後からの海洋調査は観測機器や調査船自体のトラブルが頻発して、観測作業はしばしば中断、いつもの観測に忙殺されっ放しの調査なら2週間くらいあっという間に過ぎてしまうように感じるのですが、今回のように待機時間が長いと、空き時間に色々考えてしまいます。この前観たステージを回想してみたり、これまでのステージを頭の中でフラッシュバックさせたり、今まさに札幌で行われているであろうステージを空想したりしていると、今自分が太平洋上にいて、どんなに頑張っても劇場には物理的に行けないことにたまらなくフラストレーションがたまります。仕方がないので、前回の道劇観賞の日記を書き直してみたり、今度道劇に行ったらすることを詳細に計画してみたりしますが、望郷心ならぬ望道劇心が募るだけで逆効果。私生活の全てをストリップに関連付けてしまうとこういう時に困りますね。 トラブル続きの海洋調査は、致命的なトラブル発生で続行不能となり予定より早く終了で15日(火)に釧路に帰港。丘に戻ったら早速札幌出発!といかないのが雇われ稼業の辛いところ。週末までの4日間は仕事をしなければなりませんが、海洋調査中の長い待機と道劇が観られない禁断症状で仕事に対するモチベーションが完全に欠如してしまっているので、一向にはかどりません。いっそのこと上司に「札幌へ行ってリフレッシュしてきた方がいい仕事が出来ると思います」と直訴しちゃおうかと思いましたが、思い止まりました(苦笑)。 そんなこんなで煩悶しながらようやく迎えた19日(土)、朝一の特急で札幌入りです。予定では前日に調査船から下船するはずだったので、土曜日の朝一特急で出発してラストまで道劇に入り浸ってホテル宿泊、翌日曜日は3回目まで観て夜行特急の寝台で釧路に帰り、素知らぬ顔で月曜日に出勤する、という旅程にしてみたのだけれども、早めに釧路に上陸できるんだったら、往復とも夜行特急にして費用を少しでもケチっとくんだったかな?11時半に札幌到着、列車内で昼食を早めに済ませてしまったので、このままススキノに向かったらちと早過ぎるかなという気持ちから、今晩泊まる中央区役所近くのホテルまで歩いていくことにしました。30分ほど歩いて到着、汗が凄い。狭い調査船内では必然的に運動不足になるし、元々普段の暮らしでも自動車で移動するばかりであまり歩くことはないから、札幌に来ると結構いい運動になる。劇場でも過ごす時間の半分くらいは手拍子や拍手で上腕部を活発に動かしてるし、普段よりも健康的な生活をしてるんですよね(笑)。ホテルに荷物を預けて、劇場に到着したのが開場5分前、やはり久し振りに道劇に行けるというウキウキ感からかつい早めに来てしまいます。開場、「指定席」を確保!4月29日以来ようやく座れる「指定席」に感激です! そういう2週間ぶりの道劇のこの日の香盤です; 1.松本リカ ソロ 1.松本リカ ソロ 1回目は久し振りの「指定席」、2回目は2列目、3回目は3列目、4回目は最後列、いずれも下手でラストまで観劇。2回目までは立ち見まで出るなかなかの入りでした。3回目以降は普通の土曜夜の入り程度のようでした。2週間ぶりということに加えて、お昼にホテルまで30分歩いたこともあり、結構疲れました。それでも、ホテルに帰ってからも興奮でなかなか寝付けず、2時半くらいまで起きてましたが。 感想&コメントです; 松本リカ−2月中以来の出演です。ロビーに「ラストステージ・イン・道劇」という花が飾られています。すわっリカちゃんもこれで引退なの?と思いましたが、これからしばらくお休みするために道劇に来るのはしばらくなくなるという意味だったと後で知りました。一安心しましたが、それでも少し淋しいなあ。出し物は4月中のTSで観たのと同じでした。同じ出し物でも、照明や音響設備のよい道劇で観るとTSとはまた違う印象がありますね。意味深なリカスマイルがいいですねえ。とにかく格好いいステージです。前半のダンスが松本リカっぽくないですが、ベッド後半の格好良さは背中がゾクゾクするほどです。何にも考えずに見とれていました。 相葉まよ−道劇出演は昨年11月以来、個人的には3月結に渋谷OSで逢って以来です。フィナーレでの紹介によるとテーマは「ウェスタンガール」とのことですが、むしろ「カントリーガール」と言った方がしっくりくる出し物です。チロル帽にサファリルックの上着、そしてチェックのスカートという衣装でのダンス、彼女にしては抑えめですが、格好いいです。ただ、多少その時の気分が素直に顔や眼に出てしまうところがあるのが難ですね。2曲目からはベッドです。ちょっと太ったかな?本人もそれを気にしているのか、ベッドでも黒のシュミーズを全て脱ぎません。それでもポーズベッドは綺麗にきまっていました。ポラを撮りました。まよさんには完全に顔バレしているのですが、どうも彼女には私は「あちこちに出没する関東のストリップファン」だと思われているようで、サインをしてもらったポラには「来週は池袋ミカドです、来てね(ハート)」と書いてありました。北海道からじゃそうそう気安くは行けないよー(苦笑)。ちなみにもう一枚のポラは「理想の体型」としてかなりボディラインを修正してありました。やっぱ気にしてるんだ(笑)。 コント道劇座−ひなたちゃんのソロが流れた分を埋めるための時間調整の意味合いが強いコントです。以前やったインチキ占い師と客のコントと競馬の予想屋と客のコントの2本立に最近やった宗教家のコントのギャグを加えたものです。宗教家のコントのギャグ自体が以前にやったネタからの流用なので、あまり笑えません。まあ、急遽時間を埋めなきゃならなくなった訳だから、あまり厳しいことは言わないでおきましょう。 高瀬 昌−道劇初出演です。個人的には昨年9月に黄金劇場で逢って以来です。本来はタッチ+ポラの娘で、喋らすと関西弁でまくし立てる面白い娘なので、ソロだと魅力が半減しちゃいますね。それにタッチの娘がソロだけやるというのはなんか物足りないなあ。信用金庫の窓口にいそうな娘です。色白で黒のコートで登場するとその白さが引き立てられます。それなりのキャリアのある娘のはずですが、童顔のせいか結構若く見えます。円らな瞳が可愛いのですが、ステージの大半を目を瞑(つむ)ったままなので、瞳フェチ(^_^;)の私には食い足りないですね。またベッドもポーズのひとつひとつが長く、ちょっとイマイチ。 小原みずき−お正月以来の道劇出演です。手拍子のし甲斐のある元気なステージです。それほど難しいダンスをしているわけではないのですが、彼女の元気さで補っているような感じです。また、被っている帽子をお客さんの頭に載せるなど、お客さんのノセ方も上手いですね。今週のゲスト陣の中では一番ノッて応援できました。当然、ポラを撮りました。 「裸DE戦後史」−急遽、岬ゆうらちゃんの代わりをすることになった夢野ひなたちゃんですが、なかなか巧く娼婦役をこなしていました。演技力にかけては繭ゑちゃんに匹敵する技量を持っている(と私は評価している)だけに演技力を求められる娼婦役は適役なのかもしれません。敢えて言えば、ひなたちゃんのキャラなら「カビリアの夜」のジュリエッタ・マシーナのような無垢な心を持つが故に幸せにはなれない、そんな娼婦を演じて(ひなちゃんなら充分に演じられますよ)、大空蘭子版、岬ゆうら版とも違う新しい娼婦像を魅せてくれると嬉しかったのですが、3日間だけの代役ではそこまで望むのは無理ですね。娼婦ひなたのセクシーな眼差し、生の苦しみから解放された娼婦の魂の羽ばたきを表現したかのような闊達なポーズベッドに魅入っていました。 その他のパートについても、若干の感想を; ・前半のヒット曲メドレーのパート、ゆうらちゃんが担当していた山本リンダ「どうにも止まらない」は1回目、4回目を丘乃愛唯ちゃん、2回目を藤繭ゑちゃん、3回目を夢野ひなたちゃんが担当していました。それぞれの個性が見られて興味深かったです。 ・城橋薫ちゃんと寺琴万純ちゃんのパート、万純ちゃんの魅惑的な瞳に惹き込まれて、つい薫ちゃんそっちのけで万純ちゃんの方ばかり観てしまいました。 ・知奈樹ちゃん、やっぱり格好いいですねえ。自分のセクシーな魅力のアピールの仕方を心得たステージです。繊細な身のこなしと、時に見せる大胆な仕草のギャップが面白くて身を乗り出して観てしまうのでした。 ・綾月雪乃ちゃん、前回観た際のやや硬い表情が今回はなくリラックスしているように感じられました。ただ、ちょっと今回のステージでは存在感が薄いですね。 ・それに対して、里中美友ちゃんは一段と進歩したように見えました。ベッドの際に客席に投げかける瞳がちょっと潤んでいるのを観ると、思わずドキドキしてしまいます。こんな視線、瞳フェチ(^_^;)にはたまりません。目を逸らしたら負けだ!と思って、ずっと彼女の眼を見つめ続けてしまいます。ホ、惚れたかな(^_^)? ・泉希ちゃんの靴磨きの少女もパワーアップ、道劇座や娼婦ひなたとの絡みではアドリブっぽいレスポンスを交えて存在感をアピールしています。泉希ちゃんはそうじゃなくっちゃ。 ・コント道劇座も負けていません。靴磨きの客のGI役の早川さんとか警官役の森さんもそれぞれの役をいかに面白く演じるかに腐心しているのがよく分かります。目立たないけど、常連さん達はちゃんと観て評価していますからね。 ・オープンショーはドラえもん版「三百六十五歩のマーチ」をバックにシャンプーハットやバスタオル、洗面器など、お風呂用品を身につけての女湯オープンショー(笑)。確かに楽しいです。ひなたちゃんなんかバネでも仕込んであるかのように飛び跳ねています。ただ、これまでのバーレスクとの関連が全くないし、そもそも「三百六十五歩のマーチ」は道劇でもお馴染みの山咲みみちゃんの定番のオープン曲なので、今ひとつ感心しません。それにひなたちゃんとかももちゃんのソロか数人のチームでやる分にはいいと思いますが、8人も揃ってやるオープンじゃあないでしょう。おっと、言い忘れた。オープンショーにバーレスクには出てこなかった見慣れない娘が混じっていました。新人のようです。詳しくは後述。 「007」−007も2週目です。内容は同じですが、繭ゑちゃんの演技がより充実しています。繭ゑボンドはよりプレイボーイ色が強くなりました。もっともこの場合「敵が女なら籠絡するのも任務の内さ!」という感じの手練ぶりです。捕縛されたまま女スパイ愛唯に体を弄ばれる際の困惑した様子、捕縛を解いた際の自慢げな表情、自らを弄ぶ愛唯ちゃんの様子を見てコーフンしてしまう仕草、そして愛唯ちゃんを自分の方へ招き寄せ、ともに一時の愛に溺れようと誘う際の態度など、多彩な表情の変化を堪能できます。さすが私を「瞳フェチ」にしただけのことはあります。そういうわけでついつい愛唯ちゃんより繭ゑちゃんの方に目を奪われてしまいました、愛唯ちゃんゴメン!男女の情交を模した繭ゑちゃんと愛唯ちゃんのベッド、やはり繭ゑちゃんの男役ぶりの方に興味を注がれます。細かい動作がよく出来ているのに感心します。多分、私が某所で致しているときもこんな顔でこんな事をしているのだろうなあと思いながら観ていました。 フィナーレ−1回目のフィナーレで繭ゑちゃんに手紙を渡しました。内容は前回の観劇を元にした007の感想(内容はこの日記とほぼ同じです)と渋谷公演にむけてのエール。2回目、3回目のフィナーレで繭ゑちゃんと握手する際、繭ゑちゃんの表情がちょっと困ったような顔をしているのが気になりました。永年(といっても高々1年半程度ですが)の勘が「きっと返事を書けない(書く暇がない)のを気に病んでいるのだ」と気付かせてくれたので、こっちも「気にしなくていいよ」という気持ちを込めた眼で合図をしたのですが、ちゃんと繭ゑちゃんに伝わったかしら?バーレスクのオープンに参加していた新人さんがここで初めて紹介、「夕空あおば」ちゃん、大柄な娘です。今頃デビューさせちゃって、渋谷へ連れてって大丈夫なんでしょうか? その他の出来事; ・上手の最前列に座っていたのが「アル中」おじさん、いつも1回目からかなり酔っ払った状態で来て、場内でもガバガバ呑んで途中からはトイレ前のベンチでグッタリとしている困ったお客さんの一人なのだけれども、この日は珍しく素面(しらふ)、観劇態度も程々の羽目の外し具合でまともな方、それに高瀬昌さんに3回のステージ全てでチップを差し出していました。素面だとまともなことも出来るんじゃない、いつもそうやってれば他の常連さんに嫌われなくとも済んだのにね。それにしても、3回もチップ弾むなんて高瀬さんがあのおじさんの趣味なのかしら? ・2回目に上手螺旋階段下の席に座った酔っ払いのオジさんがフィナーレで螺旋階段下に来た繭ゑちゃんの脚をしつこく触ろうとしていたのに堪忍袋の緒が切れ、フィナーレ終了後に呼び止めて、親しげに肩を抱き周りから見えないようにしながらボディブローを数発お見舞いしつつ「今度やったら叩き出すからな!」と従業員のような警告を発して追い出した。“私の”繭ゑちゃんに危害を加える奴は許さん!でも、オジさん「すまんすまん、お兄さんのこと悪く言っちゃったかな?」なんてちんぷんかんぷんな謝り方してたから、きっと何でド突かれたか判ってないんだろうな(^_^;)。 ・2回目の休憩時、ロビーでお客さんに声をかけられました。時々見かけるおじさんで「お兄さん、私が来るときはいつも来てるね」という切り出しから、ひとしきり岬ゆうらちゃんを褒めちぎった後(私はその間相槌を打つだけ)、「この前『一万円出すからポラ撮らせてよ』って頼んだけど、断られちゃった(笑)」としゃあしゃあと言うのを聞きキレて席を立ち場内に急ぎました。当たり前だろ(怒)!何考えてんだよ(呆)?そういうこと思ったって言わない、仮に言っても他の人には秘しておく、これが大人の世界のお約束でしょう?彼に比べたら、私の変な客ぶりなんかまだまだ素人に毛が生えた程度ですね。 |
一夜明けて5月20日(日)篇です; 前夜の夜更かしが効いて眠気が消えないままにホテルを出ます。東急ハンズでリボンを買った(買っただけですよー、実際に投げようなんて思ってませんからねー(^_^;))後、ススキノ駅のコインロッカーに荷物を預けてロッテリアで早めの昼食、時間潰しに煙草をふかしている内にふと「そうだ、綾月雪乃ちゃんに手紙書こう!」という気分になり、書いてみます。まあ、最近知奈樹ちゃんとか里中美友ちゃんに心動かされることが多い浮気性の私にとって、初心に返る意味でもここで雪乃ちゃんにどんな誉め言葉を書けるかは自分のファン度を確かめるいい試金石になるかもしれません。幸いにしてそこそこいい文章が書けました。これを実際に雪乃ちゃんに渡せば、一応ファン宣言した道劇チームの3名全員に渋谷に行く前にしばしの別れを告げられる事になるから、ちょうどいいですね。ファンレターに添える菓子をミスドで買って、ポン引きを振りきって劇場に向かいます。 道劇到着は開場5分前、先客は6名。今日も「指定席」がとれました。1回目を指定席で、2回目は下手3列目、3回目は下手最後列で観て、4回目を後ろ正面で立ち見してコント道劇座まで観て、札幌駅に向かいました。そう言えば、コント道劇座も渋谷道劇こけら落とし公演に出演するんですよね。となると、これでコントもしばらく観られなくなるのかな? それでは、この日仕た事、観た事、聞いた事を思いつくまま; ・お客さんの入りは普通の日曜日並みかな?日曜日も3回目以降は結構淋しい入りですね。 ・松本リカちゃんもこれでしばらく観られなくなるのかな?なんて気持ちで観ていると、グッと来るものがありますね。記憶に焼き付けるべく真剣に観ていました。 ・今日も相葉まよさんと小原みずきさんのポラを撮影。どうも2人で明け方まで呑んでいたらしく、まよさんはサインを頼んだポラを渡す相手を忘れてるし、みずきさんはベッドでブリッジに失敗するしで、少しボロボロ状態(笑)。まあ楽日だから観なかったことにしてあげましょうね。 ・1回目の高瀬昌さんのステージのオープンでポチ袋に入れたチップを渡しました。高瀬さん、不審そうな顔をしてましたね(笑)。チップを渡すなんて行為はある程度の年齢にならないとサマにならないと思っているので、最低40歳まではするまいと思っていたのですが、思うところあって実行してしまいました。「思うところ」の説明は長くなるのでここではしません。どうしても知りたい方はこちらをご参照下さいませ。 ・3回目以降、後ろの方で観ているときは、ステージの詳細を観るというよりはむしろ全体的な雰囲気を楽しみたい、または応援に専念したいという気分になっているときが多いのですが、3回目最後列に座って、そういう気分で小原みずきさんのステージを観てノリノリ気分で手拍子をしていたところ、小原さんがふとこちらを観て持っていた帽子をこっちに飛ばしてきました。反射的に受け止めてしまいましたが、何で私の所に帽子を投げてきたのか一瞬訳が分からず、ひょっとしたら私の後ろに誰か彼女のファンがいたのかしら?なんて後ろを振り返ってしまいました(誰もいませんでした)。ステージ上の踊り子さんからは後ろの席に誰がいるかなんて見えないはずだし、小原さんには私はただの道劇でよく見る客の一人に過ぎないし、何でわざわざ私の所に帽子を投げたのかはよく分かりません。楽日で二日酔いも直って機嫌が良かっただけなんでしょうけど、なんとなく嬉しいものですね(^o^)。 ・4回目、相葉まよさんのポラを再び撮りました。(おそらく)道劇では初めて上手の螺旋階段の所でポラを撮りました。その際の私の挨拶−「お疲れさまでした。それではまたどこかでお会いしましょう」−なーんだ、まよさんは自分を関東のファンだと思い込んでるなんて言いながら、要は自分で「私は神出鬼没のファンです」って言ってたんじゃない(笑)。馬鹿ですねえ。 ・楽日、そしてこれでしばらく道劇チームは札幌を離れることもあって、観ているこちらのテンションも高いですが、チームのテンションも高かったようで、普段の楽日以上の盛り上がりだったように思えました。これで遙月ももちゃんが加わっていたらどうなっていたんでしょうね? 例証1−1回目、2回目のバーレスクではひなたちゃんと愛唯ちゃんがともに山本リンダの衣装で登場して「どうにも止まらない」を踊るというWリンダ・ステージ、お互いが張り合う姿が笑えました。 例証2−雪乃ちゃんと美友ちゃんのピンクレディー、お互いの衣装をこっそり交換して着ていました。何回も観ている常連さんじゃないと気付かない所がミソ? 例証3−泉希ちゃんの靴磨きの少女と道劇座の絡み、ほとんどアドリブです。泉希ちゃんの突拍子もないアドリブには道劇座もたじたじですね。 例証4−2回目のバーレスクの最中、正面2列目に目立つ服を着た女性が座っているのが目に留まり、よく見ると梨瑠ちゃんじゃないですか!外回りにされたのかと心配していたんだけど、札幌に帰ってきたんだね。失礼だとは思いながら、客席の梨瑠ちゃんの瞳を盗み見てしまいました。1ヶ月ぶりに観る梨瑠ちゃんの瞳はやはり危険な雰囲気の漂う妖しさを秘めていますね。でも、正面2列目なんて見晴らしのいい席に座ったせいで、胡散臭いオッサンたちに左右から座られて窮屈そうな顔してました(笑)。 ・1回目のフィナーレで雪乃ちゃんに手紙と菓子を渡しました。やはり驚いた顔してました。きっと3月に初めて手紙渡したこと忘れてやがるな…(苦笑)。 ・4回目のステージ、夕食をススキノのファーストフードで済ませてから札幌駅に向かいたかったので、相葉まよさんのステージまで観たら帰ろうと思っていたのですが、振り向くと入口からひなたちゃんと泉希ちゃんが入って来るじゃないですか!こりゃ何かあるな…と思い、居残ってコントを見てみると占い師の森さんのおかげで大金持ちになったという役で梨瑠ちゃんが特別出演、ポンチョを被った梨瑠ちゃん、東南アジアから来たなんて言ってます、訳が分かりません(笑)。でも、元気そうで何よりです。 この分じゃ、4回目のバーレスク、そしてフィナーレはどんなことになるのやら、なんて気になりますが、私は釧路に戻らねばなりません。後ろ髪を引かれる思いで劇場を後にしました。これでしばらくは道劇チームともお別れかあ…、もっとも渋谷道劇オープン公演には馳せ参じる予定なので、そんなに長いお別れではないはずですがね。 |
次回の道劇は5月26(土)−27日(日)の予定。道劇チームのいない道劇というのは昨年3月以来、ほんとに久し振りになるはずです。どんなステージになるのやら。出演者は山咲みみちゃん、綾瀬ナナさん、美月星美さん、他の予定。みみちゃんが来るんじゃ行かないわけにはいかないですねえ。それにナナさん、星美さんも楽しみです。 |
2001年05月23日 04時27分17秒
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2001年5月3(木)−5日(土) G.W後半も道劇三昧 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2001年5月3(木)−5日(土) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 G・W前半の連休ボケの醒めないままに、いつの間にか5月に突入!5月1日、2日と仕事をした(というよりもただ出勤しただけですが)後は、G・W後半の4連休、当然道劇漬けになるより過ごしようがありません。という訳で、G・W後半の日記です。 |
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まずは5月3日(木)篇; 経費節減のため今回も夜行列車往復きっぷを利用。2日夜の夜行特急で札幌へ向け出発、連休明けの7日から早々に海洋調査の為に調査船に乗船せねばならず、間違っても列車が遅れたからなんて理由で遅刻は出来ないので、5日夜の夜行特急で釧路に戻って、6日は静養に充てることにした。夜行列車での移動に慣れたのか、それとも前回の札幌旅行の疲れが抜けきっていないのか、行きの車中が結構混んでいた割にはぐっすり寝込んだまま札幌到着。その後のサウナでも、空いていて静かだったこともあってこれまでになく熟睡。で目覚めたらもう午前10時過ぎ、従業員さんの目が気になり慌てて外に出る。うーん、やっぱり疲れているのかなあ?札幌は快晴、風が心地いい。今頃の札幌が一番好きですねえ。こういう天気の日は大通公園の噴水の近くで時間を潰すに限ります。ポカポカした日射しと噴水から飛んでくる飛沫の冷たさの程良いバランスに曝されながら、スポニチ紙に載った知奈樹ちゃんの記事をニコニコしながら読んだり(当の本人は自覚ないけど、スポーツ新聞の風俗面読んで笑ってる奴ってアブナイよね)、煙草をプカプカさせたり、とオヤジ臭く時間を潰す。 マクドで昼食、そして中島公園近くのホテルへチェックインの後、道劇へ。開場直後に道劇到着とするつもりだったが、計算を誤り開場5分前に到着。ウッ!!もう行列が出来てる…よく事情を飲み込めないままに慌てて行列に並ぶ。だって、今週のメインゲストは愛染恭子さんにイヴさんだよ〜、初日に観に行った常連さんの愛染さんのステージ評は最低だったのに、なんでこんなに並ぶのさあ?ひょっとしたら入場者先着X名になんかくれるのかな?なんて余計な想像を巡らせたりしたのだが、やっぱり多くの人は愛染恭子さんやイヴさん目当てのよう。天才バカボン風に言うと「その嘘、ホント?」。俄には信じがたいが四十ウン歳の愛染さんや三十ウン歳のイヴさんの裸が見たいお客さんがこんなにいるんですねえ。人間の心はよく分からん。まあ、初めて行った劇場である浅草フランス座で観た浅草駒太夫さん(当時50歳くらい?)のステージに感動してしまった私にとっては、年齢は二の次、ちゃんとした観賞に堪えうるショーを魅せてくれればいいのだが、先の常連さんの評が気がかりなんですよねえ。(^_^;)。 そういう今週の香盤です; 第一部 では感想&コメント(3日間の感想をまとめたのもあります); 藤 繭ゑ&丘乃愛唯−「ウエストサイド・ストーリー」以来の繭ゑちゃんと愛唯ちゃんのチームステージ、テーマは「007」です。ジェームズ・ボンド役が繭ゑちゃん、愛唯ちゃんはボンド・ガールの某国女スパイ役といったところです。タキシードをビシッと決めた繭ゑちゃん格好いい!と言いたいところですが、なんか高級レストランのソムリエみたいです。やはりボンドはアルマーニのスーツあたりでないと…(買っても道劇の経費では落とせないでしょうね(^_^))。愛唯ちゃんの女スパイは黒いボンデージ風のレザースーツ。「キャッツアイ」を連想させる格好良さです。物語は極秘情報を記録したデータディスクを巡っての繭ゑボンドとスパイ愛唯の間の攻防の前半、からボンドとスパイの間のメークラヴを表現したベッドへという、いかにも「007」タッチな話をストリップ風に味付けした物。ストリップ風ですからメインは映画では触れられないメークラヴの方に主眼が置かれます。繭ゑちゃんは、知的でクールで女性に弱いジェームズ・ボンドを好演しています。ボンド役者に例えれば、ピアーズ・プロスナンかロジャー・ムーアという優男っぽいボンドです。一方愛唯ちゃんを歴代ボンドガールに例えれば、…って過去のボンドガールなんて覚えてないから止めときます(笑)。あえて女スパイ愛唯を何かに例えれば、月並みですが猫になりますね。しなやかな身のこなし、捕らえたボンドを自慢のボディで挑発する様子、つい本気になってボンドの目の前で自らを慰めるさま(猫の毛づくろいを連想させます)、そして脱出したボンドの魅力の虜になって身を委ねるさま、これらの動作及び表情の一つひとつが猫の持つ柔軟さ、気ままさをイメージさせ、愛唯ちゃんに私が抱いているイメージと一致して妙に気をそそらされます。繭ゑちゃんと愛唯ちゃんのベッドでのからみ、最初は女性2人ですからレズビアンを連想し、「先週の『鬼女』に続いてまたレズでベッド?」と思ったのですが、何回か観ていくと繭ゑちゃんが男役になりきっての男女のセックスをそのまま演じていることに気付きます。ただ、お股に生えるべきモノが生えていないとなんかしっくりきませんが。そういった不足感を補ってあまりある繭ゑちゃんの表情に魅せられました。コトが終わった後の気だるさ漂う表情なんか、色々な資料で勉強したのかな?なんて思わされました。 夢野ひなた&遙月もも−先週に続いての「昆虫ストリップ」の続演です。ただ、先週とはかなり内容をいじっており別物といってもいい物に変貌してしまっています、残念ながら悪い意味で…。一番大きく変わったのがベッドの順番、ひなたちゃん→ももちゃんの順番が逆になっています。また、ももちゃんのベッドの内容はほとんど変わりませんが、ひなたちゃんの方はかなり修正、ポーズベッド主体になっています。そして先週私を感動させたステージ全体を貫くストーリー性が希薄になってしまいました。今週のステージを観た限りにおけるストーリーは「空腹の蜘蛛(ももちゃん)の襲撃を受けた蝶々(ひなたちゃん)、羽根を取られたもののなんとか逃げのびます。喰えない羽根を取っただけの蜘蛛は飢えて倒れ、羽根を失った蝶々もやがて…」という感じ、こんな「どじでのろまな蜘蛛と先見性のない蝶々の五十歩百歩な物語」じゃ感動できませんね(苦笑)。どうしてこんな風に改悪しちゃったかなあ。やはりひなたちゃんのベッドの方を後に持ってきた方がいいと思ったのかなあ?残念ですねぇ。 「裸DE戦後史」−ストリップ・バーレスクも第4弾、今回はメインに岬ゆうらちゃんを据えた新人チーム主体での公演です。ストーリーは前回PartIIIの焼き直しと言えるような娼婦と靴磨きの少女の哀しい話を織り込んだものです。またその他のパートも過去3作からのそのままあるいは若干のアレンジを加えての流用がほとんどで、新しいところが全くないように見えます。微かな記憶を頼りに4作の系譜を作成してみると;
といったところ(遙月ももちゃんの“大ちゃん”とか今回の系譜から外れるものは省いちゃったけど)。こうやってみるとこれまでの作品では幾つかあった新しいパートが今回は皆無であることがはっきりしますね。まあ、このストリップ・バーレスク自体が戦後歌謡史をテーマにしたステージで、ある程度はキャストはその時々の道劇専属チームのメンバーによって変わるものの、構成自体はそれほど変わらないといった様式的な定番ステージをあえて目指していることは理解できます。ただ、演出の清水ひとみ社長も、才能が涸れた訳じゃないんだから、札幌道劇オープンからずっと観てきたお客さんのことも考えて1つくらいは新鮮さを出して欲しい所なんですが…。 後は各論を思いつくままに; ・今回岬ゆうらちゃんが担当しているのは、前回まで尊敬する大空蘭子さまが演じていた役、まだ蘭子さんのイメージが強烈に残っているだけにゆうらちゃんでは役不足なのでは?と不安視していたのですが、杞憂でした。蘭子さんとは違った儚(はかな)げな娼婦を見事に演じていました。優しい心を持っていながら病に短い命を散らしてしまう娼婦の最後の煌めきを体現したかのようなベッドの美しさに、久し振りに胸がキュン!としました。ちょっと感極まり目が潤みました。私が誰のファンでもない無所属の状態だったら真っ先にゆうらちゃんに走ったでしょうね。ただ、ソロパートで蘭子さんが着ていた衣装をそのまま着せちゃうのはどうなんでしょうね。蘭子さんを知っている者にとってはちょっと哀しい気分になっちゃうよ〜。 ・今回は、綾月雪乃ちゃんと里中美友ちゃんがピンクレディーでペアを組んだり、「神田川」と「精霊流し」を一体のステージにしたりして、パートナーのような扱いをしているのですが、正統派美形の美友ちゃんと並ぶとどうしても雪乃ちゃんが見劣りしてしまいますね。清水さんの意地悪〜(;_;)。 ・泉希ちゃんの役は前回愛唯ちゃんが演じた靴磨きの少女。エピソードの中では扱いが小さいです。ただ、ゆうらちゃんの娼婦からもらった赤いスカーフを使ってのソロベッドは可愛らしかったです。特にスカーフを脚に巻いてのポーズは印象的でした。 ・城橋薫ちゃんはこのステージでデビューした新人・寺琴万純ちゃんと組んでのダブルでのステージ。薫ちゃん、やっぱりオナニーベッドは下手ですねえ。デビュー当時の泉希ちゃんのように可愛いかわいいマヌカンヌードを目指した方が賢明だと思うんだけど。新人の万純ちゃん、清水ひとみさんに面影がよく似ています。新人とは思えぬ落ち着きぶりです。惹き付けられるような眼がいいですねえ。ひとつ化けたら大物になれそうな気がします。 ・ゆうらちゃんに次いで印象に残ったのが知奈樹ちゃん、出番は短いながら彼女のソロステージはその場をさらうような強烈なアピールをします。今回はムーディーなソールをバックのステージ。彼女の場合、笑顔よりも普段のちょっと不機嫌そうな表情を活かしたステージの方がしっくりきます。惹き付けられながらも、近寄ったら火傷しそうな危険な雰囲気、私が普段抱いている知奈樹観(だからいまだにファン宣言できない…(^_^;))をそのまま表現したようなステージでした。 道劇チーム・フィナーレ−バーレスクのオープンを兼ねて道劇チーム全員が登場してのフィナーレショー。さっきまでステージを勤めていたゆうらちゃんの手がしっとりと汗ばんでいたのが印象的でした。 麻生祥子−昨年11月以来半年ぶりの道劇出演です。出し物は1月結のTS、及び2月結のDX歌舞伎町でやったものでした。彼女が「プレスリー」と呼ぶ(^^;)袖に房についた白いコートでのダンスから白Yシャツに着替えてのベッド。明るい笑顔にニコニコしてました。彼女の長い手足のゆったりとした動きに魅了されました。情感溢れるベッドの表情にウットリしてました。これでこの出し物を観るのは3度目くらいになるはずなのですが、何度観ても感激しますね。普通の(笑)ポラが撮れるのは彼女だけだし、祥子ちゃんファンの遠征さんが多数来てたし、元々明るいキャラだからポラがよく売れます。毎ステージ時間いっぱいまで売れていました。おかげで3日はオープンショーが4回とも省略されちゃいました、残念です、って私もポラを撮ってステージの進行を妨げてるんだから、そんなこという資格ありませんが(苦笑)。でも、いつの間にか祥子ちゃんに顔を覚えられてしまい、つい嬉しくて買っちゃうんですよね。ストリップファンの悲しい性ですねえ。 イヴ−昨年5月頭の清水ひとみ引退興行に出演して以来、ちょうど一年ぶりです。5月のG・WはイヴさんWeekになってるんでしょうか(笑)?今回は和装でのステージです。やはり顔に年齢を感じてしまいますね。でも、着物を脱ぐと体は若々しいです。仕事とはいえ、今までこのボディラインや肌のつやを維持するには相当な努力をしているのだと思います。その努力には敬服します。ベッドは前半のオナニーベッドから後半のポーズベッドへという構成。オナニーベッドはちょっと紋切り型かな?ポーズベッドは柔軟でそこそこダイナミックです。ブリッジが見事にきまってます。応援さんの放ったステージシャワー(クラッカーのデカイやつ)がブリッジを決めたイヴさんの体に降りかかるさまが綺麗でした。でも、火薬が炸裂する音が大きくて普通のお客さんはビックリしてました(笑)。それに3日にステージシャワーを打った応援さんが下手でしょっちゅう上の照明に引っかけるので(^_^;)、そっちの方が気になってしまいました。ベッドショーの後はポラロイドショー、パンツを履いてのポラだし、1枚千円と高かったのもあって、昨年ほとんど売れなかったのですが、今年は五百円と値下げしたんですね。そのせいか、それとも札幌のお客さんがこういうものに慣れたのか、または浮かれ気分の観光のお客さんが多かったのか、結構売れました。 愛染恭子−マドンナで3年ほど前に愛染さんのステージを観て以来です。その時と同じくオープニングあり、独自のフィナーレ有りの独立形式を取ったチームショーです。共演は翔見磨子さん、青山円さん。翔見さんはお姉さんっぽいです。青山さんは笑顔がカワイイです。それぞれに魅力を持った娘のようですが、あくまでも愛染さんのサポート役、ダンスは水戸や船橋大宝に出てくるような外国人ダンサー並みのステップ主体のダンスだし、ヘアスタイルや衣装も同じような没個性のものです。二人が登場して、物足りないダンスを踊った後に、いよいよ愛染恭子さんが登場!フラッシュライトの点滅の中でのダンスです。どう見ても下手なダンスを誤魔化すためにライトを使っているようにしか思えません。その後は愛染さんはステージ奥で横を向いたままの状態で椅子に腰掛け、盆で翔見さんと青山さんのレズっぽい絡みがあるのですが、長いです、飽きます。飽きかけた頃にようやく愛染さんが盆に進み横たわります。そこから先が酷い!愛染さんが寝たままお客さんがステージに上がって愛染さんの体を愛撫(希望者がなかなかいなくて翔見さん、青山さん困ってました(^^;))した後に、愛染さんのオナニーベッドになるのですが、体はほとんど動かさずにお股をいじくってるだけ、これじゃ全然コーフンしないよー!!それで終わりなんです。こんなんだったらその辺のおばさんにだって出来るんじゃない?最後は翔見さんがマイクを持ってメンバーを紹介するのですが、紹介の仕方が「8月発売のVシネマ「新人ツアーコンダクター2」の監督であり、写真集「愛染百科」でも頑張っている“愛染恭子”!」なんて宣伝バリバリの紹介をするもんだからしらけてしまいます。照明や音楽でうまいことショーアップされてはいますが、内容は酷いです。こんな酷いショーを見させられたのは道劇でストリップの素晴らしさに目覚めて以来初めてです。この日のアンケートに早速「ちゃんと踊れる人を出して下さい」と書いてしまいました。 フィナーレ−愛染さんのステージがそれだけで完結しているので、その後で再びフィナーレがあるというのはなんか変ですね。道劇チームはここで再登場、繭ゑちゃんや愛唯ちゃんは出番前なのに大変ですね。 ここまで書いて気付いたのですが、アレッ?そういえば今週は道劇チーム勢揃いのはずなのに梨瑠ちゃんがいないなあ。どうしたんだろ?今週休みなら2週続けて休みになっちゃうし、そういう時って、これまでの経験上大抵そのまま消えちゃってるんですよね。と心配していたら、常連さんから情報が…。梨瑠ちゃん関西の劇場に出演中とのこと。えー、梨瑠ちゃんも遂にありすちゃんと同じ旅回り組になっちゃったのかしら?うーん、デビュー当時は道劇期待の新人、の筈だったんだけど、扱いがどんどん悪くなっていきますねえ。こういう境遇の娘には滅法弱いからなあ、今度逢ったら応援してあげようっと。 |
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続いて5月4日(金)篇; モーニングコールをセットした8時になる前に起床、ホテルではカーテンを閉めずに寝る癖があるので、外の明るさで自然と目が覚めるみたい。今晩もホテルで連泊なので、何時まで部屋にいようとこっちの自由なのだけれども、午後9時を過ぎて廊下をルームキーパーのオバちゃんの声がするようになるとなんとなく居づらく、つい10時前にはホテルを出てしまう。気弱ですねえ。昼食を兼ねた遅めの朝食をロッテリアで摂る。ついでに夢野ひなたちゃんへの2月以来久し振りのファンレターを書いてみる。来週で「夢野ひなた」に改名しての公式デビューから1年となるひなたちゃん、不幸にも来週道劇に来るのが楽日近くにまでずれ込みそうなので、一足早いが公式デビュー1周年の祝辞と「昆虫ストリップ」の感想を合わせた内容にしてみた。まあ2月に「藤ひなた」時代を合わせたデビュー1周年のお祝いを勝手にしているので、再度祝うというのは変な感じがするし、昨日観たニューバージョンの「昆虫ストリップ」を誉めるというのは嘘をつけない性格上出来ず、書き出しに苦慮したものの、一旦書き出すと後は意外とスラスラ、素直に「先週の『昆スト』の方が好きでした」と書けた。 ファンレターと一緒に差し入れる菓子を丸井今井の地下食品売り場で買って、道劇に向かう。昨日の行列状態が今日も起こるであろう事は十分予測できたので、ちと早めの開場10分前には到着。やはり今日も行列が出来てました。しかも昨日よりも凄いッス。先頭に並んでいるのは麻生祥子ちゃんファンのお兄さん、連日正面かぶりつきで祥子ちゃんのステージ4回全て観てポラを買うという気合いの入った人。最初はそんな特等席にいながら他の娘のステージは眠ったり、なんか食べてたり、さっき撮ったポラを見てたりする行為が気に入らなかったのだが、ここまで徹底してると逆に憎めなくなっちゃうねえ(笑)。開場の行列は40人程度、早めに並んだせいか、辛うじて下手ステージ寄り最前列の席に座れた。ひなたちゃんへの差し入れを確実に行わなければならない事情もあって最前列の席をキープしたかったんですよね。 後はおもむろに起こったことを; ・場内の気温はおよそ20度、それほど暑いというわけではないけれども、最前列で照明を浴びながらの観劇、そして2時間半手拍子をし続けると、かなり暑い。ので、この日は千葉ロッテマリーンズのバッティングジャージのプロ選手仕様(ネーム&背番号入り)を着ての観劇。なんでそんなもん着ていったのかって?…ウケ狙いかな(笑)?期待通り、背中の「KASAI」の刺繍文字を見つけてひなたちゃんやももちゃんがウケていました(^o^)。実用上も通気性のよいニット地なんで結構涼しかったですよ。まあ踊り子さんにも常連さんにも従業員さんにもあらかた名前がバレてる道劇だから出来ることで、他の劇場ではそんなみっともないことは出来ないですが。 ・今日も1回目は大入り、立ち見が2列くらいになってたような気がします。2回目、3回目は普段の休日よりちょっと多めの入り程度でしたが、4回目は再び満席状態に。4回目のお客さんの多くは台湾か香港からの観光客みたいでしたが、彼らも愛染恭子ショー見に来たのかしらねぇ(笑)。ひょっとしたら北朝鮮から家族連れで東京ディズニーランドに遊びに来ようとした某お偉いさんのご子息も帰りに道劇に寄る予定だったりして。 ・今日も麻生祥子ちゃんのポラを撮りました。1回目のポラの際に先述のお兄さんが私の側に来て、「ポラ撮りますよね?だったら最初にお兄さん撮って、次は私に撮らして下さいね」と頼み込まれたので(笑)、一番乗りで撮れました。あのお兄さんも周りの冷ややかな眼や祥子ちゃんの反応を気にしていたのかしら? ・道劇ではフィナーレ後の休憩時間以外席を立たないというポリシーを持ってこれまで守ってきた私、また外国人ダンサーの面白くないダンスでも、無言のタッチショーでも○番天板でもそれなりに楽しんで観る事をモットーとしてきた私、ちょっとくらいオバさんでも太めでもちゃんとしたステージを魅せてくれればいいという気持ちで真面目に「芸」を観ることを自分に課してきた私、そんな私でも愛染恭子さんのショーをこれ以上見続ける気力がどうしても湧いてこず、客席混み混み状態で身動きの取れなかった1回目はなんとか観ましたが、2回目以降は席を立ち、ロビーに避難してしまいました。(私のそういうポリシー、モットーになんとなく気付いている常連さんが驚いてました)1日だけだったら「面白くなかった、酷かった」とこの日記に書き殴れば気が済みますが、2日3日と観ていくにはそれなりに観るモチベーションが必要なんですが、どうしても見つけられませんでした。私の精一杯の抗議のようなものです。 ・今日からやってきたイヴさんの応援の方の盛り上げもあって、イヴさんのポラが目立って売れ出しました。そのおかげで時間は押せ押せ状態。フィナーレ後の休憩が5分程度しかありません。煙草1本満足に吸えやしないじゃない(怒)。それでもポラを適当な時間で切って麻生祥子ちゃんがオープンショーをやってくれたのにニコニコしてました。 ・そういえば、この日サインをしてもらった祥子ちゃんのポラには「いつもニコニコ応援ありがとう」と書いてあったなあ。うーん、誰が観ても私ってニコニコ顔が第一印象なんだなあ(笑)。顔がデカイからかな? この日も4回目の麻生祥子ちゃんまで観てホテルに帰りました。帰りに従業員さんが声かけてくれなかったけど、ひなたちゃんはファンレターの返事書いてくれなかったのかしら? |
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最後に5月5日(土)篇; G・Wを利用した札幌滞在も今日でおしまい、今晩の夜行特急で釧路に帰らねばなりません、名残惜しいなあ。ホテルをチェックアウト、ホテル前の街路樹の桜は今が見頃、内地育ち(しかも日本きっての桜の名所の生まれ)の私にとってはヤマザクラかその流れを組んだ北海道の桜は花の色が濃すぎるし、葉っぱと花が同時にあるさまが桜の本来の情緒と違うようでなんとなく物足りないのだが、それでもようやく札幌にも内地並みの春がやってきたのだなあという実感を湧かせるものではあります。一旦札幌駅に行ってコインロッカーに荷物を預けて、再び駅前通りを南下します。途中のロッテリアで朝食、疲労が出てきたのか時間の潰しようにちょっと困り、気の迷いで知奈樹ちゃんへのファンレターの文案を書いてみましたが、慌てて消します。ステージが素敵なだけで、別にファンじゃないんだってば。気が動転しちゃうあたり図星かも?って自分で自分の精神分析してどうするの(笑)。大通公園で時間潰し、昼食を摂ったミスドで時間潰し、いずれも時間を思ったほど潰せません。疲れると時間潰しすら億劫になるんですね。それでもなんとか潰しきって開場5分前にまた道劇入口の行列に並びます。昨日ほどではないですが、今日も開場までに30名ほどの行列が出来ました。先頭はやっぱりあの祥子ちゃんファンのお兄さんでした、脱帽です。 この日も「指定席」には縁遠く、下手2列目でした。そこから3列目、最後列と徐々に後退、4回目のひなたちゃん&ももちゃんの「昆スト」まで観て札幌駅に向かいました。 後は出来事を掻い摘んで; ・いきなり帰りの話、ひなたちゃんに昨日渡したファンレターの返事を帰りのテケツで受け取りました。よかった、ちゃんと返事書いてくれたんだね。今回調子にのって今週の「昆スト」ニューバージョンの批判っぽいことまで書いたので気分を損ねちゃったかななんて心配していたんですが。 ・今日も1回目は大入りでした。でも2回目以降は普段の土曜日並みの入りでした、連休も終盤に入り、そろそろ普通のお客さんの入りになってきたようですね。 ・昨日のマリーンズバッティングジャージに続いて、今日はコンサドーレ札幌のレプリカジャージで観劇。理由は…昨日と同じウケ狙い(笑)兼暑さ対策です。ちなみにこの間のTSに着ていった奴です。その際は誰もコンサドーレだと気付かず、芳野カレンさんに「(胸にスポンサーロゴの入っている)サッポロビールの人?」なんてダイレクトなレスポンスがあったくらいで、期待外れだったので今回こそウケてもらおうというリベンジ気分だったのですが、常連さんやお客さんには気付いてもらえましたが、道劇チームの方はどうだったか…。胸の「サッポロビール」には気付いてくれたようですが、それがコンサドーレだと気付いてはくれなかったような気がします。やっぱりJリーグの知名度はまだまだですね。 ・この日でしばらく道劇とはおさらば、という気分の高揚もあって、ちょっと浮かれてしまいました。前述のコンサドーレのジャージもそうですが、フィナーレでファン宣言している繭ゑちゃん、ひなたちゃん、雪乃ちゃんの名前をコールしてみたり、皹(あかぎれ)が破れて血が出ているのにもかかわらず、拍手しまくって手の平を血まみれにしてしまったり、麻生祥子ちゃんとツーショットポラを撮ってみたりとやりすぎたようで反省しています。これからしばらくは地に足をつけて真面目に働きますので勘弁して下さい。 ・結局この日も2回目以降の愛染恭子ショーをボイコットしてロビー避難。この日記を本格的に書き出して以来、同じものを続けてみると何かしらいいところはないかという視点で観る癖があるので、これ以上観たら、なんか誉めてしまいそうな感じがしてしまいます。それも「さすが愛染さん、実際よりも2歳は若く見える」とか「共演2人の主役を引き立てる没個性の演技ぶりが素晴らしい」とか「道劇で初のタッチショーを敢行した功績は大きい」とか「あの程度のショーを一見した限りでは一級品のショーに仕上げた道劇の音響&照明の設備及びスタッフが素晴らしい」とか、ひどく毒のあるひねくれた誉め方をしてしまいそうなので、避難して正解だったと思います。 |
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次回の道劇行きは19日(土)を目標にしているけど、どうなるかなあ。繭ゑちゃん&愛唯ちゃんの007は続演のようだし、ひなたちゃんのデビュー1周年記念のソロステージはあるし、ゆうらちゃん、知奈樹ちゃんが素晴らしいバーレスクも2週目で完成度が高まっているに違いないし、楽しみです。そもそも、道劇渋谷館こけら落とし公演に専念するために、来週以降道劇専属チームはオフに入っちゃうから、彼女らと逢う機会はその週末しかないんですよね。気合い入れなくっちゃ、また浮かれ過ぎてはしゃいじゃったらゴメンナサイ。またゲストも松本リカちゃん、小原みずきさん、相葉まよさん、高瀬昌さんと逢いたかった方揃いなんでホントのホントに楽しみなのです。特に、相葉さん、高瀬さんにはちょっと個人的に果たさねばならない借りがあるような気がするし…。ああー、早く行きたいよう! |
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2001年05月15日 22時13分39秒
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2001年4月28(土)−29日(日) G.W前半も道劇三昧 |
2001年4月28(土)−29日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 4月も何の気なしに過ぎ、気が付くともうゴールデン・ウィーク突入!当然、今年の(も)G.Wは道劇三昧です。という訳でG.W前半の3連休を利用して4月結の公演を再び観に行ってきました。 |
まずいきなりで申し訳ないですが、今週の香盤です; 1. ソロ 前回の日記で「詳細な感想&コメントは次回の日記で書くことをお約束することにして…」と書いてしまったんで、まずその約束を忘れない内に果たさないと。 で、その感想&コメントです(前回の初日の一言感想と多少ダブりますが、ご容赦下さいませ); 阿修羅−アメリカのステージに挑戦するため6月でのストリッパー引退を表明している阿修羅さんのこれが最後の道劇でのステージになります。フィナーレでの紹介によると今回の出し物は"Mystery Queen of Egypt"とのこと。古代エジプトの世界を背景にした阿修羅ワールド満載のステージです。オープニングは鳥(鷲鷹系)をイメージしたシルバーの衣装、おそらく古代エジプトの神に関係しているのでしょう。大きな羽を広げての舞いが優雅です。2曲目になり鳥の衣装を脱ぐと、遺跡の壁画に描かれたままの古代エジプト人の格好に。阿修羅さんらしいアクティブなダンスが2曲。腰に巻いてあった蛇を舐(ねぶ)る阿修羅さんの舌がとてもエロティックです。続いての曲は「インディ・ジョーンズ」のテーマ、そこからは阿修羅さんの十八番・ポーズベッドです。決まったポーズの美しさ、鮮やかさは言うまでもありません。手鏡のようなもの(博識の常連さんによると古代エジプトで生命を表すものとのこと)を持ってのブリッジからの起き上がり、頭からステージに滴り落ちる汗の美しさに感動していました。もう少し世界史(古代文明史)の教養があれば彼女のステージ技術だけではなく、ステージに登場する品々の意味合いも含めたその世界観も一層楽しめたのかもしれませんが、大学受験で日本史を選択した私にとって世界史は高三の1学期で通り一遍の授業を受けただけ(先生の雑談は面白かったですが)、しかも古代史より中世のキリスト教社会のあたりに興味があったので、古代エジプトに対して十分な予備知識がなかったのが悔やまれます。今更ですが、ちょうど札幌で開催中の四大文明展を観に行ってこようかな?等と思いました。 相原美絵−2月デビューの新人さんです。パッと見では目の辺りが松本リカちゃん、鼻から下が御幸奈々さんに似ているような感じです。やや実際よりは年上っぽく見えますね。青いドレスでのダンス、無難にこなしている感じ。薄紫のガウンをつけてのベッド、前半がほとんどステージ奥で演じられているので少し物足りないです。後半のオナニーベッド、まあそんなものでしょう。ステージ自体はそれほど特筆すべき所はないのですが、ポラの際の明るいキャラで補っているような感じです。つい「下手だけど可愛いからいいや」って気にさせられちゃいますね(笑)。 コント道劇座−初日とはネタを変えていました。1つ目は医者と患者のコント、途中まではそこそこ笑えます。2つ目は宗教家と青年のコント、組み込んだギャグが以前やったネタからの流用でしかもあまり笑えないので冷や冷やしていましたが、後半からは新しいギャグになり少し笑えました。でも、どっちもオチがあんまりなんだよなあ。 早見聖子−およそ1年ぶりの道劇出演です。ジャズで構成した前半です。ピンクをベースに飾り立てたドレスに扇子という出で立ちです。禁酒法時代の闇酒場、スピークイージーの歌姫といった感じの雰囲気です。ベッドは曲調は変わるのですが、それでも静かな構成です。終始なんとも気怠そうな感じの眼をしています。ステージの間、専ら眼ばかり観ている私にとって、こういう表情の変わらない娘のステージは最初は苦手で、慣れるのに時間がかかります(青山和希さんとか藤沢あきさんとか…)。けど一旦慣れると、色気があってそそられるような感じがしてイケるんです。何を考えているのか皆目想像出来ない彼女と眼が合ってしまうと、何故かドキドキしてしまうのでした。 岬ゆうら−先週に続いて「赤ずきんちゃん」です。先週はその前の「おとぎ話」と比べると巧い、という失礼な比較をしてしまったのですが、比較しなくても十分巧いですね、やはり。曲とベッドの彼女の演技がフィットしていて、彼女の魅力を一層引き出しているような感じのベッドです。ただ、赤ずきんちゃんにしてはベッドが艶っぽ過ぎちゃうのは、彼女の自然に醸し出す雰囲気だからしょうがないかな? 夢野ひなた&遙月もも−「森のくまさん」「プロレスストリップ」に続くひなたちゃん&ももちゃんのチームステージ、今回のテーマは「昆虫ストリップ」、今回も異色です(笑)。まずは黒の網タイツでももちゃんが登場、腰から下げた黒い房状の脚が8本あるところを見ると、蜘蛛のようです。食べ物も尽き、空腹になった"ももグモ"は舞台袖に潜んで獲物が来るのを待ち構えます。そこへ現れたのがひなたちゃん扮する蝶々、こっちは見るからに蝶々ですからすぐ分かります。花々を飛びまわる"ひなたチョウ"、不気味な気配に気付くも間に合わず、ももグモに捉えられてしまいます(ここで蜘蛛の巣とか蜘蛛の糸とかの演出があると分かりやすかったのですが…)。ひなたチョウを引ん剥き、舌舐めずりをするももグモ、ももグモは一旦退場し、残されたひなたチョウの恐怖、絶望、そして少しの諦めを表現するようなベッドへ。怯えた表情をさせたら道劇チームで一番のひなたちゃんですから、視線の演技は表情マニア(笑)の私を満足させるに十分な出来です。再びももグモが登場、羽根をもがれ蜘蛛の糸に捕らえられた蝶々には何の抗(あらが)う術もありません。ひなたチョウの命も風前の灯火、ももグモが今にも襲いかかろうとする時、震えるひなたチョウの顔を見てしまったももグモは、ひなたチョウの無垢な美しさの前に、自分が他者の命を奪うことでしか生きていけない存在であることに気付いてしまいます。蜘蛛がひるんだ隙に蝶々は逃げ出し、難を逃れます。でも、他者を殺す(捕食する)ことの出来なくなった肉食者(ももグモ)は飢えて斃(たお)れていくしかない訳で、そういう哀れな蜘蛛の感情を表現したももちゃんのベッドになります。軽いタッチですがももちゃんの(多分)初めてのオナニーベッドも組み込んでいます。表情も豊かです。ポーズはダイナミックです。ただ、こうしたシリアスな表現をしようとする場合、ももちゃんの巨体は時として邪魔っけなものに感じてしまうこともあります。現体型はももちゃんの持ちキャラとフィットしているだけに、難しいところではありますが。心の清かったばかりに命を失ったももグモの遺骸(むくろ)の前に再びひなたチョウが現れます。実は彼女の正体は蝶々に身を変えた神さま、魔法の杖を取り出し、蜘蛛の遺骸に布を被せると、ももグモは蝶々として生まれ変わり、ひなたチョウとももチョウ揃って「夢想花(by円広志)」の「飛んで飛んで〜回って回る〜♪」のまんまに飛び放題回り放題の楽しいオープンショーへとなだれ込みます。ストーリーに芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を連想させる、なかなか興味深いステージでした。でも、生物学者の端くれとしては「蝶々=善、蜘蛛=悪」という前提には納得しかねるんだけどね(^_^;)。 丘乃愛唯−昨年秋にやったチェアーベッドの再演のような気がしますが、かなり内容をいじっていますし、オリジナル自体をほとんど忘れているので新作みたいな気で観ていました。登場した際の赤い唇がまず目に飛び込みます。メークも白っぽくして赤いルージュを強調しているようです。こうするとかなり大人っぽく見えますね。内容は愛唯ちゃんお得意のハードロックダンス、上手いの一言です。ベッドは彼女のボディの魅力を強調するような構成、小道具の拳銃(男性器の象徴ですね)の扱いにドキドキしていました。ラスト、ステージ奥からの照明に浮かぶ椅子に屹立する愛唯ちゃんのシルエットが格好よかったです。 「鬼女」−繭ゑちゃんを主演に、新人組の綾月雪乃ちゃん、里中美友ちゃんを従えての芝居風のステージです。清水ひとみ社長の作・演出です。路線としては昨夏の「牡丹燈籠」に続く怪談・ホラーものの系譜になるのでしょう。前もって言っておきます。初日から計10回も観ながら、結局の所よく分かりませんでした(^^;)。ひとつひとつのシーンはそれなりに分かるし、面白いなと思えるのですが、最後まで見終わって考えると「はて、それでどういう話だったの?」と首を傾げてしまうのです。それぞれのシーンの感想を繋げようとするとどうもストンと胸の奥に落ちていかない、それが一番の感想です。そろそろ私の感性の浅薄さを露呈してしまったかな(笑)。でも、無理を承知で個々のシーンの感想を羅列してみます: まずストーリーを50字以内で要約すると「攫(さら)ってきた村の若い娘の精気を吸い不老不死を得ている鬼女、亡者となった娘たちの逆襲に遭い…」といったところ(…を使うのは国語的には反則ですが)。鬼の面を付けた綾月雪乃ちゃんが舞台を横切り、ステージはスタート。幕が開くと蚊帳の中で繭ゑちゃんと美友ちゃんが絡んでいます。客席からよく見えるようにということなのか、絡み自体はポーズ中心の大きな動きで構成されています。鬼女が娘の精気を吸うという行為をレズビアンで表現しているように見えましたが、ひょっとしたら娘を自分の虜にするために性的魅力で纏絡しているのかもしれません。美友ちゃんの精も吸い飽き、次の獲物を求めて蚊帳を出る鬼女・繭ゑ。シーンは代わって、村の外れ(かな?)、雪乃ちゃんが通りかかると道に赤い結び文(のように見えた)を見つけてしまいます。きっとこれが鬼女からの次の生け贄の指名の印なのでしょう。狼狽する雪乃ちゃんの前に黒い着物の鬼女(これが格好いいんです(^o^))が現れ、抵抗する雪乃ちゃんの着物を剥ぎ取ります。(蛇足;ここのパート、何故か音楽がタンゴで振り付けが日舞調なのですが、斬新すぎて私には滑稽にしか見えませんでした。雪乃ちゃんにはそんな高等な振り付けはまだ無理なんだって…。)助けを求める雪乃ちゃんですが、そこにはもはや鬼女とその虜になった美友ちゃんしかいません。鬼女は雪乃ちゃんを手なずかせるために美友ちゃんと彼女を絡ませ、二人のレズビアン風のベッドとなります。昨年暮れ、桃源郷の滅っ茶ハードなレズビアンショーを11回観させられた私にとっては、二人のレズはリアリティに関しては論外なのですが、ここはあくまでも綺麗な美しい女性同士の絡みを魅せるという視点に立ったレズビアン・ベッドを演出しているようです。そう思ってみると、お互いの乳房に唇を寄せ、股間を舐め合う二人の姿には結構ドキリとさせられます。第3景、更に時が過ぎたのか、無人の荒野をさまよう鬼女。何があったのか飢えています。村の娘を喰い尽くしたのか、それとも時代が変わって「鬼」の存在を社会が認めなくなったのか…(後者だと色々と面白い解釈が出来るんだけどね)。これまでに餌食にした娘たちの遺骸を貪り喰おうとしたところ、逆に亡者となった雪乃ちゃんと美友ちゃんに逆襲されてしまいます。鬼の魔術(?)の弱った鬼女に対して亡者達の方は鬼気迫る表情(また蛇足;とは言っても美友ちゃんの方はその手の怖い表情はまだ出来てません。一方、雪乃ちゃんの方はマジで怖い顔です。恋人にこんな顔させちゃ、二人の仲もこれで終わりだなあって覚悟しなきゃいけなくなるような顔です)。そこから敗れた繭ゑちゃんのベッドになるのですが、ここが一番分からない。滅びゆく鬼女が最後に放つメッセージが何なのか、それによって繭ゑちゃんのベッドのイメージがかなり変わってくるはずなので、その主題を掴めなかったのがこのステージが胸にストンと納まらない一番の理由のようです。ベッドの前半、そしてラストと客席を意識したポーズ、表情、そして視線を投げかけるので、我々に何か問いかけ(あるいは訴えかけ)ているような気はするのですが…。 で、納まりの悪いままの繭ゑちゃんのパートに対して、雪乃ちゃんと美友ちゃんの方は先週までの学芸会レベルの「おとぎ話」からの一歩前進を感じられ、なんかこっちの方がメインのような錯覚をしてしまうのでした。 フィナーレ−7人での「お祭り忍者」でのフィナーレです。ゆうらちゃんの振りがやたら張り切っている感じです(笑)。繭ゑちゃんがちょっと元気がないように感じましたが、気のせいだといいのですが。 |
後はお約束の日記です。読まなくともいいですからね(笑)− 最初に4月28日(土)篇; 土曜日から30日の振替休日まで3連休とはいうものの、月丘雪乃さんの休演で今週のステージへのモチベーションがやや下がってしまったこともあり、道劇観賞は28、29の両日のみにして30日は自宅でゆっくり過ごしながら部屋の春夏ものへの模様替え(つまりは掃除)に充てることにした。よって、30日はゆっくり寝ていられるのだから、今回は往復とも夜行特急の座席にして交通費を節約することに。ただ唯一の懸念は、出発日である金曜日の夜に職場の転入者の歓迎会が重なってしまったこと。最後までつき合っていたらとても11時までには終わりそうもないメンバーだし、二次会途中の10時半で中座。「連休を利用して旅に出るんで…」という私の言い訳に、背景を知ってる同僚はニヤニヤしてるし、知らない転入組はキョトンとしてるし…(笑)。(後で聞いたら、私が帰った後、早速私の話で宴が盛り上がったらしい。人の噂で盛り上がったんだったら、会費少しはまけろよな(^_^;))かなり呑んでいたのでどうやって駅に行ったのかは覚えていないけど、なんとか間に合ったらしい。ビールとワインと少々のマタタビ酒のチャンポンはよく眠れる〜、という訳で気が付いたのは南千歳駅に到着した頃。ちょっと残った二日酔いは札幌駅に着いてからのサウナでほぼ解消、更に大通公園の噴水の前で心地よい(ちょっと寒かったけど)風に吹かれながら時間を潰す。マクドでの昼食後、鴨々川沿いのホテルにチェックイン、手ぶらで道劇に到着したのが開場5分前、ちょっと早く来ちゃいましたね。先客は二人、どちらもよく見かけるお爺ちゃんだ。でも開場前に並んだのは結局この3人だけ。開演まででも10人ちょっとだけでした。ホントに今日は土曜日だったのかなあと心配になって時計の日付を確認してしまった。それからのお客さんの入りも寂しい限り、普段の土曜日の平均の半分程度かなあ?まあ、連休初日でこの好天なら、普通の人はストリップ劇場に行こうなんて思わないだろうから、仕方ないでしょう。 この日の特記事項; ・相原さん、早見さんのポラを撮りました。だって、お客さん自体が少ないし、いわゆる常連さん・応援さんは4名程度で後はほとんど一見のお客さんなんだもの。これじゃポラ売れないよ。 ・目についたお客さん、その1−4回目に来た熟年のカップル、実際の夫婦かな?それともこの辺のママさんとお客さんかしら?私は最後列にいて2列前にいたので顔は見えなかったのですが、女性の方はしっかりとステージの方に目をやっているのですが、男性の方はステージよりも横の女性の方が気になって仕方ない様子。しきりと耳に口を近づけたり、顔を撫でたりしていました。二人の愛を燃え上がらせるのに道劇を活用するのはいいんだけど、目の前でやられるとねえ(^_^;)。それにもう少し自分の年を考えた方が…(苦笑)。それよりも、その後二人がうまくいったのかも気になるなあ。 ・目についたお客さん、その2−これも4回目のこと、前述のカップルの近くに座ったのが女性の2人組、ちょっと凸凹コンビ風。こっちがまたカップルとは対照的なまでに無反応なんだ(笑)。こういう所に来る女性のお客さんというのはある種、こういうショーやその雰囲気を楽しみたくって来るような人が多く、賑やかなのが多いのですが、この二人はひたすらステージの方を無言・無表情で見ているだけなんです。かぶりつきに座ってるおじさんみたいでなんか変だよ〜。 |
続いて4月29日(日)篇; ホテルを出てマクドで朝食、昨日も昼食はマクドだったなあ。けど最近マジでお金がないんでストリップ以外にかける経費は少しでも安く上げたいんですよね。マクドでの時間潰しに飽きた後は大通公園でボンヤリ、昼食代わりにとうきびワゴンで焼きとうきびを買って食べる。2年ぶりに食べる焼きとうきびは美味いなあ(^o^)。それでも時間を潰しきれず、遠回りでもしようと西6丁目の通りから道劇に向かったのだが、いやあ昼だってのに客引きが五月蝿いうるさい、普段歩く西5丁目とか南5条の通りの客引きには面が割れており、滅多に声をかけてくるのはいないのだが(逆に「ストリップばかりじゃなく、たまにはソープにも来て下さいよ〜」と声をかけてくる人はいるが)、こっちのルートは顔を覚えられていないせいか、しつこく誘ってくる。どうせ財布の中には道劇1回分+食費分くらいしか入っていないんだから、誘ったって無駄なのに(笑)。幸い、途中で道劇の常連さんと会ったら、退散してくれた。開場直前に到着したのだが、既に10人くらいの行列が出来ている。昨日とはえらい違いですねえ(苦笑)。おかげで「指定席」には座れませんでしたが、まっいいか。 この日の色々なこと; ・なんとなく、この日は2回目まで中央寄りの席で観ていたのですが、やはり頭の上を道劇の常連さんの投げるリボンが往き来しないと道劇で観ている気分にならないので(笑)、3回目は下手寄り3列目の席に座ってしまいました。リボンを投げる方にとっては邪魔な常連さんでゴメンナサイm(_ _)mなんですが、しばらく下手専門で居たせいか変な癖がついちゃったもんですから勘弁して下さいね。 ・前述の通り、そろそろお金の心配をしなければいけない事態に直面してきたので、この日はポラを撮らないデーにしようと決め、多少心の揺らぎは起こったもののポラを撮りませんでした。思えば、私がポラを撮らなかったのは2月結の水戸以来、ってその時はポラ自体なかったから、撮れたのに撮らなかったのは…うーん、記憶にないくらい久し振りですねえ(笑)。 ・3回目のフィナーレ、道劇ゼネラルプロデューサーの矢野浩祐さんが客席に来てました。知らずに握手しようと手を差し出した夢野ひなたちゃんがずっこけてましたね。でもなんか矢野さん痩せたような気がするなあ。 ・3回目に下手寄りに座ったもう一つの理由は、「鬼女」で綾月雪乃ちゃんが手にする赤い結び文がどこから来たのか確かめたかったからなんです。ステージにいる繭ゑちゃんや美友ちゃんが盆に置きに来た形跡はないし、誰かがステージから盆に向かって投げるのは変なところに落ちるリスクがあるし、暗転から照明が戻り雪乃ちゃんが登場した時にはいつの間にか盆に置いてあるんですよ。それでステージそっちのけで聴覚と視覚を集中していたら、微かに「ポトッ」と物が落ちる音がして、照明が灯る時に上を見ると投光室から伸ばした手を引っ込めるのが見えました。そうか、投光室から落としていたのか。「鬼女」の本題は解けないままですが、もう一つの謎は解けました。 |
次なる道劇訪問はG.W後半の5月3日(木)−5日(土)の予定。道劇開館2周年記念興行と銘打っての出演は愛染恭子さんにイヴさんですか…。なんか、我々ストリップファンが求めているのと違うなあ(^_^;)。でももう一人のゲストが麻生祥子ちゃんだし、久し振りに道劇チームが勢揃いするし、新人チーム主体での「ストリップ・バーレスク」はあるし、行かないわけにはいかないですよね。でも、3日続けて観るにはちと辛いかも…。 |
2001年05月02日 02時49分39秒
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2001年4月21日(土) 初日と云えば |
2001年4月21日(土) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 昨日までのTS遠征は肉体的というよりは精神的に疲れました。こういう時はやはり道劇のステージで心を癒すに限ります。という訳で初日の道劇に来ました。 |
新宿のホテルを朝の7時に出て地下鉄、京急を乗り継いで一路羽田空港へ。前夜就寝したのが午前2時、起床が午後6時、さすがに肉体的にも疲労は隠せず、時々うつらうつらしかけては目を覚ます、の繰り返し。列車は空いていたのだけれども、席に座ってしまうと寝たまま駅を乗り過ごしてしまいそうだったので、途中から立っていた。羽田空港に着いた後は眠気も一段落し、機中でも機内放送(専ら落語)を聞きながら眠らずに千歳空港へ。 札幌到着は11時半、昼食をゆっくり摂って、そのまま時間を潰して、道劇へ向かえばちょうどいい頃合いですね。でも待てよ、今日は4月結の初日なんだよね。そう言えば、3月結に野毛劇場へ尊敬する月丘雪乃さんのステージを観に行き、4月結の道劇出演を確認したときに「4月結の初日、札幌でお待ちしております」と言っちゃったんだよな。月丘さんは覚えていないと思うけど、言った限りは守らないといかんよなあ。単に「お待ちしております」だから、普通にニコニコ&ウットリしながら観ていても十分なんだろうけど、本人の前であれだけの大見得きったんだから、もう少し歓迎の意志を示した方がいいでしょう。それに月丘さんにはしっかり面も割れたようなので、そろそろファンの告白をしてもいい頃かもしれませんし…。という訳でファーストフードでファンレターを執筆、しようと思ったものの月丘さんのようなキャリアのある自分の世界を持った踊り子さんにどういうことを書けばいいのかで悩み、全然筆が進まず。時間もないし簡単な歓迎メッセージだけにしておしまい!ファーストフードを出てその足でススキノの花屋さんへ向かい、そこで花束を購入。初日と云えば花!安直だけど効果的なプレゼントではありますし、好みの分からない女性への最初の贈り物としては無難でしょう。 花束の入った紙袋を携えて劇場入りしたのが開場直後、「指定席」を確保してロビーで時間を潰します。やはり疲れてます。ちょっと寒気がします。集中力が弱っていて、ふと自分がなんにも考えずにボーッとしていたことに気付いたりします。まあ、今回は月丘さんへのファン宣言をメインの目的にして、ステージの詳細な観察・解析は体調の回復した来週にした方がいいですね、という比較的気楽な気分で、1回目は「指定席」、2回目以降は3列目、(最後列の)5列目と徐々に後退しながら3香盤を観賞。 そういう今週初日の香盤です; 1. ソロ 前述の通り、気楽な気分で観てしまったせいで、細かい部分はあまり覚えていないので、詳細な感想&コメントは次回の日記で書くことをお約束することにして(言ったこと、書いたことは守る奴ですからご安心あれ)、今回はステージを一言で表現してお茶濁し; 阿修羅−タイトルは"Mystery Queen of Egypt"、事前にNHK「四大文明展」を見てた方が理解しやすい? 相原美絵−2月デビューの新人さん、“松本リカ+御幸奈々”顔(^^)。 コント道劇座−医者と患者の夫のコント、受けず(私にはオチまでは面白かったんだけど)。3回目は旧作を再演、これも受けず(苦笑)。 早見聖子−禁酒法時代のスピークイージーの舞姫を連想、ちょっと無表情。 月丘雪乃−月丘さんだけ後述の理由で真面目に書きます。ロビーに掲示していったポスターによると今回のステージは"Fallin' Angel"とのこと。「堕ちゆく天使」ですか…、これをキーワードに観ていきましょ。板付きで登場です。YESの"Owner of Lonely Heart"でのダンス、黒のドレス、黒の大きな羽根の扇子、そして黒い羽根の髪飾り、そして月丘さんの黒髪、黒でまとめた衣装がきまってます。暗転の後、下手のゴンドラから再登場、今度は先ほど違う黒のドレス、黒のショール、そして黒の羽根を付けています。黒の天使…ですね?そろそろ月丘ワールドの本題に入ってきたようです。そして黒い羽根を付けたままでのオナニーベッドへ。青に少し赤を混ぜた道劇で一番私が好きな照明の下、月丘さんの白い肌と黒い衣装とのコントラストが際立って、ホントに幻想的なまでに美しいです。その時の照明を更に解析すると、最前列では気付かず、後ろの席で観て初めて分かったのですが、盆の真上から下の月丘さんに放射状に青のライトをあて、その周囲を囲むように黄色のレーザー光を発していて、ちょうど鳥籠の中に月丘黒天使が閉じ込められているように見えます。この日一番印象的なシーンでした。そこから懸命にもがいて出ようとする天使ですが…。鳥籠を束縛された人間の世界と喩えれば、何かの理由で(恋かな?)下界に降りた天使、夢は破れたもののもう天使は天上の世界には戻ることは出来ず、汚れた生々しい人間となって生きてゆくしかない。というストーリーのように感じられましたが、何せ「来週も観れるから」とそんなに真面目に観てませんでしたから…。うーむ、月丘さんのステージは深いなあ。 夢野ひなた&遙月もも−テーマは「昆虫物語」?ひなたちゃんの蝶々とももちゃんの蜘蛛の美しき物語。 丘乃愛唯−新作のような気がするけど、多分旧作の再演。ハードロックダンスもの。まだ試行中といった印象。 「鬼女」−主役は繭ゑちゃんというよりは、むしろ雪乃ちゃん&美友ちゃんの新人コンビのような感じ。月丘さん並みにストーリーは難解。 フィナーレ−「お祭り忍者」でのフィナーレ。愛唯ちゃん、握手の際に私の顔を見てニヤリ、私もつられてニヤリ(^^)。 その他の特記事項を幾つか; ・この日撮ったポラ、相原さん、早見さん。あんまりポラが売れなかったんですが、相原さんは明るいですねえ(^^)。 ・月丘さんの1回目のステージのオープン、花束を渡した際に「ウチの管理人にメール出した方ですよね?」と声をかけられました。確かに1週間ほど前に検索サイトで月丘さんの公式サイトを見つけてそこの管理人さんにメール出したけど、もう月丘さんにそのことが伝わってるし、私がそのメールの主らしいことまで特定されちゃってるのか…(笑)。私がファンの告白する先手を打たれちゃいましたね(^_^)。 ・フィナーレで月丘さんから手紙を頂きました。道劇の娘以外から手紙を頂くのは初めてなので、ドギマギしてしまいました。手紙には管理人さんからURLを教えてもらい私の日記を読んだこと、月丘さんのステージの部分に関する感想が書いてありました。昨年12月のステージの感想は私の力作・自信作ではありますが、いざ本人に読まれるというのは顔から火の出るほど恥ずかしい気分ですね(^^;)。喩えれば、渡せなかった恋文がいつの間にか本人に読まれていたようなものでしょうか?これで踊り子読者第2号(3号説もあり)が月丘さんになるんですねえ。リンクも張ってないのに、どんどん広まっていきますねえ。 ・踊り子さんではないですが、今日も日記の読者を一人発見。2回目の休憩時、ロビーで一服している私に声をかけてきた青年、いきなり「日記のカサイさんですよね?」だって。知ってる人に「日記読んだよ!」と言われるのは慣れつつあるけど、初対面の人に「カサイさんですよね?」と言われるなんて、そんなに日記に書いてある通りの行動ばかりしてるのかと自分の行動に疑念が生じてしまった。ドギマギしながらその青年と少しお喋り。東京から月一のペースで来ていて、来れない間のステージの様子を知るのに私の日記を利用しているとのこと。よかった、こんな日記でも役に立つことがあるんですねえ(笑)。 ・今回月丘さんのステージだけ真面目に書いた訳をそろそろ明かさないと。釧路に帰ってから知ったのですが、月丘雪乃さん、体調不良で翌日から降板しちゃいました。そういえば、初日はオープンで元気なかったよなあ、なんて三遊亭圓歌師匠のネタみたいな知ったかぶりな口は聞きません。月丘さんのステージに見とれていてそこまで思いを及ぼすことは出来ませんでした。だから彼女のステージは初日の感想だけで書かざるを得ないわけです。こんなんだったらもっと真面目に観ておくんだったよ〜(泣)。でも体調不良だったとはいえ、1日だけの彼女のステージが観られたのは幸せだったと思っておきましょう。この借りは今度月丘さんの道劇出演の際にきっちり返させてもらいます。是非次回も"Fallin' Angel"やって下さいね! |
次回の道劇は4月28(土)−29日(日)の予定。GWに入り、社会も連休モード、しっかり楽しんで来まーす。でも、一番楽しみだった月丘さんのステージはもう観られないんですよね。ちょっとモチベーションが落ちちゃったかも。その分、その他のステージをしっかり観ていいレポート書かなくちゃいけないんですよね。しっかりしなくちゃ。 |
2001年04月26日 03時03分26秒
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2001年4月19(木)−20日(金) プチッ |
2001年4月19(木)−20日(金) 新宿・歌舞伎町 「TSミュージック」 4月19日木曜日、目が覚めると私は南千歳駅のホームに立っていました。アレ?何で私はこんな所にいるんだろう?この肌寒さや眠気のリアリティーは夢ではなさそうだし、夢遊病かしら?でも、今から釧路に戻ったってどうせ大遅刻で上司に叱られるだけだし、いっそのこと遊んじゃえ!という訳で、千歳空港から東京へ飛び、TSミュージックで“アソんで”来ました。素直に「遊んで(若しくは楽しんで)」と書けないあたり、今回はその辺の心境を中心にした日記になりそうです。 |
まずは4月19日(木)篇; まあ、与太話もいい加減にして(^_^)ここからはホントの話。4月中のTSミュージックと云えば、札幌道劇専属の丘乃愛唯ちゃん、泉希ちゃん、そして期待の新人(と書くのも最近の彼女の扱いを見ていると心苦しい気持ちもありますが)・梨瑠ちゃんの3人が出演している所、当然今回有休まで取っていくのだから(上司の忙しい時を見計らって申請して、どさくさ紛れで簡単に取れちゃいました(^_^;))この3人のステージを観に行くのが唯一の目的です。「道劇の娘を見るなら札幌へ!」というこれまでの方針を変更して、愛唯ちゃんら3人をTSに出演させることの意義について、諸説あるらしいですが、時期的にも6月の道劇渋谷館オープンにむけてのPR、というのが一番の目的なのではと思えます。その意義はともかく、3月にこの件が公になってからというもの、道劇のロビーはこの話題で持ちきりだし、あちこちのストリップ関係のサイトでもこの話題を見かけ、道劇の渋谷復活に続く今年2番目のビッグニュースといった状況。私から言わせてもらえば、道劇所属の踊り子さんの他劇場への出演という点では、昨年9月にありすちゃんが黄金劇場に出演したのが初めてのケースで、彼女を黄金で観た唯一の道劇常連(だと思う)の自負がある私にとっては、今更という気持ちが強いのだけれども、でもちょっと気になるんですよねえ(苦笑)。道劇の広いステージや盆に慣れた彼女らが、あのTSの狭いステージでちゃんと踊れるんだろうか?煙草の煙のこもるあのTS独特の雰囲気(はっきり言って嫌いです、私はあの雰囲気が←倒置法による強調)で楽しく舞えるんだろうか?という不安がTSにいい思い出の少ない私にはどうしても消し去れません。行ったからといって何が出来る訳でもないのに、行って見守ってあげたくてしょうがなくなりました。別に惚れてるわけでもないんですが、心配性の兄といった心境なのかもしれません。幸い、4月中の後半なら時間がとれそうだし、道劇組のTS出演が判明したのが1ヶ月前と時間的に余裕があったので、航空会社の事前購入割引を利用すれば格安な価格でチケットが取れるし、行こうと思えば行けるんですよね。と気付いたら居ても立ってもいられずチケットを予約していました。木曜までは事前購入割引の割引率が高いので、木曜日の19日に羽田へ発ち、19日と楽日の20日の両日あるいは何れかを観賞して、土曜日に札幌へ帰り、4月結の道劇初日を観て釧路に帰るという旅程です。 釧路−札幌の往復はケチ臭く夜行列車(しかも往復とも座席)で安上がりに。水曜夜に釧路を出て、中途半端に眠れないまま翌朝5時に南千歳到着。普段なら6時に札幌到着でそのまま駅近くのサウナで仮眠、といく所なのですが、周りに何もない南千歳駅ではそうもいかず、千歳空港行きの始発電車の来る6時45分まで駅のトイレの洗面台で歯磨き、洗顔、待合室での着替え、身繕い、etc.をして時を潰すしかありません。それでも余る時間を待合室のベンチで横になったものの電車の時間が気になって眠れず。千歳空港に着いてからは眠気も消え、道劇組への手土産を空港売店で物色して時間潰し。結局、鮭トバ、六花亭の菓子、機中で読むつもりで買った道新、という北海道3点セット(センスねぇ〜)を携えて搭乗、千歳空港離陸、羽田空港着陸、急ぎ新宿へ。取りあえずこの日は3香盤観られればいいというつもりだったので、荷物をコインロッカーに放り込んで、場内で飲む飲み物を買い込んでTSミュージックへ。開場直後だったはずだけど、既にかぶりつき及び花道横の席は取られていました。その割に場内に人気がないのはみんな席だけ先取りして外出しているのでしょうね。TSの客恐るべしです。別に道劇3人組を見守るつもりで来た私はどこにいようと構わないので上手壁際の席に座ります。構わないとは言いながら、一段高くて場内がくまなく見渡せるいい場所を取っているあたり、私も変に場慣れしてますね(笑)。 場内でダラダラと流されるAVを眺めたり、ロビー(というよりは通路)で煙草をふかしたり、今日の香盤をメモしたりしながら開場まで時間を潰して、11時半に開演、この頃はまだ6分程度の入りでした。 そういうこの日の香盤です; 1.松本リカ ソロ では感想&コメントです; 松本リカ−今週でデビュー5周年とのこと、可愛いリカちゃんももうそんなキャリアになるんですねえ。赤をワンポイントにした衣装がきまってました。あっさりめの前半のオナニーベッドに続く後半、静かながらテンポのいいロックにのせてのベッドがとても格好良かったです。曲に合わせて片足でリズムを刻むリカちゃんのステップにしびれていました。 川島里奈−今週デビューの新人さんです。肩幅のがっしりした娘という印象。程々のテンポの曲と程々の難度の振りで構成されていたので、そんなに下手には見えませんでした。そこそこ上手く見える新人らしいステージといった感じでした。 梨瑠−梨瑠ちゃんの初ソロです。しかも+ポラです。道劇でやらないものを何でTSでやるんですか?この辺凄く抵抗ありますねえ。TSの意向なんでしょうけど、ポラが出来る道劇のタレントと云えば(売り方は巧くないですが)ありすちゃんがいるじゃないですか!ありすちゃんだったら毎ステージポラ買ってあげて、TSもありすちゃんも私もホクホクするという大岡裁きみたいな三方丸く収まる話になったんですけどねえ…(笑)。もうTSの商売下手!! 本題に戻ろう。梨瑠ちゃんの初ソロステージ、いきなりアヤしいです。道劇のオープンやフィナーレでやってる振りに多少振りを付け足したような感じです。やたらステージと花道を行ったり来たりしているといった印象です。これを道劇でやったら顰蹙買うだろうなあ。でも先週まで「おとぎ話」の鯛の役でお遊戯やってたのを考えればこんなものでしょうと悟るしかないですね。そういうアヤし気な前半なのですが、後半のベッドは数段いいんです。確かに振り自体は腰をクネクネさせてるだけであまり工夫した気配は見えないんですが、梨瑠ちゃんのむっちりしたヒップから太股にかけてのセクシーなラインが強調される振りではあります。また、彼女の最大の特徴である瞳が時々キラッと素敵な光を放つのです。その光とベッドのポーズが決まったときの不思議な美しさに惹き込まれて、不覚にもマジな目で観てしまいました。ちょっと悔しい(^_^;)けど彼女の魅力を発見できたようで嬉しかったりもします。TSに来ただけの甲斐がある発見かもしれませんね。 道劇組のポラへの抵抗があったので、梨瑠ちゃんのポラも出来れば買わずに済ませたかったんですが、ポラが売れずにステージ上で困った顔をする梨瑠ちゃんを見かねて1回目と3回目のステージでポラを撮ってしまいました。意志が弱いですね(苦笑)。 芳野カレン−昨年お正月の道劇に出演していたという記録はあるのですが、記憶には全く残っておらず、日記にも彼女のステージの感想はありません。初見のようなものですね。しばらくのお休みの後に改名してカムバックということのようです。ディズニー、というよりは東京ディズニーランドに関するサウンドで構成された前半のダンス、同じ曲が続くのはちょっと疲れますねえ。同じノリの曲でもテンポを変えたものにして欲しかったところ。ただ、歌詞に合わせて口を動かす彼女は元気いっぱいに見えます。後半のベッドは一転シリアス調。前半との繋がりがよく分からなかったです。同じディズニー系統だったのかもしれません。ベッドの終わり方が唐突だったように感じました。着想は私好みなので、もう一工夫といった感想です。ポラもダンスと同様にハイテンション、道劇であんな調子でポラやったら客が引いちゃうんじゃないかな(笑)?元気よさとステージの着想を買ってポラを撮影。 岩崎麻美−1年ほど前に道劇で観て以来です。あの時の印象からはかなりスリムになったように思えます。手足がスラッとしてますねえ。その分ちょっとバストも小さくなっちゃったかな?でもまだ十分に豊かなんですが。以前彼女に感じていた「イモっぽさ」が消えて私なりに「いい女」に見えます。彼女の変容に見とれていてステージの方はあんまり覚えていません。見とれついでにポラを撮りました。 早乙女純菜−彼女も今週デビューだそうです。地黒なのか、それとも日焼けサロンにでも行っていたのか、全身小麦色の肌です。梨瑠ちゃんと同じく数ヶ所にタトゥーが入ってます。今時の女の子という顔立ちです。選曲がよくないですね。曲のテンポが速すぎて、彼女の振りがついていけてません。また振り自体もちょっと雑かな?同じ今週デビューでも川島里奈ちゃんと比べると、選曲の適不適で早乙女純菜ちゃんの方が下手に見えちゃいました。 河村紀香−3月結に上野で観たのに印象になかったという出し物ですね。曲も静かなものばかりで構成されてるし、綺麗なことは綺麗だけど、ちょっとインパクトが弱いですね。これじゃ他のステージに押されて彼女のステージの印象が弱くなっちゃうのもしょうがないかな? 丘乃愛唯&泉希−一目見て安心しました。二人とも道劇で観たときと同様に元気でした。今回の出し物「マネキン2」はTSでも出来る出し物という観点で選んだ物なので、二人とも狭いTSのステージに合わせた演技にしているようでした。愛唯ちゃんも泉希ちゃんもポジティブな性格のようなので、こういう環境への適応能力は高いんだろうなあと思ってしまいました。そう考えると今回二人をTSに送り出した道劇首脳部の人選も妥当だったのかもしれません。生を得たマネキン・泉希ちゃんと愛唯ちゃんの掛け合いは道劇でのものよりパワーアップ、ことに泉希ちゃんのはしゃぎぶりが目立ちます。あまりはしゃぎ過ぎて、肝心の“泉希=マネキン”という設定がお客さんに伝わっているのか心配になりました。それが伝わらなかったら、このステージがただの女の子二人の漫才ストリップになってしまいますものね。オープン時に手土産を泉希ちゃんに渡しました。驚いたかな? フィナーレ−愛唯ちゃんと泉希ちゃんのポラを撮るとしたらこの時しかないわけですが、別に彼女らのポラを撮りにTSに来たわけじゃなし、そもそもTSの全員ポラというシステムを全く認めていない私は当然撮りませんでした。フィナーレダンスは松本さん、河村さん、芳野さん、愛唯ちゃん、泉希ちゃんによるチャイナドレスでのダンス。ちょっと泉希ちゃんの振りが危なっかしかったかな? 平和な気分で2香盤を過ごし、さあこれならもう1回楽しめそうかな?と思っていたのですが、3回目のステージが始まると、その夢は脆くも崩れ去りました。3回目から来た一人のお客さんの叩くタンバリンが全然曲と合っていないし、もう一人の(松本リカちゃんの応援らしい)お客さんの吹くホイッスルがTSのスペースを全く無視した大音量のうるさい、やかましい、けたたましい、としか形容しようのないもので、それが大した工夫もないワンパターンなリズムで吹き鳴らされるのにいきなり私の集中力がキレてしまいました。せめてもの救いはそのお客さんをリカちゃんが全く無視していたように見えたことで「リカちゃんも彼の応援を快くは思っていないんだなあ」と感ぜられたことくらいかな?リカちゃんのステージが終わり、そのお客さんが一旦外に出てホッとしながら梨瑠ちゃんのステージまで観たのですが、芳野カレンさんのステージが始まったところで再び彼が場内に入ってきたのを認めて「こりゃ堪らん」と慌てて外に出ました。あんな騒音の中、トリの愛唯ちゃんと泉希ちゃんのステージまで耐えられないよーと、やや心残りはあったものの退散しました。応援で客を追い出しちゃイカンだろう?せっかくの今日ここまでのTSの好印象もこれでチャラですねえ。 |
続いて4月20日(金)篇; いよいよ道劇組のTSミュージック出演の最終日、せっかく楽日にTSに行くんだったらラストまでいて彼女らのステージを見届けたいよなあ。おっと、その前に今日もTSに行くって決めちゃっていいんだろうか?何せ昨日のホイッスル騒音は酷かったからなあ。多分今日もあの騒音を聞かずにラストまでいるのは不可能だろうし、そう考えると気が重い…(+_+)。じゃあ、浮気するとして他の劇場は誰が出てるんだっけ?と思って夕べ買った内外タイムスを眺めてみても今ひとつパッとしないし…。じゃあ最後の切り札!ありすちゃんが出ている所だったら、那覇ミュージックだろうが洞爺OSミリオン劇場だろうが七峰座だろうが行ってみたらどうだろう?でも今週もありすちゃんは消息不明で各種香盤情報サイトに目撃報告なし。うーん、私とありすちゃんってやはり縁が薄いのかしら(涙)?最後の切り札も使えないんじゃ、今日もTSに行くしかないですね…とやや消極的ながら今日もTSで過ごすことに。ただ、さすがに開場時から夜の12時近くまで4香盤通して観る度胸はつかず、後半2香盤を観てお茶を濁すことにしました。このくらいなら多少騒がしくても我慢しようと思えば我慢できるはずです、私も大人なんだからこれくらいの苦行は耐えないとね(苦笑)。 午前10時にホテルを出て、朝食、東京ドームで買い物、某所でリラクゼーション、遅めの昼食、ホテルに戻って仮眠、と云った経緯を経て、午後5時ちょっと過ぎにTSに到着。TSミュージックのホームページからダウンロードした1000円割引券をテケツに提示し、5200円を渡す。正規料金が5200円で割引料金が4200円、当然千円札でお釣りが来るはず、と待っていたのだが15秒くらいテケツの前に立っていたのに一円玉ひとつ戻ってこない。恐る恐る「お釣りは?」と聞いたら、テケツのオジさんが小声で何か言って正規料金のチケットを突き出してきた。テメエ、割引券出しただろうがッ!!プチッ私の中でいきなり何かがキレたような感じがしたが、きっともう今晩の苦行が始まっているんだろうと堪えて、チケットをモギリの従業員に見せる。モギリの席には抽選くじの入った箱が置いてある。昨日来た際に場内の「午後5時〜7時に正規料金で入場したお客さんはラッキーチャンスくじに挑戦。抽選で巨人戦ボックス席ほか豪華賞品をプレゼント」という掲示を見ていたので、当然くじを引けるものと思い、またモギリの前に15秒ほど立ってみたが、従業員のアンちゃんは知らんぷり。プチッテメエら、やる気あんのか!?と怒鳴りつけたい気分を抑えて、歯を食いしばって入場。なんで場内に入る前にいきなりこんな苦行を立て続けに受けなきゃいかんのだ?TS、俺を挑発してやがるな?こうなったら意地でもラストまでいてやる、でもポラは買ってやらんからな!と堅く決意。まあ後半の決意はあっさり挫けちゃいましたが(^_^;)。 場内の様子をメインに感じたことを徒然なるままに(苦行続きのせいで多少筆が荒れるのはご容赦下さいませ); ・金曜日だったせいか、3回目の途中からは満員状態でした。2回目の休憩時に空いた上手花道横の席を取っておいてよかったあ。上手の席は人通りがあまりなくて比較的ゆったりした気分で観ることが出来るのですよね。 ・人が多いとマナーは荒れます。客席で煙草を吸うお客さんが多いのにはウンザリしました。場内の禁煙の掲示と開演前のアナウンスの他は、従業員も全く注意する気がないんですね。トホホです。 ・トホホその2、やはり今日もホイッスル騒音に悩まされました。ただ、今日は松本リカちゃんの時だけ吹いていたのでその他のステージは気を削がれずに済みました。でも、せっかくのリカちゃんの好ステージがホイッスルのせいで台無しですねえ。 ・トホホその3、TSの特徴のひとつにステージと客席の距離が非常に近いというのがあります。単に場内のスペースの狭さによるところから原因しているのでしょうが、客席の椅子とステージが殆ど接しています。当然、踊り子さんと客の距離も異常接近する場合が間々あり、道劇のステージに慣れた私はある一定距離(およそ30センチ)を越えて踊り子さんの足や体が近付くと反射的に顔をのけ反らせてしまうのですが、TSのお客さんは違いますねえ。殆どぶつからんばかりにまで接近していながら顔を避けようとすらしません。これがTS標準なんでしょうか?でも、もしオッパイから怪光線が発射されたり、お股からミサイルが飛び出したりしたらそんな至近距離じゃ絶対避けきれないぞ!と思うんですが…(そういう心配をする私の方に問題があるのかもしれません(^^))。 ・私が入場した時点で時間がかなり遅れており、TSらしい(誉め言葉に非ず)香盤変更満載のステージでした。2回目は河村紀香さんと岩崎麻美さんでダブル、3回目は川島里奈ちゃんと早乙女純菜ちゃんの新人コンビでダブル、4回目は川島里奈ちゃんと今日デビューの新人・山口かおりちゃん(詳しくは後述)のダブル、芳野カレンさんと岩崎麻美さんでダブル、河村紀香さんはベッドショーからのスタートでした。私のホテルは12時半が門限なので最後の道劇チームまで観たら門限に間に合わないのではと冷や冷やしながら観賞していたのですが、香盤変更の威力で12時5分に終演。なんとか滑り込みで門限に間に合いました。 ・前述の香盤変更と無縁だったのが道劇組のステージ、梨瑠ちゃんあたり誰かとダブルにされても文句は言えないはずなんだけど。TSと道劇との間でそういう約束があったのでしょうね。 ・そろそろステージの話も;入場時の固い決意もステージの前には無力。結局河村紀香さん、芳野カレンさん、梨瑠ちゃんのポラを撮ってしまいました。しかも梨瑠ちゃんは先週買ったコンサドーレ札幌のジャージを着た私とのツーショットポラです。いかにも「札幌から来ました」的ファッションという観点で選んだコンサドーレのジャージでこの2日間観賞していたのですが、誰も気付いてくれず(Jリーグの知名度って所詮こんなもの?)、悔し紛れにポラで証拠撮影してしまいました(笑)。 ・楽日だってのに3回目のステージで新人デビュー!山口かおりちゃん、ホントのホントに新人です。まず一人でステージに行けません、早乙女純菜ちゃん(多分)に連れられてステージに搭乗。背の高い娘です。最近私が多用する表現「手足がスラッとしてます」をまた使いたくなるようなスタイルです。顔立ちは私の思い出のアイドル・今はなき七海羅夢ちゃんに生き写しなのです(勝手に殺しちゃってゴメンナサイ)。これだけで彼女に対する第一印象は◎いやハナマルです。"FLY HIGH"にのせてのダンス、上目づかいで天井の方を見ながら懸命に振り付けを思い出しながら手足を動かしてます。ふと客席の後ろを見ると振り付けの先生らしいお姐さまが心配そうに手拍子をしています。ぎこちないベッド、時々お客さんと眼があって恥ずかしそうに微笑みます。こっちも微笑むしかありません。イライラ続きの今日のステージの中、初めてニコニコ顔になれたような気がします。なんとかステージ終了。次は…ポラですって、あんた、ぽっと出の新人にいきなりポラやらすんですか?信じられないなあ。MもLもVも知らない彼女を早乙女純菜ちゃんが指導しながら、ポラが進行。新人好きのTSのお客さんですから当然ポラはバカ売れです。撮るのはいいけど、新人なんだからいきなりオープンさせるのは止めなさいって(苦笑い)。それにMすら満足に出来ない娘にポーズを細かく指定したってしょうがないじゃない(呆れ笑い)。ホント、TSのお客さんってポラに妥協しないよなあ、感心します(誉め言葉に非ず)。そう言いながら、4回目のステージで七海羅夢似の顔につられてポラ撮ってたことは棚に上げている私です(笑)。何はともあれ、もう少し上手くなった頃にまた逢いたいなあ。道劇で呼んでくれないかしら? ・色々あってようやく丘乃愛唯ちゃん&泉希ちゃんの「マネキン2」のステージへ。2人の掛け合いは最高潮、泉希ちゃんの後ろからこっそり愛唯ちゃんが浣腸をしたり、バストの大きさでは到底かなわない泉希ちゃんがスカートをまくり上げて「お股じゃ負けない」とアピールしてみたり…。オープンでお客さんに手拍子を催促したり、フィナーレで加トちゃんや志村けんのポーズをしたりするあたりは普段の道劇での彼女らと変わりありません。フィナーレではしゃぐ二人とその他の出演者、この構図って普段の道劇のフィナーレと同じじゃない。愛唯&泉希でTSジャックしてますねえ(笑)。 なんとか、2日間のTS通いを終えられました。ここまで書いて気が付いたのですが、今回の日記の殆どがTSの悪口のような気がします。19日の2回目で帰っていれば珍しく好意的な感想で締めくくれたんですけどねえ。やはりあまりTSに長居しちゃイケナイみたいです。 |
明日は札幌に戻り、4月結の道劇初日のステージを観てここ2日間の間にこびり付いたTS臭を落としていかなくっちゃ。尊敬する月丘雪乃さま、阿修羅さまの華麗・幻想的なステージならその効用や絶大でしょうからね。 |
2001年04月25日 01時07分26秒
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2001年4月14(土)−15日(日) 素直 |
2001年4月14(土)−15日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 金曜日も午後5時を過ぎ、後は残務をやっつけて帰るばかりとなった頃、上司から「明日札幌でしょ?」と声をかけられた。今回は職場の誰にも言ってないし、カレンダーに印も付けてないし、何で私のスケジュールを知ってるんや!?と焦りながら「エッ?何のことだかさっぱり分かりませんねえ?……でも何で分かったんですか?」とお約束のギャグまじりで訊いてみたら、きっぱり「だって、カサイさん朝からソワソワしてるんだもの(笑)」と言われてしまった。そうかなあ?気分が態度や表情に出やすい性格だというのは自覚してるので、つとめて冷静に普段の平日と同じように平静に仕事してたつもりだったんですが、やはり少人数なりとも部下を持つ身になると部下の些細な言動の変化から原因を察知できるものなのでしょうか(笑)?バレちまったらしょうがない、そうです!私は明日札幌にストリップ観に行くんですよー!!上司のお墨付きも得た(?)ことだし、胸を張って楽しんで来ますよーだ(やけっぱち)! |
まずは4月14日(土)篇; 今回は尊敬する大信田ルイさまや1年ぶりの道劇登場となる千堂あやかさんが出演するということで、彼女らの華麗なステージをなるべくしっかりと記憶に焼き付けておきたかったので、財布が厳しくなるのを覚悟で泊まりがけの札幌旅行。朝一の特急に乗って札幌に向かう。早起きの反動で車内での朝食で空腹が満たされると途端に眠くなり、帯広あたりまで熟睡、その後もコックリコックリしながら南千歳くらいまで過ごす。その後はぼんやりと外を眺めながら、あちこちに芽吹いた蕗の薹に春を感じながら、柄にもなくホンワカした気分で札幌到着。ホンワカ気分から一転、札幌駅からに降り立った後はメトロポリタン気分で雑踏にせかされるように駅近くのホテルに足を向かわされ、荷物を預けた後は地下鉄でススキノへ。『道劇開場まで後○分』と自分の身体の中で刻まれるカウントダウンにもせかされながら落ち着かない気分で昼食を済ませ、開場直後の道劇へ。 今更ながら、ここ数ヶ月で随分従業員さんが入れ替わりましたねえ。投光(照明)関係のスタッフはそれほどでもないですが、入口やロビー担当の従業員さんで私がここに通い始めた頃からいる方は2人くらいしか残っていません。半年くらい前から、それまでのちょっと強面の従業員さん達から、ごく普通の若者の従業員さんに切り替わってきたような傾向があったのですが、この数ヶ月でまた従業員の平均年齢が高くなる傾向になって来ました。まあ仕事は拘束時間が長いし、客商売だから神経をすり減らしそうだし、若い人がそうそう長く居着きそうな職種ではないとは思うんですが。 1回目のステージを下手最前列の「指定席」で、2回目は1列下がって2列目で、3回目以降は更に下がって3列目で、と徐々に後退しながら4香盤を制覇(笑)しました。最近、過去の日記を読者諸氏にも読みやすいようにと編集している最中なのですが、合間に中身にも久し振りに目を通してみると、つい数ヶ月前までは「気力・体力が持たない」という理由で長くても3回観たら帰っていたんですよね。更に、それから更に半年くらい遡れば2回観て大満足で釧路に帰っていた時代もあったわけで、(いい意味でも悪い意味でも)人って段々変わっていくものだなあと思います。 そういう今週の香盤です; 1.真帆 純 ソロ 感想&コメントです; 真帆 純−初見です。落ち着いた感じのお姐さまです。「指定席」で至近距離からベッドを観ると目元の小じわが目に入ってしまうので、それ以降は気にしないようにしました(^_^;)。羽毛で飾り付けた白の着物です、綺麗です。トップにするにはパンチが弱いとは思いますが、大人の色気を感じさせるベッドでした。今週のようなメンバーなら、こういうしっとりとした落ち着いた感じのステージが入るとお互いのステージが引き立ちますね。 染谷雪乃−去年12月結以来の道劇出演です。ピンクのアラビアの舞姫の姿で登場、顔はベールで隠しているのですが、眼だけで雪乃さんだってすぐ分かっちゃいますね、怖そうな感じでありながらつい惹き込まれてしまうような、不思議な魅力をたたえた眼です。手の動きがなんとも「染谷雪乃流」の独特な振りで印象に残ります。ベッドは白いYシャツで。前観たときと同じ透き通るような肌の白さにドキドキしてました。官能的な眼に魅入らされたベッド前半からダイナミックな後半のポーズへの対照が見事でした。ポラを撮りました。彼女らしいいいステージだと思いましたが、欲を言えば彼女の本格的なアラビアンダンスも観てみたかったです。 伊藤 舞−彼女は11月結以来になります。新聞広告も劇場前の看板も「元11PMのうさぎちゃん」を強調しているようですが、それじゃあ年がバレちゃうじゃない…(^^;)。それにそもそも私の田舎では11PMは放送してなかったので、その頃の舞さんの可愛さを知る由もなかったし。無駄のない鍛え上げたボディと背筋のたくましさにゾクッ、これまで以上にアクティブなダンスです。今までこの身体と身体能力をキープしてきたことに感服します。かぶり付きの人に聞こえる程度のかすかな吐息のような喘声を漏らしながらのベッド(これがドキドキしていいんです!)の後にローソクショーへ。ローソクの炎で仄かに浮かび上がる舞さんの肢体、顔や胸に落ちる赤い蝋(ロウ)、熱さへの苦悶と悦楽の混じった形容しがたい表情の舞さん、という様式美。美しかったです。 コント道劇座−父と子の愛情表現に関するコント(最近の児童虐待事件がヒント?)と出所する囚人と看守のコントの2本立て。前者は大柄で馬鹿力の早川さんが実質上の主役かな?動きが少ないのが難ですがそこそこ面白かったです。後者は森さんのアドリブがサイコー!オチがトホホでしたが、テンポもよく、途中の展開はよかったです。 大信田ルイ−オフにハワイに行って来たというルイさん、こんがり日焼けしてお正月以来の道劇登場です。ダンスは彼女にしてはそんなもんかなという感じ(それでも平均からはずば抜けて巧いんですが)でしたが、黄色いガウンに身を包みキャンドルを携えて登場したベッドからは、官能の歓びに小刻みにふるわせる唇、恍惚とした表情、宙を泳ぐ手足の動きの演技、それら全ての表現力の巧みさに尊敬と驚きに満ちた眼をしてウットリと魅入ってしまいました。月並みな感想しか言えませんが、サイコーでした。尊敬と感謝と挨拶の意味を込めてポラを撮影、ルイさんもお正月に撮ったのを覚えていてくれました、嬉しいですね。嬉しさに調子づいたのか、4回目には更にツーショットポラを撮影、ルイさんに不意に腕を組まれてしまい、緊張して妙な顔のまま撮られてしまいました。記念にサインしてもらえばよかったけど、「宵越しのポラは託さない」主義だったのを思い出し我慢しました。 「おとぎ話」−先週からのロングラン、とはいっても個人的には2週続けるほどの出来とは到底思えないのですが。1つのステージを長期やらせて完成度を高めるよりも、この時期の新人にはいろいろなステージを体験させて経験を積ませてそれぞれにあったキャラクターを見出してやる方が有意義だと思います。渋谷館の準備で清水ひとみ社長も忙しいのでしょうが、新人の育成もしっかりやってもらわないと、道劇の未来は開けませんよ。キャストは今週TSミュージックに出演している梨瑠ちゃんに代わって里中美友ちゃんが加入。時間も美友ちゃんのパートを加えて30分に拡大です(それぞれのパートが長くなってより高い演技力が求められ、ならいいのですが、他のパートはほとんど変わらないのでちょっと食傷かな?)。 各論;城橋薫ちゃんのオナニーベッド、やっぱり下手ですねえ。薫ちゃん、プライベートでしたことないのかな(笑)?笑顔は可愛いんだから、アイドル路線で売り出す方がいいんじゃないでしょうか? 薫ちゃんの桃太郎のパートの後、先週と同じく大林シイナちゃんの亀が登場したのですが、そこから何故か里中美友ちゃんの「不思議の国のアリス」へ。「…のアリス」には亀は登場しないぞ(^_^;)!亀に催眠術をかけられた美友ちゃんのアリスが目を覚ますと、そこは不思議の国。時計ウサギというか時計バニーちゃん(知奈樹ちゃん)やらトランプの女王(綾月雪乃ちゃん)やら花々(薫ちゃん&シイナちゃん)によるお遊戯ダンスが繰り広げられます。バックに流れるのは「不思議の国のアリス」のテーマです。私のアイドル・ありすちゃんのテーマでもあるので、思わず道劇なんか放っぽり出してありすちゃんの元に走りたくなってしまいました。でも、肝心のありすちゃん、今週も消息不明(出演情報なし)なので、この気持ちをどこにも発散できず、ストレスが溜まります。あーん、ありすちゃんに逢いたいよー!! 本題に戻らなきゃ。時計ウサギからもらったクスリを飲んだ美友アリス、途端にクスリの幻覚作用で周りの景色が揺らめいて、トリップしてしまいます。今回のステージ、あくまでも幼稚園のお遊戯〜小学校の学芸会レベルの演出をあえてやっていると思っていたのですが、このアリスの見る幻覚の所だけが喩えれば「中途半端にリアルな中学校の演劇部」レベルの演出になっていて浮いてます。追加パートが元のレベルとしっくり合わせていませんね。そういう経過を経て幻覚の中での美友アリスのオナニーベッドとなります。この部分は、幻覚の中で少女の見る白昼夢のようなもので、美友ちゃんの表情が大人びていてもどうとでも解釈できるような気がするので、深くは考察しません。それにしても美友ちゃん、可愛いですね(←考察しないって、単に彼女に見とれてただけじゃん)。 美友ちゃんのベッドの後、再び亀が登場して(シイナちゃんも出番増えてよかったねー、亀だけど(^^;))、そこからは先週と同じく綾月雪乃ちゃん主演の浦島太郎のパートへとなります。惚れた弱み、かも知れませんが、雪乃ちゃんのベッドに成長を認めた気分で半分ニコニコ、半分ウットリしていました。 竜宮城での魚たち(正確には魚介類たち)の舞の後のベッド、メンバーの1人が梨瑠ちゃんから薫ちゃんに代わりましたがやっぱり下手です。シイナちゃんは動きは大きいですが雑です。結局二人とも知奈樹ちゃんの引き立て役にしかなっていないようです。 オープン、ちょっと知奈樹ちゃんの表情が冴えないように見えました。冴えない表情にふと気付いてその後に笑顔を見せるのですが、それがどう見ても作り笑顔なので、余計に気になります。身体の一部に湿疹様の腫れもみられたし、疲れているのかも知れません。幸い来週はオフのようなので休養して欲しいですね。 岬ゆうら−新人チームとのおとぎ話つながりを狙ったのでしょうか?テーマは「赤ずきんちゃん」です。前の学芸会レベルの「おとぎ話」をどうしても基準にして比較してしまうので、正しい評価はしにくいという点を考慮しても、上手いです、格好いいです。なんかのびのびやっているという感じです。ただ、ベッド以降はゆうらちゃん風のオナニーベッド&ポーズベッドになってしまったような感じで、せっかくの赤ずきんちゃんというシチュエーション、ストーリー性がもう少しあってもよかったのではないかと思いました。オープン曲はプッチモニの「ちょこっとLOVE」、ちょっと古いかな?でも、指でちっちゃくマルを作るゆうらちゃんの可愛さは絶品でした。 千堂あやか−道劇は昨年4月以来1年ぶりです。出し物は先々週TSで観たものとほぼ同じ、正確にはTSバージョンにダンスを1曲追加したもののように見えました。その分ベッドがやや短めのような感じがしましたが、あやかさんほどの実力ならそういうことは観ている間はまったく感じさせない出来でした。キレがあって、躍動的で、的確なダンス、しびれます。汗を飛び散らせながらのベッド、見事でした。ラストのブリッジ、額の汗が逆流して頭から滴ります、汗の美しさに気付かされました。 フィナーレ−今週はゆうらちゃん+新人チームの6名での「お祭り忍者」でのフィナーレダンス。ゆうらちゃんはお客さんに丁寧に接する方だし、新人連はまだフィナーレの時間配分に慣れていないようなので、曲の最後に全員でポーズをきめるのがいつもギリギリです(苦笑)。城橋薫ちゃんは新人チームの中では一番しっかりと手を握ってくれますね(前職時代の教育の賜物でしょうか?)。彼女の少し湿った手の温もりが私の手にしっかりと記憶されました。 |
続いて4月15日(日)篇; 昨夜、就寝したのが午前2時。睡眠不足なはずなのに、モーニングコールをセットした朝7時前に自然と起床。ホテルの軽い羽毛布団じゃちゃんと眠れないや。しょうがないので、7時半には早々にホテルの朝食をたらふく食べ(あまり早めに朝食を摂っちゃうと昼にはまたお腹が空いちゃうから、朝食はチェックアウトぎりぎりまで我慢したかったんですが、空腹には勝てなかった…)、チェックアウト期限の10時までホテルの部屋で漫然と時間を空費する。ふと、昨日の知奈樹ちゃんの冴えない表情が頭に浮かび、何か励ましになるようなアクションでもしてあげようかという気分になったけれども、幸い(?)封筒も便箋も持ってこなかったのをいいことにしてその気持ちを萎えさせた。先々週、綾月雪乃ちゃんにファンの告白をしたばかりなんだから、少しは自重しなくちゃ際限がなくなっちゃう。ホテルを出て、荷物をコインロッカーに預け、春先の心地よい風に吹かれながら駅前通を南下、大通公園近くのデパート丸井今井内のサッカーグッズ売場でコンサドーレ札幌のレプリカジャージを購入。それほどJリーグに興味のない私にとっては12000円という法外な(失礼!)価格にはちょっとひるんだものの、計画遂行のためならばと決断した。計画って?それはまだ内緒(笑)。その内分かりますよ…。昼食を済ませても時間がまだあったので、先週セサミストリートグッズをゲットしたゲームセンターにまた行ってみた。例のUFOキャッチャーにまた新しいセサミグッズが補充されていたので、試しに挑戦してみたら2回目で取れてしまいました。この機械やっぱり設定が甘すぎるよー。 目立たないようにセサミグッズを鞄に押し込んで、12時半の開場に合わせて道劇入り。この日は常連さんもそこそこ揃い、お客さんの全体の入りも昨日ほどではなかったですが盛況でした。 2香盤観て、7時の特急で釧路に帰るまでに観たこと、したこと、感じたことをポツポツと; ・そろそろ「指定席」で鑑賞した際の照明の熱がきつくなってきました。1香盤観て手拍子・拍手をしているとフィナーレの頃には背中や脇の下は既にぐっしょり汗をかいています。私にとってイヤな季節が近づきつつありますねえ。 ・開演前、丘乃愛唯ちゃんの応援にTSミュージックに遠征してきた釧路支部長bigflagさんとお喋り、土曜のTSの様子を聞き出す。1回目のステージに要した時間が約4時間、時間調整のためにダブルやトリプルのステージまで繰り出して香盤を大幅に変更して、なんとか12時10分には終演させたとのこと。あー、観に行かなくてよかったぁー。実際にそんな光景を目の当たりにしたら、またキレちゃってただろうなあ。だから休日のTSって嫌いさ! ・2回目のステージで自作のイラストの通りのポラを頼むおじさん(「画伯」と勝手に命名)が来ていました。画伯おじさんもそれほどポラが出ない時を選んで来ているようですね。彼がポラを撮っている姿を見るといかにも道劇だなあというのんびりした気分になれますね。 ・染谷雪乃さんと大信田ルイさまのポラを今日も撮影、色白の染谷さんと日焼けしたルイさんのポラを並べると妙に可笑しいですね。 ・そろそろステージの話もしなくちゃ、と考えてみると、昨日の日記で書きたいことは書き尽くしてしまったような感じ。この日はハプニングもなく淡々と進行したので、今日のコメントはなし! |
次回の道劇は21日(土)の初日の予定。尊敬する阿修羅さま、月丘雪乃さまがご来演となれば行くしかないでしょう。特に月丘さんには野毛劇場でスケジュールを確認した際に「では札幌で初日にお待ちしています」と大見得切っちゃいましたから、意地でもいないとイケマセンしね。道劇チームも繭ゑちゃんは綾月雪乃ちゃん、里中美友ちゃんとチームを組んでのステージをやるというし、ひなたちゃん&ももちゃんのチームショーもまた意外な設定でのステージなのかしら?それに丘乃愛唯ちゃんのTSからの凱旋ステージもありますし、見所満載です。 ところで何でわざわざ“次回の道劇は”なんて断ってるんでしょうか、私…。黙っていればいいのに、嘘をつけない性格なんだから(苦笑)。 |
2001年04月17日 19時45分19秒
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2001年4月8日(日) 強運 |
2001年4月8日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 前回の日記で4月頭の初日のステージを観て、やや批判がちな感想を書いた私なのですが、思い起こせば昨年秋のキャットのように、初日にはあまりよく思えなかったものが観続けることによって段々そのよさが分かってくるように、初日だけの感想で判断しちゃいけないんですよね。という訳で、気持ちを改めて4月頭のステージを観に札幌道劇に行ってきました。結論を先に言うと、初日とはかなり違った感想を得た物もありますが、そんなに変わらないものもあり、どっこいどっこいです。 |
土曜日は2つ上の上司の引っ越しの手伝いに駆り出されたため道劇行きは断念(せっかく丸1日空けたのに引っ越し作業自体は業者さんが殆どやってくれたし、上司も単身赴任で荷物が少なく10分足らずで済んじゃったじゃない。そんなしょうもない用事で部下の休日を奪うな(`_'#)!)、残された日曜日に全力投球するために、夜行列車往復きっぷでの札幌往復です(最近恒例の「行きは座席帰りは寝台」コースです)。この時期、夜行特急が空いてて、行きの座席でも2人分の座席を使って横になれるんで助かります。肘掛けを枕代わりにして寝るんで寝心地はよくはないですが、最低限の睡眠はとれます。寝足りなかった分は札幌到着後に駅近くのサウナでの仮眠で補充、朝食はサウナを出た後でファーストフードで経済的に済ます計画だったんだけど、空腹には勝てずについ割高なサウナの定食を頼んでしまう、いつものパターンです(笑)。サウナを出て暖かくなった駅前通りをブラブラしながら南下、大通公園すっかり雪が消えてますねえ、ついこの間まで雪まつりの後で壊した雪像が山のようになっていたのにねえ…。でもまだ噴水は止まったままだし、雪まつりの頃に投げ捨てられたらしい煙草の吸い殻で散らかってるし、ベンチも設置されてないし、ここが市民の憩いの場として復活するのはG.Wまでお預けみたいですね。ここで昼までボンヤリするのが一番お金がかからないんですが。 先週のように地下街に潜ってしまうとまた目に付いたものを衝動買いしてしまう懸念があったので、今日は地上を通ってススキノへ。ファーストフードで早めに昼食を摂り12時に店を出たものの、まだ道劇開場までには時間がある、どうしようかなあ?と迷った挙げ句、ゲーセンでも眺めようと旧マドンナ向かいのゲームセンターにフラッと入ってみます。「ゲームセンターなんて不良の行く所」という`70年代の教育がいまだに身に染みている私は、最近ようやくゲームセンターには入れるようにはなったものの、いまだにゲームはおろかUFOキャッチャーすらやったことがないのですが、この日は道劇開場までなんとしても時間を空費せねばと云う義務感があったこと、たまたま手元に百円玉が多数ジャラついていたこと、及びセサミストリート(補足;私のアイドル・ありすちゃんのお気に入りキャラ)のUFOキャッチャーが目に入ったこと、があってやってみることに。初挑戦、どうせ失敗するからと2回分のお金を入れてやってみたら1回目でいとも簡単に取れてしまった。こういう期待しない成功を手にした時、なぜかイケナイことをしたような気分になって焦ってしまいます。焦った挙げ句の結論が、残った1回分を失敗して2回で1個取ったことにすればビギナーズラックとしては許せる範囲だろう、と思い2度目の挑戦を適当にやってみたらこれも取れてしまいました、どうしよう…(大焦り)。おまけにその1個が穴にちゃんと落ちずに引っかかってしまったので店員さんを呼ばねばならず、取ってもらったときの得体の知れない恥ずかしさ、やっぱりゲーセンは私には向かないや(^_^;)。ゲットしたセサミの人形(かなり大きい)2体をもらった袋に詰め込んで逃げるようにゲーセンを後に。今道劇に行くとちょうど開場にピッタリかな?とは云うものの、こんなデカイ袋(しかも中が透けて見える)を抱えて劇場入りしたら、いかにも誰かにプレゼントしに持ってきたように思われそうな気がするし、気まぐれで誰かにあげたくなっちゃうかも。ダメダメ、そもそもこれはありすちゃんにあげたら喜ぶかもという気持ちで挑戦したら偶然取れちゃったものだから『カイザルの物はカイザルに、神の物は神に納めよ(マタイ傳福音書22.21)』で(いつになるか分からないけど)ありすちゃんにあげなくちゃ。しょうがないから、帰るときまでススキノ駅のコインロッカーにでも預けてきますか…。せっかく道劇まで目の前に来ながら回れ右してススキノ駅に大寄り道、なので道劇到着は開場からおよそ5分後、「指定席」は半ば諦めていたんですが、…難なく取れちゃいました。自分の強運に驚くよりは、お客さんの入りの悪さの方を心配しちゃいます。でも、今思えばこれくらいラッキーだったらtoto買っくんだったかな(笑)? 当初予定通り、3香盤観ました。普段の日曜よりはお客さんの入りが悪かったかな?3香盤観た後はロビーでゆったりとアンケートを書いたり、常連さん達と話したり、と2香盤観て慌ただしく帰るコースではなかなか出来ないことが出来るのがいいですね。 では、感じたこと、思ったことを気の向くままに; ・初日の日記では河村紀香さん、藤沢あきさんの感想がかなりいい加減でした。今日の感想をふまえてお役所文書風に改訂してみます(削除部を 河村紀香−先週の上野以来です。道劇では去年8月結以来です。上野とは違う出し物でした。しまった、上野の出し物もっとちゃんと見ておくんだった(悔)。今回の出し物は 藤沢あき−去年12月中の繭ゑちゃんデビュー1周年記念興行の時以来ですね。出し物は2月結のDX歌舞伎町で観たのと同じような気がしましたが、自信ありません。黒髪が美しいです。綺麗な二重まぶたです。魅惑的なボディラインです。薄紫のドレスで登場、無難にまとめた感はありますが流麗なステージでした。終始変わらない彼女の眼 あぁー読みにくい!!でも日頃こんな読みにくい文書の訂正をやってるのが自分の仕事の1つでもあるのですよね(苦笑)。 ・前回は思い出せなかったコント道劇座の面白かった方のネタ(神様と青年のコント)をようやく記憶に残せました。もう一つの方は旅館の主人と客のコントに変更されていました。こっちはまあまあかな? ・1回目のステージで黒木純さんと藤沢あきさんのポラを撮りました。2人ともなかなかいいステージだったので、つい3回目にも追加でポラを撮ってしまいました。 ・「おとぎ話」を初日は「小学校の学芸会をそのままストリップにしただけというレベル」と酷評した私なのですが、よく考えるとあえてそれを狙った演出なのかも知れないと思えるところもあります。でも、それじゃ志が低すぎるとは思うんですが。 ・その中で主役格の綾月雪乃ちゃんはいいですねえ。(浦島太郎の演技は「学芸会レベル」の演出と解釈して目を瞑るにして)オナニーベッドの演技が観る度に進歩しているように感じます。順調に成長しているようですね。初日の出来を観て「ファンレターを渡したのは早まったかな?」と悔いかけたのですが、今ではやっぱり私の目ってそれほど節穴でもないじゃん、と自画自賛の気分です(^o^)。 ・今回の知奈樹ちゃんの扱いには大いに不満が残るのですが、彼女の演技には◎をあげてもいい出来です。短い時間ながら竜宮城のシーンでは断然光ってました。ちょっと浮気心もムラムラ。 ・城橋薫ちゃん、デビューからほんの少ししか経ってないんですが、デビュー当初よりはかなり痩せたみたいに見えます。劇場あげてのダイエット作戦が順調に進行しているようですね。その調子です。 ・夢野ひなた&岬ゆうらチームの「エースをねらえ!」、二人ともソロベッドはいい出来なんです。でも、特にひなたちゃんのベッドが出色です。テーマに沿ってラケットを巧みに使ったオナニーベッドもいいんですが、それ以上に彼女の表情の色っぽさ、普段のカワイイ笑顔からは想像も出来ないような女っぽさなのです。ファンであることを忘れてしまいそう。 ・初日から一番印象が変わった(良くなった)のが丘乃愛唯&泉希チームの「マネキン2」。導入部の愛唯ちゃんと泉希ちゃんの絡みは二人のキャラが活かされたいい掛け合いになってます。特に泉希ちゃんは束縛から解き放たれ、体を動かしたくてたまらないお茶目なマネキンという感じがよく表現されています。泉希ちゃんのソロベッドのエンディング、オリジナルの再び動かぬマネキンに戻ってしまい…という件を、自分がマネキンにもう戻らぬことを知り新たな運命に身を投じていく少女、と云ったストーリーに手直ししたことにより、前回感じた不満が解消されるとともに映画『ベーブ』を連想させる爽快感を感じさせる物になったように思えます。愛唯ちゃんのパートは言うことなし、愛唯ちゃんの魅力全開です。照明も愛唯ちゃんのパワーを増幅させるかのような"遊び"を演出していましたが、そこまではTSでは期待できないだろうなあ。けど、この出来ならどこの劇場に出しても恥ずかしくないと思います。 ・日曜日の割にはお客さんがそんなにいなかったからなのでしょう、2回目のステージから道劇新人チームの面々が三々五々客席にやってきて、後ろの方でステージを見学していました。その向学心や善し、です。彼女らの視線はステージに釘付けだろうとは分かっていながら、後ろの彼女らの視線を感じて緊張してしまうのでした(笑)。3回目には愛唯ちゃん、ゆうらちゃん、泉希ちゃんの3人までやってきたので、新人チームに刺激されたかな?と思ったら、後述のコントを見に来ただけでした(笑)。 ・3回目のコントには、ホープ軍団のホープさんが飛び入り参加、ホープさんのアドリブの前には道劇座のリーダー・森さんも形無しですね(^^)。 初日とは違う出来に満足して劇場を後にしました。帰り際、前回受け取り損ねた繭ゑちゃんの手紙を受け取りました。例によってなかなか開封する踏ん切りがつけられず、帰りの夜行特急の中でようやく開封できました。自分の創作ステージに対する気持ちや意気込みなどが綴ってありました。今回の「佐武と市」に関する感想はこれまでに粗方書いてしまったので、今回は感想なしなんですが、藤繭ゑ路線は支持してますからね。 |
来週は4月14日−15日と泊まり掛けで札幌滞在の予定。道劇チームは新人によるチームステージ(「おとぎ話」の続演らしい)と岬ゆうらちゃんだけでちと淋しいね。その分、ゲスト陣は大信田ルイさま、千堂あやかさん、染谷雪乃さん、伊藤舞さん、真帆純さんと久し振りに豪華絢爛という感じ。尊敬する大信田さまのステージを観られる幸せに浸らせてもらおうっと。 |
2001年04月10日 02時48分12秒
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2001年4月1日(日) 祝!道劇2周年 |
2001年4月1日(日) 札幌・ススキノ 「札幌道頓堀劇場」 4月になりました!年度も替わり平成13年度!ウチの職場も機構が変わり今日から新体制で始動します(でも日曜日なので実質上新機構スタートは明日からで今日はごく普通の休日に過ぎないのですが)。そんな、新鮮な1日、昨日に続いての道劇レポートです。 |
なんだかんだで夕べ床に就いたのは、午前3時頃。それでもモーニングコールをセットした7時半の前に既に7時には目が覚めてしまった。自宅では目覚ましを4個もかけながら遅刻魔の異名を欲しいままにしているのに、旅先では枕が合わないのか寝付けません。これで9日連続劇場通いを続ける訳で疲れていると思うんだけどなあ。意外と神経質なのね(苦笑)。朝食を済ませて、早速昨日札幌に向かう電車の中で草稿を作成した藤繭ゑちゃんへの手紙を執筆、今月3日が繭ゑちゃんの誕生日にあたるので、ファンとして祝うなら今日しかないとバースデイカードに添えて渡すつもりのもの、でも昨日あれだけ呻吟しながら書いた割には今読み返すとなんとも冗長で陳腐、全面的に書き直そうか、あるいは誕生日のメッセージだけで済まそうかとも思ったが、現代文の先生に誉められたことのない国語力で今から書き直してこれ以上の出来のものが出来るとは思えず、それにせっかくの労作をこのまま闇に葬るのも忍びなかったので、内容を最近のステージの音楽構成に関する感想に絞り込んで簡潔にまとめてとにかく完成。まあこの程度のボリュームなら繭ゑちゃんも内容のひどさにキレずに読んで下さるでしょう。 ホテルをチェックアウト、札幌駅に移動、コインロッカーに荷物を預けて身軽な体で街へ。昨日はそれほど感じなかったけど、やはり背広一丁ではまだ札幌の街は寒いですね。一応チョッキも着てみたんだけど、足元が冷え冷えしちゃう、東京では必要ないからとコートを持ってこなかったのが、ここでは仇になりましたねえ。そういう理由であまり外にいたくなかったので、ファーストフードでホットコーヒー1杯でしばらく粘った後、大通公園まで身を縮めながら急いで移動して地下街へ、そこで12時頃までウィンドーショッピング、その後ススキノで昼食を摂って、花屋さんで繭ゑちゃんに渡す花束を買って道劇へ、という算段だったのだけれども、地下街のあちこちを冷やかしている内にある店先に飾られているキティーちゃん(牛バージョン)に目が留まり、気付いたら買っていました(^_^;)。キティーちゃんの新製品だったのと(私はキティラーか?)、牛バージョンというのについ2月結の繭ゑ&ひなたチームの「カウガールと牛」を連想して買っちゃったと分析してるんですが、要は私の悪癖・衝動買いです(つくづく私にはウィンドーショッピングは出来ないなあ)。うーん、こんなデカイものを衝動買いしちゃったら、これを繭ゑちゃんのプレゼントにするしかないか…、あくまでも出たとこ勝負な奴ですねえ、我ながら感心します。 昼食を済ませて、開場5分前に道劇に到着、道劇入り口の街路樹に桜が咲いている、狂い咲きか?と思ったら造花でした。従業員さんの洒落たイタズラですね(笑)。指定席をキープしてロビーで時間潰し、昨年4月1日のオープン1周年には入り口からロビーにかけて花がたくさん飾られていたけど、今日は花の類は全然ありませんでした。2周年ともなるとそういうのはもうやらないんですかねえ?ちょっと淋しいなあ。 そういうちょっと淋しい道劇オープン2周年の香盤はこうでした;
ちなみにこれは2回目以降の香盤、1回目は河村−黒木−コント−「おとぎ話」−ひなた&ゆうら−藤沢−愛唯&泉希−繭ゑ&もも、の順でした。藤沢あきさんの道劇入りが遅れたんでしょうね。この日のお客さんの入りは上々かな?1回目を「指定席」で、2回目を下手3列目で、初日特有の踊り子、観客ともに一種の緊張感の漂う中、2香盤を観賞。 感想&コメントです; 河村紀香−先週の上野以来です。道劇では去年8月結以来です。上野とは違う出し物でした。しまった、上野の出し物もっとちゃんと見ておくんだった(悔)。今回の出し物はインド調です。彼女の場合、目の腫れぼったさが気になることがあるのですが、今回は笑顔や衣装でそれをカバーしていたのでそれほど気になりませんでした。 藤沢あき−去年12月中の繭ゑちゃんデビュー1周年記念興行の時以来ですね。出し物は2月結のDX歌舞伎町で観たのと同じような気がしましたが、自信ありません。流麗なステージでした。終始変わらない彼女の眼を感じるとつい見つめられているような気がして緊張してしまいます。不思議な眼をした娘です。 コント道劇座−2つのコントがあったのですが、面白くなかった方の先生と生徒の親のコントしか記憶にありません。なんで面白くない方だけ覚えているんだろう(笑)? 黒木 純−お正月のTS、そして2月結のDX歌舞伎町で観た「エロエロ七変化」の道劇バージョンです。持ち時間が短いせいで構成をアレンジしていましたが、まだ初日ということで少しもたついていました。でもそういうところをお客さんに見せないように振る舞っていたのはさすがですね。最初観たときは「AVみたい」とか「天狗もどきじゃん」などの抵抗感があったベッドも何回か観ていくとそういう枠に捉われない発想から生まれた新鮮感覚のオナニーベッドという感じで観ていました。数多く観ていく内に新しい感性が磨かれる、これぞ常連冥利なのかも知れませんね。ポラを撮影、ちょっと太ったかしら?と思っていたら、サインを頼んだポラで彼女自ら自白していました(^_^)。これじゃ今度来たときには差し入れなしですね(笑)。 「おとぎ話」−今週の道劇新人チームが挑戦する企画ものは「おとぎ話」、桃太郎と浦島太郎をミックスしたお話です。冒頭は「桃太郎」、お爺さん(知奈樹ちゃん)とお婆さん(綾月雪乃ちゃん)が拾った桃を割ってみると、中から出てきたのは桃太郎ならぬ桃娘(城橋薫ちゃん)、ぷっくりした薫ちゃんの体型は妙にこの役にしっくりきますね。桃娘はその辺の竹にお股を擦り付けて初めてのオナニー、薫ちゃんの初めてのオナニーベッドになるのですが、あまり多くを望んではイケマセン、ただ子供が鉄棒や登り棒で初めて感じる妙な気持ちよさを体現したような感じの表情ですからそういうものだと思えばそれなりには納得できます。 いきなりステージに亀(大林シイナちゃん)が登場し、いつの間にかお話は浦島太郎に変わってしまいます。浦島太郎(綾月雪乃ちゃん)を背中に乗せて竜宮城に着いた浦島は鯛や鮃(ヒラメ)や烏賊(イカ)や蝶々魚(梨瑠ちゃん、知奈樹ちゃん、シイナちゃん、薫ちゃん)の舞を眺める浦島、雪乃ちゃんの顔はいかにもウットリ眺めていますという表情で悪くはないのだけれども、もう少し演技して欲しいところです。いつの間にか魚たちの舞はエロティックな様相を呈してきてオナニーベッドへ、と書きたいところなのですが、知奈樹ちゃんとシイナちゃんはオナニーベッド、梨瑠ちゃんはポーズベッドなのです(薫ちゃんはいつの間にか退場しています)。バランスがとれてませんよね。梨瑠ちゃんはオナニーNGなのでしょうか?それともとても人には見せられないような出来なのでしょうか?ベッド自体があっという間に終わってしまうので、それぞれのベッドを論評することは出来ません。魚たちの舞も終わり、竜宮城を去る浦島に玉手箱が贈られます。それを開けると煙に包まれて…浦島太郎は女の子になってしまいます。女の子の姿で村に戻った浦島は、寂しさのあまり独りで自分を慰め、と雪乃ちゃんのオナニーベッドになります。雪乃ちゃんのベッドはそれなりにさまになってます、時間も十分とられてます。彼女の切なそうな表情を楽しめました。そして、全員揃ってのオープンショーへ。 総評;小学校の学芸会をそのままストリップにしただけというレベルです。彼女たちの実力が他の出演者よりも見劣りするのは仕方ないんですから、もう少し構成・演出を凝らして総合的に観賞に堪えうるものにして欲しかったんですが、ちょっとそこまで達していませんね。構成・演出を担当した清水ひとみさんの責任が大きいと思います。今回のステージで得をしているのは、初ソロベッドを披露した城橋薫ちゃんと浦島太郎を演じた綾月雪乃ちゃんだけで、他の3人はその他扱い、いくらなんでもひどいでしょう。演出家なら全員にそれなりの見せ場を用意してやらなきゃ。おとぎ話をストリップにしたのは、去年の遙月ももちゃんの実質デビューステージ「昔話と桜姫」で実績があるのだけれども、その時には大空蘭子さんの「桜姫」という好ステージとセットにすることにより、ももちゃんの技術の拙さをカバーしていた感があったのですが、今回はそれすらないので観ていて辛いです。本来なら、道劇チームの面々とチームを組ませてレベルアップを図るべきだと思うのですが、何分新人の数が多いから、つい新人だけでチームショーをするという楽な選択に走ってしまうのでしょうね。でも、この調子では新人チームの進歩はなかなか進まないんじゃないかなと心配になります。特に梨瑠ちゃん、こんなレベルで本当に来週TSでソロステージ出来るの? 夢野ひなた&岬ゆうら−「エースをねらえ!」です。テニスウェア姿のひなたちゃんとゆうらちゃんです。ゆうらちゃんはお蝶夫人を真似ているのか髪をリボンで束ねています、こういう髪型のゆうらちゃんも可愛いです。となるとひなたちゃんは岡ひろみ?「エースをねらえ」のテーマにのせての二人でのテニス風ダンスの後に、ゆうらちゃんのベッド、そしてひなたちゃんのベッドになります。それぞれのベッドは一定のレベルにありそれぞれ格好良くかつ美しいのですが、残念ながら前半のテニスとの関連を感じさせません。テーマは先々週のプロレスストリップのような「スポーツ&ストリップ」で面白くなる要素を備えていると思うだけに惜しいですね。 丘乃愛唯&泉希−昨年10月頭に公演した「マネキン」のリメイク、噂ではこの出し物を引っ提げて来週TSミュージックに乗り込むとか。ストーリーは前作とほぼ同じです。ダンス好きの少女と生を受けたマネキンの間の束の間の交流を軸に泉希ちゃんと愛唯ちゃんそれぞれのオナニーベッドが演じられます。泉希ちゃんは何やっても可愛いですね。愛唯ちゃんのハードロックダンスを観るのは久し振り、やっぱり格好いいわ。ただ、構成をTS向きにアレンジしているせいか、生を受けたマネキンが再び元の動かぬ人形になってしまうくだりの演出が弱いかな?オリジナルではマネキンに戻った泉希ちゃんを店員姿の(道劇座の)早川さんが担いで運び去ることで表現していたのですが、TSには早川さんはいないからしょうがないのか…。そういう点で云えばオリジナルの方がよかったような気がします。 藤 繭ゑ&遙月もも−先週に続いての「佐武と市捕物帳」の続演、音楽的な面白さ、演劇的な手法の面白さに満ちている作品だと思うので、楽しめました。早川さんの演技を味わう余裕も出来ました。ももちゃんのパートが少し変わったように見えました。 フィナーレ−1回目のフィナーレで繭ゑちゃんになんとかプレゼントと手紙を渡せました。2回目は繭ゑちゃんの誕生日イベントでした。繭ゑちゃんファンのbooさんが上手く盛り上げてくれました。booさんも花束持ってきてたのか、ダブらなくてよかった…と自分のプレゼントのセンスの無さを正当化しているのでした。 |
フーッ、これでようやく9日間にわたるホーム&ロードの観劇旅行のレポートが終わりました。この日記を読みに来てくれる読者が結構多いのを実感してきたので、なるべく早めに書くようにしたのですが、それでも1日分の日記を仕上げるのに3時間程度かかるので、1日に1日分を仕上げるので精一杯、それでも記憶の薄れない内にと連日深夜までかけてなんとか5日遅れで完了させました。疲れました。しばらくは何にもせずに家事に集中したいんですが、明日にはもう札幌行きの夜行列車に乗らねばなりません。いつになったら、我が家の掃除が出来るのだろう。 |
2001年04月07日 02時31分34秒
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